レーシングラグーン 概要

レーシングラグーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/26 16:13 UTC 版)

概要

自動車を題材としたレースゲームではあるが、公式の解説にもあるように、一般的なコンピュータRPGの戦闘をレースに、魔法や装備の強化を車の改造に置き換えた作品ともされる[1]

1999年の横浜市をモデルとした架空都市「YOKOHAMA」を舞台に、10年前から語り草になっている「横浜最速伝説」を巡って主に夜の街で繰り広げられる、走り屋たちの奇想天外な物語が展開される。

プレイヤーは3Dポリゴンで表現されたフィールド(俯瞰視点のマップ)を自由に移動し、バトル(レース)やイベントをこなしながらストーリーを進めて行くことになるが、仲間の死や巨大企業による陰謀を描いた非常にシリアスな内容ながら、ファンの間で「ラグーン語[2]」と呼ばれている独特のセリフ回しや、3DCGによる妙に体格の良い奇抜なデザインのキャラクターなどから、一般的にはバカゲーと評されている[3]

車体の挙動が敏感であり、ハンドルを軽く切ったつもりでも車体がかなりのオーバーアクションを起こす。もっとも、上記のようなセリフ回しと共にストーリー展開を堪能することが本作の醍醐味とされており、ゲームライターの中にはレーシングの要素を「脇役」と断じる声もある[3]

また本作はPocketStationにも対応しており、セーブした車をゲーム内に登場させ対戦することができる(バトルに勝てば、後述するユニットやパーツを奪うことも可能)。ただし、プレイヤーが作成した車をゲーム内に登場させるには、赤外線通信によって転送されたデータが必要になるため、PocketStationを2台用意しなければならない。


  1. ^ レーシングラグーン - スクウェア・エニックス
  2. ^ 英単語・ローマ字表記および三点リーダーを多用した自己陶酔感あふれる詩的な文章表現
  3. ^ a b c 株式会社QBQ 編 『プレイステーションクソゲー番付』マイウェイ出版発行、2018年。ISBN 9784865118346 p16
  4. ^ バトルの勝敗に関係なく、装備中の各ユニットに対して1ポイントの経験値が加算される。
  5. ^ ボディユニットから内装を取り外すという意味ではなく、「内装軽量化(B-Diet)」というパーツ化されたものを装備することで軽量化を行う。
  6. ^ このエアロは藤沢専用であり、プレイヤーマシンに装着することはできない。
  7. ^ ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルと思われる建物の周辺にある架空の複合コーナーで、YOKOHAMA随一のナンパスポット。
  8. ^ シーン内では86-Levになっている。
  9. ^ 台詞の一部は熊本弁鹿児島弁が混ざっている。
  10. ^ 専用のボディユニットは存在しないが、特定のユニットやパーツを組み合わせることで再現可能。
  11. ^ 2.0Lの1G-FE型エンジンは前期仕様のままだが、ボディは後期(テールランプのデザインから判別可能)の純正フルエアロ仕様である。姉妹車のDark2も同一仕様。
  12. ^ 初期型に搭載されるCA18DET型エンジンや、北米仕様の240SXに搭載されるKA24DE型エンジンなども収録されている。
  13. ^ オープニングおよびエンディングに登場するモデルは初期型だが、ゲーム本編に収録されているモデルは最終型である(フロントバンパーの形状から判別可能)。
  14. ^ NA2型に搭載されるC32B型エンジンも収録されている。
  15. ^ 1999年1月に登場した5型に搭載される280PS仕様のエンジンも収録されている。
  16. ^ MR1600同様、専用のボディユニットは存在しないが、特定のユニットやパーツを組み合わせることで再現できる。
  17. ^ 1998年に発売された限定モデル「22B」に搭載されるEJ22型エンジンも収録されている。
  18. ^ 1990年に発売された限定モデルではなく、翌1991年に登場したカタログモデルである。
  19. ^ 輸出仕様に準拠した380PSという最高出力である点(欧州仕様のメーカー公称値は390PS)、反射板が取り付けられていない点(北米仕様ではボディの前後左右に取り付けられている)、サイドミラーが両側のAピラーの根元という標準的な位置に取り付けられている点(初期型では運転席側のみのAピラー中間に取り付けられている)、以上3点の条件に合致する仕様は、中期型以降の日本向けモデルのみである。
  20. ^ エアロパーツの装着でLP400S仕様になる。
  21. ^ この型式の車両は実際には横浜市営バスに導入されていない
  22. ^ プロモーション用として実際に製作されたが、富士スピードウェイでの事故により大破したため、現存していない。
  23. ^ N1耐久(現スーパー耐久)レース向けに開発された200PS仕様のSR16VE型エンジンも収録されている。






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