病害抵抗反応とは? わかりやすく解説

病害抵抗反応

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/06 18:13 UTC 版)

エリシター」の記事における「病害抵抗反応」の解説

詳細は「ファイトアレキシン」および「感染特異的タンパク質」を参照 病原菌感染が重い場合は、エリシター引き金として過敏細胞死呼ばれるプログラム細胞死引き起こして感染細胞自殺させ、感染の拡大を防ぐ。タバコ細胞疫病(Phytophthora cryptogea)が分泌するクリプトゲイン(Cryptogein)というタンパク質加えると過敏細胞死が起こることが知られている。 植物培養細胞においてウイルスおよび病原菌感染での感染特異的タンパク質であるキチナーゼ誘導知られている。エリシターとなる物質植物ホルモンであるエチレンホルモン様物質であるサリチル酸植物の構成多糖類であるペクチン酸、昆虫外骨格病原菌細胞壁構成成分であるキチン・キトサンおよびそれらのオリゴ糖細胞壁断片であるリポ多糖、さらに重金属塩化水銀硝酸銀キチナーゼ誘導引き起こすことが知られている。植物キチナーゼ病原菌細胞壁昆虫外骨格構成するキチン分解することが推測され生体防御反応関与していると考えられる

※この「病害抵抗反応」の解説は、「エリシター」の解説の一部です。
「病害抵抗反応」を含む「エリシター」の記事については、「エリシター」の概要を参照ください。

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