ミニカ
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●仕様変更は、発表なく実施することがあります。なお本仕様は国土交通省届出数値です。 ※1:メーカーオプションでブレーキアシスト付ABSを装着した場合、車両重量はそれぞれプラス10kgとなります。また、メーカーオプションで運転席/助手席SRSエアバッグ+プリテンショナー機構付フロントシートベルトを装着した場合、車両重量はそれぞれプラス20kgとなります。 ※2:燃料消費率は定められた試験条件のもとでの数値です。実際の走行時には、この条件(気象、道路、車両、運転、整備等の状況)が異なってきますので、それに応じて燃料消費率は異なります。 ※3:装備類のメーカーオプション装着により車両重量が702kgを超えた場合、22.0km/L となります。 ※4:装備類のメーカーオプション装着により車両重量が702kgを超えた場合、19.4km/L となります。 ※5:エンジン出力・トルク表示にはネット値とグロス値があります。「ネット」とはエンジンを車両に搭載した状態とほぼ同条件で測定したものであり、「グロス」とはエンジン単体で測定したものです。同じエンジンで測定した場合、「ネット」は「グロス」よりも、約10%程度低い値(自工会調べ)となります。kW(キロワット)、N・m(ニュートンメートル)はSI (国際単位系)に準拠した表示です。 ※6:メーカーオプションでブレーキアシスト付ABS(EBD:電子制御制動力配分装置付)を装着した場合、155/70R13となります。 |
※都合により製品の仕様を予告なく変更する場合があります。
(注:この情報は2008年3月現在のものです)
ミニカ
ミニカとは、英語のminiature car/minicarを略したもの。文字どおり軽で、三菱としてはもっとも小型の乗用車。
初代は1962年10月に登場。360cc時代の軽で、小さいながらも3ボックスの2ドアセダンだった。三菱では既に360ccライトバンを61年4月に発売しており、それを仕立て直して乗用車にした。価格は39万円。当時のメーカー名は新三菱重工業。エンジンは強制空冷2ストローク2気筒だった。駆動方式はFR。64年11月、内外装をマイナーチェンジ。エンジンの潤滑方式を混合式から分離給油式に変えた。66年12月、スタンダードを追加。従来型はデラックスに名称変更。67年5月、エンジンの出力、トルク・アップをはかった。68年9月、マイナーチェンジによって、精悍なブラックマスクになった。10月には、最上級モデル・スーパーデラックスを水冷に改良した。
69年4月に前席ヘッドレスト、シートベルトの装備など安全関係の改善をはかったが、7月にはフルモデルチェンジ、ハッチバックスタイルの2代目に変わり、ミニカ70と呼ぶようになった。エンジンは空冷と水冷の2本立て。基本骨格も従来のラダーフレームからモノコックに変更。10月には豪華装備のハイデラックス、続いて水冷・ツインキャブエンジン搭載のSS、GSSを追加した(いずれも発売は12月から)。ちなみに、70とは、70年代を先取りする近代的なミニカーという意味。
70年10月には、スーパーDxベースの上級モデルGLを追加。同じ月、空冷/水冷エンジンの出力/トルク向上をはかった。ちなみに、前者が30ps/6000rpm・3.7kg-m/5000rpm、後者が34ps/6500rpm・3.8kg-m/6000rpmという数値だった。
71年2月、ファミリーDx発売。5月、スペシャリティといえるクーペのスキッパー(英語で、小意気な船のキャプテンの意)を追加した。9月にはマイナーチェンジを行ってミニカ72へ進化。GLというモデルが4灯ヘッドランプに変わり、スタンダード以外全車水冷エンジンになった。72年9月にはスタンダードも水冷化を完了、廉価版を73と呼んだ。しかし、10月にはすべてのエンジンを2ストロークから4ストロークに変え、車名をF4に改めた。スキッパーはスキッパーⅣになった。F4とはFour Cycle/Fresh/Familyの頭文字で、4ストロークエンジンを積んだまったく新しいタイプのファミリーカーを意味した。
73年10月、シリーズ全車に安全対策を施すとともにグリルまわりを変更。
74年12月、F4のエンジンにバランサーシャフトを追加した。
76年4月、ミニカ5を発売。ボディはF4と同じだったが、前後に大型バンパーを付けた。この年1月から軽自動車の新規格がスタート、エンジン排気量が550ccまでとなったが、三菱では水冷4ストローク2気筒471ccエンジンを暫定的に搭載しての発進となった。
77年6月、トレッド/全幅を100mm拡大したアミ55を発売した。エンジンは水冷4ストローク2気筒の547cc型を全タイプに載せた。車名のアミとはフランス語で友達のこと、55はエンジン排気量からとった名前だった。78年9月にはエンジンを昭和53年排出ガス規制に適合させるため、MCA-JETシステムに切り替えた。80年8月にサンルーフ車、10月に女性仕様車、翌年2月に廉価版のユーティリカを追加した。
81年9月、全長、ホイールベースを延ばすなど大幅な変更を行った。無段変速オートマチック車も設定。名称をアミLと呼ぶようになった。82年12月に高級仕様のCX、83年3月にターボモデルを追加したのち、84年2月にフルモデルチェンジ、FF方式に変わった。プレーンな面で構成したスタイリングは、イタリア人の若手デザイナー、アルト・セッサーノのデザインだった。2ドアと4ドアをそろえ、インタークーラー付きターボ車の設定もあった。85年9月に4WD車(パートタイム)、86年4月に3ドアオープントップ車を投入した。
87年1月、マイナーチェンジで3気筒SOHC・548ccの新エンジンに積み替えた。ターボエンジンや4WD車もあった。2速だったATは3速に進化した。88年1月にはファミリー向け高級車エクシードを追加。
89年1月、フルモデルチェンジ、7代目となった。豊かな膨らみをもつボディはラウンディシェルと呼び、当時の三菱のスタイリング・トレンドに合ったものだった。エコノといっていたバンタイプもミニカに名称を統一。ドア数で5ドアが乗用タイプ、3ドアと左右非対称1:2ドアがバンタイプとなった。駆動方式はFFと4WD。4WDシステムには自社開発の新しいHCU(ハイドロリック・カップリング・ユニット)を導入した。550ターボのダンガン(弾丸)というグレードも誕生した。翌年3月、ダンガンを除き3気筒SOHCとDOHCの657cc・新規格エンジンに積み替えた。全長が100mm延長した分はボディ本体を70mm長くし、ほかは前後バンパーぶんにあてた。このとき、キャビン部分をハイルーフとした多用途車トッポを発売した。8月、ダンガンにも新規格エンジンを採用。
91年5月、5ドアに3車種追加、ダンガンZZにAT車を設定した。
93年9月、フルモデルチェンジ、8代目に変わった。丸みを帯びたスタイリングで、ホイールベースが20mm延び、全高も拡大した。3ドアと5ドアをそろえ、駆動方式はFFと4WDがあった。エンジンが一部4気筒になった。94年10月、運転席SRSエアバッグ、センタードアロック、リヤシェルフを標準装備とする改良を行った。95年11月、全モデルのフロントデザインとリヤバンパーを変え、一部車種のシート地を変更した。96年9月、装備品の採用拡大を実施。
97年1月、レトロ調のタウンビーを追加。ミニカとミニカ・トッポをベースに、それぞれ外観・内装をクラシック調にまとめたモデルだった。車名は街の働き蜂という意味をもち、98年10月の新規格デビューまで生産、販売した。9月、フロントフード、フェンダー、バンパー、そしてテール部分のデザインを変更。10月にはタウンビーに、フロントグリルをメッシュタイプにしたタウンビーⅡ追加。
98年10月、新しい軽規格(全長100mm、全幅80mm拡大)に対応した新型を発売した。気軽に使えるベーシックセダン、をコンセプトとし、エンジンはすべて希薄燃焼型とした。3・5ドアセダンに2WD車(FF)とHCU式フルタイム4WD車を設定。1年後の99年10月に一部改良。2000年1月に、一時消えていたタウンビーのGタイプを出した。11月にマイナーチェンジ実施、ミニカはエコカー、ピスタチオのデザインを踏襲したフロント形状に変わった。タウンビーはボディ同色のヘッドランプベゼルを装着。そのほか、SRS助手席エアバッグ装備、フロントシートプリテンショナーの採用、リヤシートをセパレートから大型アームレスト付き6:4分割ベンチシートに変更した。ヴォイスという新グレード追加。2001年10月にはNAエンジンが良-低排出ガス認定を受けた。
2002年9月、全車のシート地を変更したほか、シートヒーターをメーカーオプションに設定した。ラインアップは3ドア、5ドアのヴォイス、5ドアだけのPj、タウンビーの3タイプ。それぞれ2WDと4WDモデルがある。エンジンはすべて3気筒ECI-MULTI。ミッションは5速MTと3速、4速ATを機種によって使い分ける。12月、ヴォイスをベースに装備内容を簡素化した廉価車PCグレードを追加、2003年1月から販売を開始した。9月、グレード展開の見直しを実施。
三菱・ミニカ
(ミニカ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/25 13:28 UTC 版)
ミニカ(MINICA)は、三菱自動車工業[注釈 1]が生産・販売していた軽自動車である。
注釈
- ^ 1970年5月までは三菱重工業。
- ^ ただしトラックでの場合。バン(のちのカーゴ)の場合は1961年に初代が発売されている。
- ^ ブランド末期のバン最廉価モデル「ライラ」はエアコン・パワステ付きにもかかわらず60万円を切っていた。
- ^ 従来型のミニカ73 / ミニカバンのみ引き続き2サイクルを搭載。
- ^ 2代目ベースのため、車体幅は拡大されていない。
- ^ 但し、商用仕様のために若干ディチューン。
- ^ 後部ドアの開閉方式にセダンのアミLは今までと同じガラスハッチを装備。バンのエコノはバンパー上部から開くテールゲート。
- ^ H型のシフトパターンを採用しており、シフトブーツも装備されていた。
- ^ ミニカターボの登場で三菱は大型トラックから軽自動車までの「フルライン・ターボ」戦略を完成させ、乗用車ではデボネアを除く全車種にターボモデルの設定があった。
- ^ ミニカでは最初で最後の存在、後にエコノにも追加。
- ^ マイナーチェンジでカタログモデルに昇格した。
- ^ 当時賀来は、パジェロでのラリー参戦で三菱に関与していた、夏木陽介の事務所「夏木プロダクション」に所属していた。
- ^ 1984年(昭和59年)にダイハツ・ミラにウォークスルーバンが発売されている。
- ^ エコノのティコMはエアコン付で発売当時の4速MT車で598,000円。
- ^ ミニカ初のパワーウインドウ・集中ドアロックを装備。エンジンは34馬力でエアコンを装備すると110万円程度となった。
- ^ 後に2代目日産・プレセア(前期型)のCMに出演。
- ^ 自然吸気エンジンも有。燃料供給はシングルキャブレターとECIマルチ = 電子式燃料噴射が混在。μ(ミュー)シリーズは全てこのエンジン。
- ^ RVRと同じく助手席側が5ドアタイプ・運転席側が3ドアタイプの非対称ドア配置。
- ^ これにより、2024年1月現在製造されているSUV、トールワゴン等を含む軽乗用車全般において一時ブランド休止した車種(例・スズキ・セルボ、マツダ・キャロル、スバル・R2、ホンダ・ライフ、ホンダ・バモス、ダイハツ・コペン等。不正事件等により生産・販売を停止した車種は含まれない)を除き最も歴史の長い商標トップ10は
スズキ・アルトシリーズ(乗用シリーズとしてはワークスやラパン等の派生・横展開モデルを含め7代34年。商用シリーズを含めると通算9代44年。また2024年現在におけるアルトシリーズの基本形は無印アルトとなる)
ダイハツ・ミラシリーズ(乗用シリーズ全体としてはイース含め通算8代34年(以下、ランクインされているダイハツ車全車(OEM車種含む)は不正事件により現在販売停止中)。貨物車時代を含めると通算9代43年。また2024年現在におけるミラシリーズの基本形はミライースとなる)
スズキ・ワゴンRシリーズ(ワゴンRスマイル等の派生・横展開モデルを含め6代30年。また2024年現在におけるワゴンRシリーズの基本形は無印ワゴンRとなる)
ダイハツ・ムーヴシリーズ(ムーヴキャンバス等の派生・横展開モデルを含め6代28年。また2024年現在におけるムーヴシリーズの基本形は2024年現在は既に販売終了となったがムーヴ全体がブランド休止となった訳ではない。)
スズキ・ジムニー(乗用シリーズとしては3代26年。貨物車時代を含めると通算4代53年)
スバル・プレオ(プレオプラス含め4代25年)
スズキ・エブリイワゴン(乗用シリーズとしては3代24年。商用シリーズを含めると通算6代41年。更に源流となったキャリイバンを含めると通算12代61年)
マツダ・スクラムワゴン(乗用シリーズ単体としては3代24年。商用シリーズを含めると通算5代34年)
三菱・eKシリーズ(eKクロスやekスペース等の派生・横展開を含め4代22年。また2024年現在におけるekシリーズの基本形はekワゴンとなる。ただし、燃費不正事件により約3ヶ月間の販売停止期間あり。)
ダイハツ・タント(4代20年)
番外として、かつては乗用で販売されていたが現在は貨物車として販売している車種
ダイハツ・アトレー(貨物・乗用モデルを合算して6代42年。乗用単体としては2代22年に幕。更に源流となったハイゼットバン(現在はカーゴ)を含めると通算11代63年)
となり、12年以上のリードを保っているミニカの記録は破られていない。
出典
- ^ a b デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第73号21ページより。
- ^ 360cc軽自動車のすべて―'50ー'70年代の軽自動車総集編!. 三栄書房. (2013). pp. 51. ISBN 9784779618963
- ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第21号23ページより。
- ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第33号21ページより。
- ^ 360cc軽自動車のすべて. 三栄書房. (2013). pp. 110. ISBN 9784779618963
- ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第39号21ページより。
- ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第52号25ページより。
- ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第60号23ページより。
- ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第58号23ページより。
- ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第70号21ページより。
- ^ デアゴスティーニ・ジャパン 週刊日本の名車第77号21ページより。
- 1 三菱・ミニカとは
- 2 三菱・ミニカの概要
- 3 2代目(1969年-1972年)A100/101・A100/101V・H-A104/105V・J-A106V型
- 4 3代目(1972年-1977年)A103A・C-A104A型
- 5 4代目(1977年-1984年)A105A/106A・A107A/V型
- 6 5代目(1984年-1989年)H11A/V・H12V・H14A/V・H15A/V型
- 7 6代目(1989年-1993年)H21A/V・H22A/V・H26A/V・H27A/V型
- 8 7代目(1993年-1998年)H31A・H32A/V・H36A・H37A/V型
- 9 8代目(1998年-2011年)H42A/47A・H42V/47V型
- 10 車名の由来
「ミニカ」の例文・使い方・用例・文例
- 連合国軍(オーストリア、ベルギー、ボリビア、ブラジル、カナダ、中国、コロンビア、コスタリカ、キューバ、チェコスロバキア、ドミニカ共和国、エルサルバドル、エチオピア、フランス,ギリシア、ガテマラ、ハイチ、ホンジュラス、インド、イラン、イラク、ルクセンブルグ、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ニカラグア、ノルウエイ、パナマ、フィリピン、ポーランド、南アフリカ、英国、米国、ソビエト連邦、ユーゴスラビア)対枢軸国軍(アルバニア、ブルガリア、フィンランド、ドイツ、ハンガリー、イタリア、日本、ルーマニア、スロバキア、タイ)の1939年から1945年の戦い
- ドミニカ共和国の修道士
- ドミニカ共和国またはその国民の、ドミニカ共和国またはその国民に関する、あるいは、ドミニカ共和国またはその国民に特徴的な
- ドミニカ共和国の人口
- 13世紀にトマス・アクィナスにより考案され、ドミニカ修道会によって教えられる包括的な宗教教義
- ドミニカ共和国の首都で最大の都市
- ドミニカ共和国北部の都市
- ドミニカ島の国
- ドミニカの首都で最大の都市
- ドミニカ共和国の出身者、または、居住者
- スペインの聖職者で、修道会を創立し、その会員はドミニカ人またはブラックフライアーズとして知られるようになった(1170年−1221年頃)
- 細かな羽状の葉が現れる前にたくさんの大きな深紅色の花をつける小さいドミニカ共和国の木
- いくつかの国で使われる少額の通貨単位:エルサルバドル、サントーメ・プリンシペ、ブラジル、アルゼンチン、ボリビア、コロンビア、キューバ、ドミニカ共和国、エクアドル、エルサルバドル、ガテマラ、ボンジュラス、メキシコ、ニカラグア、ペルー、フィリピン、ポルトガル
- ドミニカの通貨の基本単位
- ドミニカ共和国の通貨単位
- ドミニカ共和国の通貨の基本的単位
- サントドミンゴという,ドミニカ共和国の首都
- ドミニカという,西インド諸島にある島
- ドミニカ共和国という国
- ドミニカ国という国
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