クランク (道路)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/17 21:16 UTC 版)
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クランクとは、直角の狭いカーブが二つ交互に繋がっている道路形状のこと。桝形道路(ますがたどうろ)などとも呼ばれる。
また、狭路の一種で、技能検定や修了検定で必ず検査される課題の一つでもある。狭い道路を、車両感覚を捉えたり、視野を上手にとったりしながら、適切な進路と速度を選んで通行できるようにするのが目的。
自動車教習所・練習路のクランク
四輪
教習生が苦労する項目で、深く入り過ぎたり、速度が速すぎたり、ハンドルを回し足りなかったりすると、外側前輪を乗り上げてしまい脱輪させてしまう。逆に、ハンドルを回すタイミングが早かったり、ハンドルを回し過ぎたり、曲がる方向に寄せ過ぎたり(内輪差を考えなかったり)すると、内側後輪を乗り上げてしまいやはり脱輪させてしまう。また、路外にパイロンやポールが立ててある場合は接触にも注意しなければならない。脱輪をしたり、しそうになったりした場合には、切り返しをする必要がある。
- 前輪(外側)が通れない場合
- 後方確認をする
- ハンドルを反対側に回しながらバックする
- 安全な間隔がとれたらハンドルを再び元の方向に戻し、安全な間隔を保ちながら通過する
- 後輪(内側)が通れない場合
- 後方確認をする
- ハンドルを回さずにそのままバックする
- ある程度バックしたら道路と平行になるようにハンドルを戻し、更に少し余分にバックする
- 安全な間隔がとれたら、内側に適切な間隔を取りながら前進する
脱輪したのにもかかわらず、上記の措置を怠った(そのまま進んだ)場合は、検定中止(不合格)となる。 また、切り返しをするにも限度があり、1回だけの切り返しは減点はないが、2回目以降は1回につき5点ずつ減点され、 4回切り返しをしてしまうと、検定中止(不合格)となる。
二輪
コース内に建ててあるパイロンに接触せず通過することが求められる。
- 低速で走行することが求められるためMT車では車体を安定させるためニーグリップをして二速で走行し、半クラッチおよび後ブレーキ、AT車では後ブレーキを使用して速度を調整する。
- 目線をタイヤ付近にしていると車体が不安定になりやすいため、常に先の障害物を見るようにして走行する。
- 内輪差での接触を防ぐため、できるだけ外側に走行ラインを寄せて曲がる。
- コース内での転倒、パイロン接触、バック操作は検定中止となる。足つきは減点される。
参考文献
- MT車AT車運転教本(平成15年11月)より第一段階~教習項目11:平尾出版株式会社:日本自動車出版協会
関連項目
「クランク (道路)」の例文・使い方・用例・文例
- クランクを巻きなさい
- 来月、この町を舞台にした映画の撮影がクランクインする。
- 映画撮影はクランクアップするまで誰も気が抜けない。
- 彼は手回しクランクを回転させてモーターを作動させた。
- 撮影は3日間でクランクアップします。
- 彼はクランクに回転をかけた
- クランクの形に曲がる
- クランクで締める
- クランクで回転する
- クランクを回転させてスタートさせる
- エンジンのクランクを回す
- 回すためのクランクハンドルとボーリングをするための刃を固定するソケットの付いた大工の道具
- ブレースとソケット頭のように形づくられるレンチ(ハンドルをクランクのような形状を持つ)
- クランクシャフト用部屋
- クランクはエンジンを始動させたものだった
- クランク(または運転)によって、駆動する回転軸
- クランク形ハンドルのついたレンチ
- ラジエータへ空気を送るファンを駆動するクランク軸によって動かされるベルト
- 中央のクランクケースの周囲に放射状に配列されたシリンダーのある内燃機関
- クランクシャフトがシリンダー内で上下に動くピストンによって回転させられる内燃機関
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