DOHCとは? わかりやすく解説

ディー‐オー‐エッチ‐シー【DOHC】

読み方:でぃーおーえっちしー

double overhead camshaft》⇒ダブルオーバーヘッドカムシャフト


DOHC(ディーオーエイチシー)

【別称】ダブルオーバーヘッドカムシャフト
スペル】DOHC
ダブルオーバーヘッドカムシャフトという方式バルブ開け閉めするエンジン形式のこと。OHC(SOHCとも呼ぶ)では一本だったカムシャフトが2本あるので“ダブル”。また一般的にOHCではカムシャフトロッカーアームというシーソーのようなパーツを押すことによってバルブ遠隔操作していたが、多くのDOHCは直接バルブを押すため高回転向きで、その分だけパワーを出すことが可能といわれている。OHCエンジンハイパワー化(高回転化)するために考案され機構で、現在、高性能うたわれるモデルのほとんどはDOHCが採用されている。 カムシャフトが2本あることから、ツインカムとも呼ばれている。
DOHC


関連用語アメリカン カムシャフト シングル

DOHC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/20 10:00 UTC 版)

DOHC (ディーオーエィチシー) とは、Double OverHead Camshaft(ダブル・オーバーヘッド・カムシャフト)の略で、レシプロエンジンにおける吸排気弁機構の形式の一つ。


注釈

  1. ^ スポーツ360は諸般の事情により市販には至らなかったものの、後に排気量を531 ccに拡大した同DOHCエンジンを搭載するS500が発売された。
  2. ^ 翌年には排気量を750ccに変更した日本向けモデル750RS(Z2)が登場している。
  3. ^ 点火プラグをシリンダー直上に配置できることも重要な利点である。
  4. ^ カムリビスタを皮切りに、カローラスプリンターコロナカリーナマークIIクラウンスターレットなど。1994年1月以降はカローラバンスプリンターバンなどの一部のガソリンエンジン商用車に搭載するようになった。
  5. ^ 2T-G系などが主力の時代はDOHCと称している。
  6. ^ FJ20系しかDOHCエンジンがなかった時代にはDOHCと称している。
  7. ^ 逆に、各Vバンク上に1本ずつのカムシャフトを持つが、それぞれが吸気または排気専用のカム列を持ち、SOHCを名乗りながらもシリンダー側から見るとDOHCに類似したカムシャフト配置となる狭角V型エンジンのようなケースもある。

出典

  1. ^ a b GP企画センター 1999, p. 55.
  2. ^ 森慶太 (2001年3月29日). “「なぜディーゼルにDOHCが必要なのでしょうか?」”. webCG. 2023年7月20日閲覧。
  3. ^ GP企画センター 1999, p. 59.


「DOHC」の続きの解説一覧

DOHC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/26 07:01 UTC 版)

ホンダ・ZC型エンジン」の記事における「DOHC」の解説

ホンダ・S800生産終了から14年ぶりに復活したDOHCエンジンで、動弁系以外の基本構造EV型及びEW型のものが踏襲された。ボアストローク比はDOHCエンジンとしては異例ロングストローク型で、軽量コンパクトながら中・低速域のトルク高く同機種を搭載したシビックなどがモータースポーツJTCN1耐久など)で活躍した軽量アルミシリンダーブロック採用され本体は、吸・排気バルブそれぞれ2個ずつ設けられタイミングベルト駆動されるカムシャフトにより内側支点スイングアーム介し開閉される。点火プラグ燃焼室天井中央部取付けられている。 PGM-FI仕様基本的なモデルであるが、一部車種シングルキャブレター仕様存在するPGM-FI仕様インテークマニホールドの各気筒ポートインジェクター取付けられマルチポイント式で、インテークマニホールド可変吸気装置装備されているものもある。ES型と同様CVCC採用されておらず、三元触媒採用されたほか、キャブレター仕様では排気2次エアー供給システム装備されている。

※この「DOHC」の解説は、「ホンダ・ZC型エンジン」の解説の一部です。
「DOHC」を含む「ホンダ・ZC型エンジン」の記事については、「ホンダ・ZC型エンジン」の概要を参照ください。


DOHC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/01 10:01 UTC 版)

ホンダ・B型エンジン」の記事における「DOHC」の解説

B18A/B18B/B20A/B21A ZCエンジン基本構造継承した機種で、排気量ZC型と比較して拡大1.8〜2.1L)された。DOHCエンジンとしては異例となるロングストローク型のボアストローク比で、軽量コンパクトながら実用域のトルク高くフォーミュラ3などのモータースポーツ用エンジンとしても転用された。 吸・排気バルブそれぞれ2個ずつのレイアウトで、点火プラグ燃焼室天井中央部配置された。アルミシリンダーブロックには「NDC (New Diecast) 」と呼ばれる高圧鋳造のクローズドデッキ仕様存在するCVデュアルキャブレター(サイドドラフト可変ベンチュリ仕様PGM-FI仕様存在しキャブレター仕様空燃比をより精密に制御するための2次エア導入されている。PGM-FI仕様インテークマニホールドの各気筒ポートインジェクター取付けられマルチポイント式で、インテークマニホールド可変吸気装置装備されているものもある。A型エンジン同様にCVCC採用されておらず、排気ガス浄化のために三元触媒排気2次エアー供給システム採用された。

※この「DOHC」の解説は、「ホンダ・B型エンジン」の解説の一部です。
「DOHC」を含む「ホンダ・B型エンジン」の記事については、「ホンダ・B型エンジン」の概要を参照ください。


DOHC (4連スリーブ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/01 10:01 UTC 版)

ホンダ・B型エンジン」の記事における「DOHC (4連スリーブ)」の解説

B20B CR-Vステップワゴン等に搭載され機種。4連一体構造鋳鉄スリーブシリンダーブロック鋳込まれ、それによってシリンダー間隔広げボア径を拡大することが可能になった。ZC型と同程度大きさながら2.0Lの排気量実現している。

※この「DOHC (4連スリーブ)」の解説は、「ホンダ・B型エンジン」の解説の一部です。
「DOHC (4連スリーブ)」を含む「ホンダ・B型エンジン」の記事については、「ホンダ・B型エンジン」の概要を参照ください。


DOHC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/06 16:37 UTC 版)

ホンダ・H型エンジン」の記事における「DOHC」の解説

H23A アスコットイノーバと、当時提携関係にあったローバーローバー・600用に初期型H22Aベース開発された。 FRMシリンダーライナーやクローズドデッキ構造シリンダーブロック踏襲しストローク伸ばし排気量拡大された。可変慣性吸気システムやツインバランサーシャフトなども装備されたが、搭載車両特性上、高回転化の必要性無かったため、動弁系にはVTEC装着されていない

※この「DOHC」の解説は、「ホンダ・H型エンジン」の解説の一部です。
「DOHC」を含む「ホンダ・H型エンジン」の記事については、「ホンダ・H型エンジン」の概要を参照ください。


DOHC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 20:30 UTC 版)

三菱・6G7型エンジン」の記事における「DOHC」の解説

1989年デボネアVのマイナーチェンジと共に登場。アメリカンテイスト溢れ大排気量NAエンジンは特に北米市場多大な支持得た。高級サルーンであるディアマンテ主力エンジンでもあり、二代目ディアマンテ搭載されエンジンGTOのそれを上回る出力発揮したエンジン形式 V型6気筒 DOHC 24バルブ (吸気2、排気2) 圧縮比 10.0:1 燃料装置 ECI-MULTI 最大出力 225 PS (165 kW) / 6,000 rpm (GTO) 210 PS (150 kW) / 6,000 rpm (デボネアV、シグマ初代ディアマンテ) 230 PS (170 kW) / 6,000 rpm (二代目ディアマンテ) 最大トルク 28.0 kg⋅m (275 N⋅m; 203 lbft) / 4,500 rpm (GTO) 27.5 kg⋅m (270 N⋅m; 199 lbft) / 3,000 rpm (シグマ初代ディアマンテ) 29.2 kg⋅m (286 N⋅m; 211 lbft) / 5,000 rpm (2代目ディアマンテ)

※この「DOHC」の解説は、「三菱・6G7型エンジン」の解説の一部です。
「DOHC」を含む「三菱・6G7型エンジン」の記事については、「三菱・6G7型エンジン」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「DOHC」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



DOHCと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「DOHC」の関連用語

DOHCのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



DOHCのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ヤマハ発動機ヤマハ発動機
COPYRIGHT © 2024 YAMAHA MOTOR CO., LTD. All Rights Reserved.
ヤマハ発動機バイク用語辞典
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのDOHC (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのホンダ・ZC型エンジン (改訂履歴)、ホンダ・B型エンジン (改訂履歴)、ホンダ・H型エンジン (改訂履歴)、三菱・6G7型エンジン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS