応力とは? わかりやすく解説

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おう‐りょく【応力】


おうりょく 応力

外力作用する部材内部生じ抵抗力内力ともいう。部材の応力には軸向抗力せん断力曲げモーメントがある。
応力
②〔種類〕 *断面対する応力の分布状態による分類  断面に垂直………垂直応力度  断面に平行………せん断応力度 *部材応力による分類。  引張応力………引張応力度  圧縮応力………圧縮応力度  曲げモーメント………曲げ応力度  せん断応力………せん断応力度
応力

応力

部品に加わる力)÷(力の加わる方向での部品断面積)=応力。つまり、単位面積当たりの力のことを言い単位一般的に、N/mm2(kg/mm2)で表す。外力種類引張応力圧縮応力曲げ応力せん断応力等があり、『応力』を『強さ』に置き換えて言う場合もある。

応力 (おうりょく)

 物体内部作用する力。物体内部にある面を想定すると、その面に垂直方向に押した引いたりする力を直応力と、面に平行な方向の力をせん断応力いいます

応力

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 22:53 UTC 版)

応力(おうりょく、ストレス: stress)とは、物体[注 1]の内部に生じる力の大きさや作用方向を表現するために用いられる物理量である。物体の変形破壊などに対する負担の大きさを検討するのに用いられる。


注釈

  1. ^ 連続体などの基礎仮定を満たすものとする。
  2. ^ cosα, cosβ, cosγは方向余弦である。
  3. ^ このことはコーシーの応力原理より導かれる。
  4. ^ モーメントのつり合い条件から対称性が保証されている応力テンソルは真応力テンソル(コーシー応力テンソル)と第2パイオラ・キルヒホッフテンソルのみであり、公称応力テンソル(第1パイオラ・キルヒホッフ応力テンソル)は必ずしも対称とはならない。

出典

  1. ^ 平凡社大百科事典、応力の項、「応力の大きさは単位面積に作用する内力のおおきさにより定義され、これを応力度あるいは応力強さともいうが、一般には応力度のことを単に応力と呼び・・・」第2巻、p.831、平凡社、1984年11月2日 初版
  2. ^ 福井コンピュータ. “応力度”. 建築用語大辞典. ウェブリオ株式会社. 2013年8月12日閲覧。ウェイバックマシンより)
  3. ^ 萩原芳彦 (2007年9月30日). “第5話 応力とは何”. 初学者のための材料力学四方山話. p. 3. 2011年12月25日閲覧。
  4. ^ 計量単位令 別表第一 項番23、応力、「一平方メートルにつき一ニュートンの応力」
  5. ^ 小林英男 & 轟章 2007, p. 29.
  6. ^ 渋谷陽二 2011, p. 66.
  7. ^ 「弾性力学」pp.8-9
  8. ^ 「弾性力学」pp.5-6
  9. ^ 「機械工学辞典」pp.567-568
  10. ^ 中村恒善 編 『建築構造力学 図説・演習Ⅰ』(2版)丸善、1994年、135頁。ISBN 4-621-03965-2 
  11. ^ a b c d e 「弾性力学」pp.10-15
  12. ^ 非線形CAE協会 編 『例題で学ぶ連続体力学』森北出版、2016年、66頁。ISBN 978-4-627-94821-1 
  13. ^ 野田直剛 et al. 1999, p. 18.
  14. ^ 渋谷陽二 2011, p. 34.
  15. ^ 渋谷陽二 2011, pp. 29–31.
  16. ^ 非線形CAE協会 編 『例題で学ぶ連続体力学』森北出版、2016年、70頁。ISBN 978-4-627-94821-1 
  17. ^ 非線形CAE協会 編 『例題で学ぶ連続体力学』森北出版、2016年、71頁。ISBN 978-4-627-94821-1 
  18. ^ a b c 「材料強度」pp.9-12
  19. ^ 大矢根守哉監修 『塑性加工学』(14版)養賢堂、1999年、76頁。ISBN 4-8425-0113-8 



応力

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/09 05:58 UTC 版)

構造計算」の記事における「応力」の解説

構造物のある部材生じる力。軸方向力(軸力)N kNせん断力Qxy kN、Qyz kN曲げモーメントMxy kN⋅m、Myz kN⋅m、ねじりモーメント kN⋅mの計6個の値で表す(3次元の場合)。基本的にすべての部材について、必要な値を計算する

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応力

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/28 10:03 UTC 版)

翼桁」の記事における「応力」の解説

詳細は「航空力学」を参照 翼桁作用する応力としては、以下のようなものがある: 飛行中機体支持する主翼揚力による上向の応力。これらの応力は、セスナ 310英語版)などのように主翼端に燃料搭載することによってある程度相殺することができる。 地上静止している最中に、主翼自体構造、翼内に搭載され燃料およびエンジン主翼搭載されている場合はその重量による下向き曲げ荷重対気速度および慣性による抗力荷重慣性モーメント荷重捻り下げ英語版)による高速度での空気力学効果およびエルロン操作結果として操縦逆転英語版)による翼弦英語版)ひねり荷重。さらに、主翼から吊り下げられエンジン推力変更することにってもひねり荷重増減する。Dボックス構造主翼のねじれを減少するのに有効である。 これらの荷重エクストラ EA-300のような極端な曲技飛行を行う機体では、飛行中急激に反転するので、このような飛行機翼桁大きな荷重倍数にも安全にえられるように設計されている。

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応力

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/20 08:33 UTC 版)

格子欠陥」の記事における「応力」の解説

結晶に応力を発生させる点欠陥発生しやすくなる。さらに大きな応力を加えると点欠陥集合して線欠陥形成し、さらに大きな応力を加えると線欠陥集合して面欠陥形成し、やがて破断する

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応力

出典:『Wiktionary』 (2021/08/18 13:19 UTC 版)

名詞

おうりょく

  1. 外から物体を受けるとき、物体内部で外からの力に抵抗して起こる単位面積当たりの力。記号としては σ でよく表される建築業界では応力度と呼ぶ。

関連語

翻訳


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