電撃王
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電撃王 | |
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Dengeki-Oh | |
ジャンル | パソコン雑誌・ゲーム雑誌 |
刊行頻度 | 月刊 |
発売国 | ![]() |
言語 | 日本語 |
出版社 | メディアワークス |
刊行期間 |
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姉妹誌 | コミック電撃王 (付録) → コミック電撃大王 (増刊) 、電撃アドベンチャーズ、電撃姫、電撃「マ)王 |
『電撃王』(でんげきおう)は、メディアワークス(現アスキー・メディアワークス)発行のゲーム雑誌。
1992年に角川書店から独立してメディアワークスを立ち上げた元『コンプティーク』編集者により、1993年1月8日に電撃シリーズの月刊パソコンゲーム雑誌として創刊[1]。売り文句は「読めばシ・ビ・レ・ル パソコンゲームマガジン」で、創刊号には100頁もの漫画小冊子『電撃玉』が付録として付けられた。当初はA4判変型という珍しい判型を採用し、「ゲーム雑誌最大の判型」を特徴としていた。
角川の分裂騒動による集団移籍劇であったため、水野良・中村うさぎ・押井守・安田均・黒田幸弘・中野豪・中村博文・うたたねひろゆき・深沢美潮・松枝蔵人といった、それまで『コンプティーク』に関わっていた記者・絵師・漫画家・小説家のほとんどが同時に場を移した[2]。また、『コンプティーク』で人気があった読者参加型ゲームの連載も同様に行われ、『クリス・クロス』などが世に出ることとなった。
2001年、アダルトゲーム主体の『電撃姫』が本誌から独立。以降は非アダルト系のパソコンゲーム市場が衰退傾向となったこともあり、岡本吉起の連載コラムを始めとするゲームクリエイターに焦点を当てた記事や業界人向けの情報へ誌面を移行させる。
2003年2月号より雑誌名を『DENGEKI GAMES』(デンゲキゲームズ)へ変更してリニューアル。変更最初となった号は「誕生号」と称した。
2004年3月号をもって一旦休刊。総合誌としての役割の一部は『電撃「マ)王』が受け継いだ。その後、プレイステーション3とWiiの発売に合わせて2006年12月1日に『電撃王』の表題で一度のみ復刊した。
2009年7月に休刊した『電撃DS&Wii』の編集体制を継承し、姉妹誌『電撃PlayStation』のスタッフも参加して、同年9月に本誌が一時使用していた雑誌名を継承する形で『電撃ゲームス』が新たに創刊されたが、これも2011年のVol.21をもって再び休刊した。
脚注
関連項目
外部リンク
電撃王
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『電撃王』1993年3月号(創刊第2号)での予告を経て、1993年4月号から1994年10月号まで偶数月号に隔月掲載された。なお、奇数月号の掲載企画は「ゲートガーディアン」である。 本作は『コンプティーク』(角川書店)で連載されていた読者参加型ゲーム「ロボクラッシュ」の流れを汲む企画である。プレイヤーは「バトルビースト」と呼ばれる生物のDNAを組み込んだ戦闘兵器のパーツを揃え、自機をチューニングして互いに戦う。大会は全てトーナメント形式で行われ、決勝戦は募集から2か月後の号にリプレイが掲載された。 ストーリー 超コンピュータ「ブレインコア」に生物の因子(ジーン)を組み込むことで誕生する戦闘兵器、バトルビースト。その力は「巨人たちの戦争」と呼ばれる宇宙戦争で存分に発揮され、結果として銀河は荒廃してしまった。現状を憂えたBUTY(ボード・オブ・ウルティメイト・テクノロジー)の長官ベル・チャンドラー女史は、バトルビーストの戦いを健全なスポーツに変えるため、銀河をまたにかけたトーナメント「ハイパーウォーズ」の開催を呼びかけた。 システム プレイヤーは『電撃王』誌面から応募用紙を切り取り、バトルビーストの能力や行動を記入して封書で送付することで参加できる。項目がいくつもあるうえに選択肢の内容も多岐に渡るため、非常に複雑な設定を要する。基本設定 : バトルビーストの素体と、そこに組み込む因子(ジーン)を決める。どちらも15種類以上用意されている。 追加装備 : ブレイン・フレーム・マッスル・アーマー・センサリーの5項目を決める。選択肢はいずれも8種類以上ある。さらに数十種類の中からウェポン(武器)を選ぶ。これらは任意の選択であり、素体のままの出撃も一応は可能である。 人員 : 搭乗者である「マスター」、ビーストの意識である「ブレインコア」、運用のためのスタッフの能力を設定する。 行動 : 地形ごとの対応、索敵行動の内容、実際のオペレーション(戦闘行動)を決める。 チーム : 第2回より、参加者の有志によるチーム編成が可能になった。連載を通じて公認されたチーム数は約100にのぼる。有力なチームに参加すれば勝ち抜きやすくなるが、チーム独自の規則に従わなくてはならないという制限も生じる。 スタッフ 文 : 阿須貞明 イラスト : 希有馬(井上純弌)、井上元博
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