慣性モーメントとは?

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かん せいモーメント くわん- [5] 【慣性モーメント】

ある軸の周り回転運動する物体が同じ回転運動を保ち続けようとする回転慣性大きさを表す量。慣性モーメントが大きいほど,回転運動変化を起こさせにくい。回転軸対す物体質量分布によって決まる。慣性能率

慣性モーメント(クルマ)

英語 moment of inertia

ヨーイングピッチングローリングなど、クルマ回転運動対す慣性大きさを示す物理量をいう。通常単位をkg/m2とし、重心まわりの値で示す。クルマ運動にとって、定常状態維持するためには大きいほうが、操縦性制御性からは小さいほうがよく、タイヤサスペンションステアリング能力と適切にバランスしていることが重要である。慣性モーメントは、各部品の質量重心からの距離によって大きさが決まるため、回頭性能の向上を目的部品配置配慮されることもある。計測には2本吊り法や流体軸受けなどの低抵抗回転軸と、ばねで支持された回転台を用い、固有振動数から計算によって求める。計測値は測定装置の慣性モーメントを差し引き重心位置補正される。

参照 ヨー慣性モーメントロール慣性モーメント

慣性モーメント(ステアリング)

英語 interia moment of steering system

ステアリング系の、回転軸まわりの回転運動対す慣性大きさを示す物理量をいう。通常単位をkg/m2とし、ステアリングシャフト軸、またはキングピン軸まわりの回転体換算して等価慣性モーメントとして示す。車輪ステアリングホイール主体だが、ギアレシオ効果後者全体90程度占める。ステアリング系の慣性モーメントが過大であるとハンドルのもどり不良、切りはじめの抵抗感、切り終わりハンドルから動かされるような不快な操舵感となり、滑らかな操舵支障となる。一方過小であるとキックバックなど外乱影響を受けやすい。最近は、エアバッグ装着などで過大になる傾向にあり、一般に低減努力なされる

参照 慣性モーメント(クルマ)

慣性モーメント

英語 inertia moment

回転体質量に相当する物理量のこと。回転中心から距離の2乗にその距離の部分質量を乗じ、積分的に加えたもの。慣性モーメントが大き場合回転加速させるには大きな力が必要になる。フライホイール回転変動少なくするために、慣性モーメントを大きくしている。直線運動における質量加速度の関係を回転運動置き換え場合質量が慣性モーメントになる。また、加速度回転角加速度に相当する。

慣性モーメント

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

慣性モーメント

英語表記moment of inertia

物体構成する各微小部分質量dmとその部分の、ある一定直線からの距離rの二乗との積の総和。I=∫r2dm
工学単位系で用いる場合GD2との関係は重力加速度をgとしGD2/4gで与えられる
当社カタログでは、国際単位系SI)による慣性モーメントは、記号をJ(kg%m2)として表記する。 ?GD2

凡例同義語は⇒、類似語は→、関連語は?で示す。

慣性モーメント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/24 13:28 UTC 版)

慣性モーメント(かんせいモーメント、: moment of inertia)あるいは慣性能率(かんせいのうりつ)、イナーシャ I とは、物体の角運動量 L角速度 ω との間の関係を示す量である。




  1. ^ (ゴールドシュタイン 1983, p. 248) 式(5-2)
  2. ^ (ゴールドシュタイン 1983, p. 254)
  3. ^ (ゴールドシュタイン 1983, p. 255) 式 (5-19)
  4. ^ a b (戸田 1982, pp. 167-175)
  5. ^ 谷腰欣司 『小型モーターのしくみ』 電波新聞社、2004年、24頁。ISBN 4-88554-775-X 
  6. ^ 堀野正俊 『機械力学入門』 理工学社、1990年、97頁。ISBN 4-8445-2253-1 
  7. ^ 谷腰欣司 『小型モータとその使い方』 日刊工業新聞社、1987年、21頁。ISBN 4-526-02147-4 
  8. ^ 電気学会 電気規格調査会 標準規格 『JEC-2130 同期機』 電気書院、2016年、8頁。 
  9. ^ 日本工業標準調査会 『JIS B 0119 水車及びポンプ水車用語』 日本規格協会、2009年 
  10. ^ 電気設備学会編 『電気設備用語辞典』 オーム社、2008年ISBN 978-4-274-20962-8 
  11. ^ モータ技術用語辞典編集委員会編 『モータ技術用語辞典』 日刊工業新聞社、2002年、52頁。ISBN 4-526-05034-2 
  12. ^ 電気用語辞典編集委員会編 『電気用語辞典』 コロナ社、1997年、643頁。ISBN 4-339-00411-1 


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