病害虫の予防効果が期待できる植物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 00:37 UTC 版)
「コンパニオンプランツ」の記事における「病害虫の予防効果が期待できる植物」の解説
予防方法としては、(1)蜜源で益虫を呼び寄せる。(2)害虫の天敵をおびき寄せる匂いを出す。(3)害虫をおびき寄せやすい捕獲作物(英語版)を植えて、集まってきたところで対処する。 以下の植物に関しては、コンパニオンプランツとしての効果がはっきり示されていない例が多く含まれており注意が必要である。 クロタラリア別名コブトリ草。根こぶ病を予防する。 ルリジサミツバチなどを呼び寄せ、受粉を助ける。 ナスタチウム(キンレンカ)センチュウやコナジラミ、アブラムシ、アリを遠ざける。 ネギ類(ネギ、ニラ、チャイブ、ニンニク、ノビル、ギョウジャニンニク、園芸アリウム、タマネギなどAPGⅢ以降の分類でヒガンバナ科ネギ亜科ネギ属に分類されている植物)ウリ科のつる割病や立枯れ病などを防ぐ。ナス科の連作障害の主要因である病原菌を防ぐ効果もあると言われている。 セロリモンシロチョウを近寄りにくくする。 バジルコナジラミやアブラムシを遠ざける。 マリーゴールドコナジラミやセンチュウを遠ざける。 ミントアブラムシやケムシを遠ざける。 エビスグサネグサレセンチュウ(キタネグサレ、ナミイシュク、ユミハリセンチュウなど)を駆除する。マメ科特有の根粒による土壌改善効果や土中の硬盤を粉砕することによる土壌改善効果も持つ。 ハブソウ上記エビスグサと同属の近縁種。サツマイモネコブセンチュウ、キタネグサレセンチュウに対する防除効果がある。 コブトリソウネコブセンチュウを駆除する。 タヌキマメネコブセンチュウを駆除する。マメ科特有の根粒による土壌改善効果ももつ。 エンバク類ネグサレセンチュウを駆除する。緑肥作物として、土壌改善効果ももつ。 ギニアグラスネコブセンチュウを駆除する。
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