ラダーフレーム
フレーム型式のなかでトラック、バス用としてもっとも代表的なもので、左右2本のサイドメンバー(サイドレール、縦通材)を前端から後端にわたって通し、その左右間を複数のクロスメンバー(横材)で結合して、はしごの足掛けのかたちにしたフレーム。単純な形状と構造から曲げ、ねじりの強度計算と実勢値が近似しており、製作も容易である。サイドメンバーは大型プレス機で成形されるが、大型トラック用は平面形状が直線でも、側面形状では応力の低い前後オーバーハング部分は断面形状が絞り込まれている。小型トラック用は車両寸法とレイアウトの制約から、エンジンやサスペンション、リヤボディなどの架装に適するように曲面成形のものが多い。
参照 バックボーンフレーム、ペリメーターフレームラダーフレーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 18:48 UTC 版)
はしご型フレームにボディーを載せた構造で、両者は分離が可能である。エンジン、トランスミッション、サスペンションはフレームに支持されており、フレーム単独での走行も可能で、ボディーはそれらに関する応力は負担しない。フレーム、ボディー共に設計自由度が高く、多様なデザインに対応できる。車体は木骨鋼板張りから全鋼製へと発展している。 開発途上国でトラック用のシャシに現地製の車体を架装したものが多く見られるが、現在の日本国内では主にマイクロバスが採用しており、大型車では旅客用としての需要はほとんど無く、車体全長にわたって屋根のないFUKUOKA OPEN TOP BUSのほか、レントゲン車、馬匹輸送車に見られるのみとなっている。
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