日産・QDエンジン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/17 10:09 UTC 版)
日産・QDエンジンとは、日産自動車によって1990年代後半 - 2000年代半ばまで生産されていた、直列4気筒のOHVディーゼルエンジンである。排気量は3200ccのみで、日本国内の新基準自動車排出ガス規制への対応が難しく、粒子状物質(黒煙)の排出も多かったTDエンジン[注釈 1]の後継(主にTD27系)としてTDエンジンから派生した。そのためTDエンジンとの共通点が多い[注釈 2]。
- ^ NOxの生成を抑えるため、燃料の噴射量を多くしていた。
- ^ TDエンジンも海外向けに並行して生産が継続されていた。2024年現在は三菱ロジネクスト(以下、三菱ロ)系列のグローバルコンポーネントテクノロジー株式会社(以下、GCT)鴻巣工場にてフォークリフト向けTD27/TD42エンジンと並行して生産中。GCT鴻巣工場の前身は旧・UDトラックス株式会社鴻巣工場。2014年、UDトラックス株式会社より譲受。
- ^ 日産自動車フォークリフト事業部→日産フォークリフト(日産自動車より分社)→ユニキャリア社統合を経て現社名。
- ^ 2024年現在GCT社で生産されているのはQDエンジン系列としてはQD32のみ。
- ^ 硫黄の含有量が2003年から50ppm、2007年から10ppm以下に定められた。
- ^ 走行中にエンジンが停止した場合はステアリングのパワーアシストやブレーキブースターも失効する。
- 1 日産・QDエンジンとは
- 2 日産・QDエンジンの概要
- 3 参考文献
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