燃料供給装置
燃料供給装置の働きは、まず吸入した空気の量に応じて適量の燃料量を供給する計量である。次に燃焼室内において燃えやすい混合気を形成する霧化・微粒化と空気との混合である。さらに冷間中の始動性や運転性、過渡応答時の運転性を確保するための、各種量的時間的燃料供給量の補正、規制排出物をコントロールすることである。ガソリン機関ではキャブレーターと電子制御式燃料供給装置、ディーゼルエンジンでは高圧噴射をべースにした噴射装置が用いられている。
燃料供給装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 06:28 UTC 版)
2007年9月21日に平成18年度排気ガス規制へ適合させるマイナーチェンジでは、カスタムを含む50 ccシリーズ全車でキャブレターからPGM-FI電子制御式燃料噴射装置へ変更を実施しシリーズ初採用となった。また同時にエキゾーストパイプ内に三元触媒を装着した。この結果エンジン型式がAA01EからAA02Eに変更されるとともにクランクケースの黒塗装化を実施した。
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燃料供給装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 22:25 UTC 版)
ガスミキサー LPGを空気と混合してエンジンに送る方式の1つであるガスミキサーは古くから用いられている方式である。ガスミキサー方式の主要構成は燃料遮断弁(英: fuel lock off)、気化・調圧弁(英: pressure regulator / vaporizer)、キャブレター(英: carburator)からなり、燃料遮断弁はエンジン停止中に液体のLPGが流出しないように止める弁機構、気化・調圧弁はLPGを気化させて、一定圧力に保つ装置、キャブレターはエンジンへの吸入空気の流量に応じてLPGを混合する装置である。気化の際の蒸発熱(気化熱)を与えるために、気化器には冷却水流路を設けられ、エンジンの廃熱を利用して温められている。後述の電子制御された方式と比較すると運転状況に即した燃料供給の精度が低く、燃費や出力の点で不利である。ただし、インジェクション化前でもキャブレター部分を電子制御化した電子制御ガスミキサーを組み合わせたものは存在していた。 ガス・インジェクション ガソリンエンジンと同様に、マルチポイントインジェクションを採用することでガスミキサーと比較して性能向上が図られている。 LPGを液状のまま噴射する液体噴射方式(LPI)と、LPGを一度液体から気化させる気体噴射方式(VPI)がある。液体噴射は、シリンダー内で気化する際の膨張圧力を出力として利用できる点や、蒸発潜熱によって吸入空気が冷却されて空気密度が高くなり、燃焼効率が向上する点が利点である。気体噴射では、タンクから送り出されたLPGをベーパライザーと呼ばれる装置で冷却水の熱を利用して温めて強制的に気化させ、インジェクターで噴射する。 なお、インジェクションのためのポンプもボンベの付属品(ボンベに内蔵)となっているため、容器内のガス圧力が高くなっている。それゆえ簡易スタンド等ガスに強い圧力がかけられない設備からは充填できなかったり、ガス容器検査時には別途気密試験が必要となり容器検査のコストがガスミキサー式のものよりかかるという欠点もある。 イタリアのロバート、AG、日本のニッキが開発している。液体噴射ではオランダ・ヴィアレ社と韓国モトニック社、日本の愛三工業が開発している。 液体噴射方式(LPI)の主要サプライヤーとして次の各社が挙げられる。オランダ・ヴィアーレ(市販中) 日本・トヨタ(愛三工業による部品供給)1TR-FPEエンジン他(市販中)・ニッキ (開発中) 韓国・モトニック(ヒュンダイ・キアOEM向け、レトロフィット部品市販中) 気体噴射方式(VPI)の主要サプライヤーとしては次の各社が挙げられる。オランダ・ネカム(現TeleflexGFI)(市販中・ボルボOEM採用ボルボ代替燃料車サイト) 日本・ニッキ(市販中) 韓国・ハナエンジニアリング・日本ディーラー.ハナエンジニアリングジャパンLPG・CNGインジェクションシステム、DDF(ディーゼル)市販中
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