モノコックとは? わかりやすく解説

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モノコック【monocoque】

読み方:ものこっく

自動車航空機胴体などで、外殻部材全体荷重を受けるもの。一体構造


モノコック


モノコック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/02 09:02 UTC 版)

モノコックフランス語monocoque)、モノコック構造(モノコックこうぞう)とは、自動車鉄道車両ミサイル・一部の航空機などの車体・機体構造の一種で、車体・機体の外板に応力を受け持たせる構造のことをいう。応力外皮構造(おうりょくがいひこうぞう)、または張殻構造(はりがらこうぞう)ともいう。


  1. ^ a b モノコックボディ”. 日本の自動車技術330選. 自動車技術会. 2020年5月18日閲覧。
  2. ^ JAL 航空実用事典 胴体構造
  3. ^ 水木新平・櫻井一郎監 『飛行機のしくみ』 ナツメ社、2003年、p66。
  4. ^ 檜垣和夫『インディ500』二玄社、1994年、95頁。ISBN 4544040469 
  5. ^ ただし2018年(平成30年)現在、日本で販売されているバスのうち、ヒュンダイ・ユニバースはモノコック車体を採用している。外国バス最前線!現代自動車「ユニバース」が売れている‼︎ バス観光マガジン


「モノコック」の続きの解説一覧

モノコック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 01:43 UTC 版)

フレーム形式 (自動車)」の記事における「モノコック」の解説

「モノコック」も参照 モノコック:フランス語monocoqueから。モノ(mono)=ひとつの~、コック(coque)=二枚貝の殻・船体の意。 フレームレスボディーの総称米国では「モノコック」は技術用語として使われ自動車ジャーナリズムなど一般には「ユニボディー (unibody) 」の語が使用される1922年発表ランチア・ラムダ最初のモノコック乗用車である。現在ではスポーツカーから低価格車まで、乗用車のほとんどがモノコック構造である。車内大きな空間必要とされるもの適しているため、1940年代にはバスにも普及したが、前述のとおりマルチチューブラーフレーム(スケルトンボディ)に取って代わられた。 捻れ撓み強く補助構造材を必要としないため軽量化図れる。またNVH上で有利なため、燃費乗り心地双方優れている点から、一般的な乗用車全般に向いた構造である。一方で局部的に過大な応力を受けると破断しやすく、その部分だけでなくモノコック全体変形してしまう。モノコックボディ自動車の場合ミリ単位車体全体修正する必要があり、歪んだままだと走行性能悪影響が出る。中古車情報誌中古車売買サイトで「修復歴」または「事故歴」の有無の項目があるのはこのためである。「修復歴」とは「ボディー修正装置」でボディー修正した経歴のことである。自動車構造修復する機械を、従来は「フレーム修正機」と呼んでいたが、現在の乗用車ではモノコックボディー構造主流のため「ボディー修正装置」と呼ぶようになった。 同じ乗用車でもクロスカントリー車がフレームレスボディーではなくラダーフレーム採用しているのは、悪路ボディーヒットした際に歪み走行不能に陥らないようにするためや、重さゆえに渡河流されづらくするためである。ラダーフレームボディ足回りシャシー)が独立しているため、ボディだけならいくらダメージ受けて走行性能影響受けないのである一般自動車では、フロアパン、リアフェンダー、バルクヘッドピラールーフ応力受け持ちフロントフェンダー等は別部品となる。オープンボディーの場合別途補強が必要となる。暴走族によく見られる車両の改造例として、セダンルーフ切り取っただけの「オープンカー」があるが、すぐに使い物にならなくなる。これはルーフ無くなることにより設計時に想定されていない応力発生し、モノコック全体変形して悪影響出てしまうためである。市販オープンカー祝賀パレード用などのセダン改造オープンカーでは応力計算した補強改造がされている。この補強のため、クローズドボディとオープンボディが併売される車種では、ルーフがない分軽いというイメージ反して基本的にオープンボディのほうが車重重くなる。このためホンダ・S2000ダイハツ・コペンのように、モノコックをベースとしつつも限りなく別物に近い構造採用するオープンカー専用設計車も多く存在する。 高い運動エネルギー発生する車種や、静粛性重要な車種では、前後サスペンションは「エンジンメンバー」や「アクスルキャリア」といったサブフレームを介してモノコックに取り付けられることが一般的となりつつある。ただしサスペンション取り付け方法は、車両組立行程都合によって左右される

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モノコック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 04:59 UTC 版)

日産・GT-R LM NISMO」の記事における「モノコック」の解説

モノコックは前後部の幅が細まったボートのような形状をしている。その両脇エアダクト取り付けられフロントから流入した空気ダクト内を通過し、リアディフューザー上部排出される。この構造によりドラッグ削減見込める説明されている。ダクトを通す空間確保するため、左右に張り出した箱型構造物リアサスペンション取り付けられている。

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「モノコック」を含む「日産・GT-R LM NISMO」の記事については、「日産・GT-R LM NISMO」の概要を参照ください。

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