ハブソウとは? わかりやすく解説

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はぶ‐そう〔‐サウ〕【波布草】

読み方:はぶそう

マメ科一年草。高さ約1メートル達し羽状複葉。夏、黄色の5弁花を開き円柱状の豆果ができる。種子緑色円盤状をなす。熱帯産し日本には江戸時代渡来種子緩下薬黄色染料用い、また炒(い)ってはぶ茶にする。


ハブソウ

ハブソウ
科名 マメ科
別名: -
生薬名: ボウコウナン望江南
漢字表記 波布草
原産 -
用途 本来のハブ茶は、ハブソウの種子煎じたものです。今では、栽培がしやすく収量が多いエビスグサ種子を、ハブ茶として取り扱うようになりました
学名: Cassia occidentalis L.
   

波布草

読み方:ハブソウ(habusou)

マメ科一年草薬用植物

学名 Cassia occidentalis


ハブソウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/07 04:41 UTC 版)

ハブソウ
ハブソウ
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
: マメ目 Fabales
: マメ科 Fabaceae
亜科 : ジャケツイバラ亜科 Caesalpinioideae
: センナ属 Senna
学名
Senna occidentalis
(L.) Link (1831)
シノニム

Cassia occidentalis L.
C. torosa auct. non Cav.

和名
ハブソウ

ハブソウ(波布草、槐葉柄[1]Senna occidentalis)は、マメ科ジャケツイバラ亜科[2]センナ属の一年草。原産地は、アメリカ合衆国南部から熱帯アメリカにかけて。日本には江戸時代に毒虫や毒蛇、とくにハブに咬まれたときの民間薬として導入されたために、この名前がある。現在、南西諸島小笠原諸島では、帰化植物となっている。

特徴

茎は直立して草丈60-120cmくらいになり、全草無毛である。葉は、8〜12枚の小葉からなる羽状複葉で、この葉が、虫や蛇の毒を緩和するとされる。花は夏に、茎の先の方の葉腋から総状花序を出し、一つの花序に数輪の黄色い花が咲く。花はマメ科特有の蝶形花ではなく、いびつな五弁花である。その後に、幅数ミリ、長さ10cmくらいの平たいさやができる。

漢名は望江南(ぼうこうなん)というが、比較的新しい渡来種のため、漢方薬に配剤されることはない。この種子を炒ったものを、「ハブ茶」というが、現在健康食品として売られているものは、同属で別種のエビスグサの種子、漢方名決明子(けつめいし)である。

同属で別種のエビスグサよりも葉先がとがる。鞘の付き方もエビスグサは湾曲して垂れ下がるのに対し、ハブソウは水平よりも上を向く。などの点で区別できる。

ハブソウは、花が比較的大きく、美しいので、切り花用に栽培されることもある。

脚注

  1. ^ 『日本難訓難語大辞典』遊子館、2007年。 
  2. ^ クロンキスト体系ではジャケツイバラ科とする。


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