代用品の「ハブ茶」として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/13 10:51 UTC 版)
「エビスグサ」の記事における「代用品の「ハブ茶」として」の解説
「決明子」は「ハブ茶」の通称で知られている。もっとも、本来の「ハブ茶」と言う物は、同属の植物であるハブソウの種子で「望江南(ボウコウナン)」と呼ばれる物を炒って、その成分を水で抽出した物を指した。しかし、ハブソウの種子は収穫量が悪いために、エビスグサの種子を代用品としたのが、そのまま「ハブ茶」として残った形である。 飲用法の例としては、1日量として5 gから10 g程度の「ハブ茶」を、約400 mLの湯で30分ほど煎じた、煎じ汁を飲むという方法が有る。 日本では炒った種子に、お湯を注ぎ、少し蒸らす方法で成分を抽出した後、抽出後の種子を濾して除き、液体の部分だけが飲まれる。また、予め種子を焙煎してある市販品の「ハブ茶」や、ドクダミ・ハトムギなどと混合して売られている場合もある。 中華人民共和国や大韓民国では、生の種子を煎じて飲まれるが、少々不快な青臭い匂いと、苦味やえぐ味がある。このため、お茶のように飲用するには、種子が弾け飛ばないように鍋などに蓋をして、生の種子を炒る下処理を行った方が、味や風味が良くなり飲み易くなる。
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