マメ科 下位分類

マメ科

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/27 04:16 UTC 版)

下位分類

広義のマメ科は、74519500を含むとも[2]、650属12000種であるとも[3]される大きな科である。

花の形態により伝統的にマメ亜科ジャケツイバラ亜科ネムノキ亜科の3亜科に大別されてきた(新エングラー体系など)。クロンキスト体系ではそれらを科にしてマメ科を3科に分割し、それら3科(すなわち、従来のあるいは現在のマメ科)の属する目としてマメ目を立てた。しかしいずれも、系統的な分類ではない。APGは広義のマメ科を採用している[1][4]

分子系統によれば、従来のジャケツイバラ亜科はマメ科の中で基底的な側系統群である[5][6]。特に、ネムノキ亜科がきわめて派生的な位置にあるため、系統的な亜科分類では、ジャケツイバラ亜科はジャケツイバラ連 Caesalpinieae とカワラケツメイ連 Cassieae のそれぞれ一部(ジャケツイバラ属 Caesalpinia ・ナンバンサイカチ属 Cassia など)からなるコンパクトな単系統に限定される[2]。ただし、それ以外の群の新たな亜科分類は提唱されていない。

マメ科

[C] 広義のデタリウム連 DetarieaeAmherstieae を含む)

[C] ハナズオウ連 Cercideae

[C] Duparquetia (カワラケツメイ連)

[C] 広義の Dialiinae (カワラケツメイ連)

[F] マメ亜科

[?] Umtiza など

[C] 狭義のジャケツイバラ亜科 (ジャケツイバラ連の一部・カワラケツメイ連の一部)

[M] Dinizia (オジギソウ連)

[C] DimorphandraMora (ジャケツイバラ連)

[C] ArapatiellaPeltophorum など (ジャケツイバラ連)

[C] MoldenhaweraDiptychandra (ジャケツイバラ連)

[C] Erythrophleum (ジャケツイバラ連)

[M] ネムノキ亜科の大半

[C] ジャケツイバラ亜科 Caesalpinioideae
花は左右相称であるがマメ亜科のように特殊化していない。サイカチセンナジャケツイバラなど。ハナズオウハカマカズラなどは系統的には含まれない[2]
[M] ネムノキ亜科 Mimosoideae
花は放射相称、花弁は小さく(雄しべが目立つ)、多数の花からなる花序を作る。ネムノキオジギソウアカシア(ミモザ)など。
[F] マメ亜科Faboideae または 代替名 Papilionoideae)
最大の亜科、特徴的な花の形態を有する。

  1. ^ a b c APG II (2003)
  2. ^ a b c Stevens, P. F. (2001 onwards). “Fabaceae”. Angiosperm Phylogeny Website Version 12, July 2012 [and more or less continuously updated since]. 2012年8月20日閲覧。
  3. ^ Watson, L., and Dallwitz, M.J. (1992 onwards). “Leguminosae Juss.”. The families of flowering plants: descriptions, illustrations, identification, and information retrieval. Version: 18th May 2012. 2012年8月20日閲覧。
  4. ^ APG III (2009)
  5. ^ Bruneau, Anne; Forest; Herendeen, Patrick S.; Klitgaard, Bente B.; Lewis, Gwilym P. (2001), “Phylogenetic Relationships in the Caesalpinioideae (Leguminosae) as Inferred from Chloroplast trnL Intron Sequences”, Systematic Botany 26 (3): 487-514 
  6. ^ Cardoso, D.; Pennington, R.T.; de Queiroz, L.P.; Boatwright, J.S.; Van Wykd, B.-E.; Wojciechowskie, M.F3; Lavin, M. (2013). “Reconstructing the deep-branching relationships of the papilionoid legumes”. S. Afr. J. Bot. 89: 58–75. doi:10.1016/j.sajb.2013.05.001. http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0254629913002585. 






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