rogue
「rogue」とは・「rogue」の意味
「rogue」は英語で、不正行為を行う人や反社会的な行動を取る人物を指す言葉である。また、一般的には、悪党や悪漢といった意味で用いられることが多い。さらに、動物の世界では、群れから離れて単独で行動する個体を「rogue」と呼ぶこともある。「rogue」の発音・読み方
「rogue」の発音は、IPA表記ではアメリカ英語だと /róʊg/、イギリス英語では /rˈəʊg/ となる。日本語では、「ローグ」と読むことが一般的である。「rogue」の語源・由来
「rogue」の語源は、16世紀の中期英語で、浮浪者や強欲な乞食を意味する「roger」という言葉に由来する。その後、時代とともに意味が変化し、現在のような悪党や悪漢を指す言葉となった。「rogue」の類語
「rogue」の類語には、villain(悪党)、scoundrel(悪漢)、rascal(ごろつき)、miscreant(悪人)などがある。これらの言葉は、それぞれ微妙なニュアンスの違いがあるものの、悪行を働く人物を指す言葉として使われる。「rogue」を含む用語・関連する用語
「rogue 奥野敦士」とは
「rogue 奥野敦士」は、日本のファッションデザイナーである奥野敦士が手掛けるブランド「rogue」に関連する言葉である。このブランドは、独自の世界観を持ち、多くのファッションファンから支持を受けている。「rogue(プロゲーマー)」とは
「rogue(プロゲーマー)」は、eスポーツ界で活躍するプロゲーマーのチーム名である。チームは、世界各地の大会で高い実力を発揮し、多くのファンを持っている。「Rogue-like」とは
「Rogue-like」とは、コンピュータゲームのジャンルの一つであり、1980年代に登場したゲーム「Rogue」の特徴を受け継いだゲームを指す。プレイヤーはダンジョンを探索し、アイテムを集め、敵と戦うことが主な目的である。「go rogue」とは
「go rogue」とは、英語のイディオムで、自分の意志で行動し、周囲の意見やルールを無視することを意味する。この表現は、映画やドラマなどでよく使われる。「rogue」の使い方・例文
1. He is known as a rogue in the neighborhood.(彼は近所で悪党として知られている)2. The rogue elephant destroyed the crops in the village.(そのはぐれたゾウが村の作物を破壊した)
3. The villain in the movie is a charming rogue.(映画の悪役は魅力的な悪党である)
4. The police arrested the rogue trader who caused the financial scandal.(警察は金融スキャンダルを引き起こした悪徳トレーダーを逮捕した)
5. The rogue agent decided to go against his organization.(そのはぐれたエージェントは組織に反抗することを決めた)
6. The computer virus was created by a rogue programmer.(そのコンピュータウイルスは悪徳プログラマーによって作られた)
7. The rogue nation refused to follow international rules.(その反逆国家は国際ルールに従うことを拒否した)
8. The superhero fought against a group of rogue robots.(そのスーパーヒーローははぐれたロボットたちと戦った)
9. The rogue scientist conducted illegal experiments.(そのはぐれた科学者は違法な実験を行った)
10. The company fired the rogue employee who leaked confidential information.(その会社は機密情報を漏らした悪徳従業員を解雇した)
プロパニル
ROGUE
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/22 12:00 UTC 版)
ROGUE | |
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出身地 |
![]() |
ジャンル | |
活動期間 | |
レーベル | |
事務所 | LLP信誠会 |
メンバー | |
旧メンバー | 福田岳郞 |
ROGUE(ローグ)は、日本のロックバンド。1982年結成、1990年解散。2013年に再結成。
メンバー
氏名 | 生年月日 | 出身 | 担当 | 備考 |
---|---|---|---|---|
奥野 敦士 (おくの あつし) |
1963年6月25日(61歳) | 群馬県前橋市 | ボーカル | |
香川 誠 (かがわ まこと) |
1963年6月1日(61歳) | |||
西山 史晃 (にしやま ふみあき) |
1963年11月3日(60歳) | 兵庫県神戸市 |
|
1992年以前は「 |
深澤 靖明 (ふかさわ やすあき) |
1963年3月11日(61歳) | 群馬県前橋市 |
|
元メンバー
氏名 | 担当 | 在籍期間 | 備考 |
---|---|---|---|
福田 岳郞 (ふくだ がくろう) |
ボーカル | 1982年11月 - 1984年1月 | 脱退後はアニソンシンガーGAKUROとして活動。2010年8月永眠。 |
来歴
1982年 - 1990年 結成から最初の解散まで
- 1982年10月、ROGUE結成。
- 1983年1月、TVK「ファイティング'80」新人オーディション優勝。
- 1983年2月、同番組でTHE MODSのサポートを務め話題を呼ぶ。
- 1983年12月、西武劇場『NEW YEAR ROCK FES』出演。
- 1984年1月、ボーカルが脱退。ベースの奥野がボーカルに移動。新たにベース加入。再スタート。活発なライブ活動。
- 1985年1月、ベースが脱退。西山文明が加入。現在の編成となる。
- 1985年、アルバム『ROGUE』でキングレコードよりメジャーデビュー。
- 1985年5月、日比谷野外音楽堂『JAPAN ROCK FES』出演。
- 1985年12月、西武劇場『NEW YEAR ROCK FES』3年連続の出演。
- 1986年5月、地元、前橋市民文化会館で初のワンマンライブ。700人動員。
- 1986年5月、日比谷野外音楽堂『JAPAN ROCK FES』2年連続の出演。
- 1986年、インディーズでアルバム『ANOTHER SIDE』(RUNNERS RECORD)リリース。
- 1987年6月21日、キャニオン・レコードのレーベルであるSEE・SAWへ移籍。シングル「LIKE A MOON」と、アルバム『VOICE BEAT』を同時リリース。
- 1989年7月15日、レーベル・イベント「AGE OF THUNDER ROAD '89」日比谷野外音楽堂で開催。大トリで演奏。
- 1989年8月30日、日本武道館単独ライブ『単独行動』で8000人を動員。
- 1990年、ROGUE解散。
再結成から現在へ
- 2013年10月19日、グリーンドーム前橋『GBGB2013』でROGUE再結成。アンコールを含め7曲演奏。
- 2013年11月20日、ベスト・アルバム『easy go easy comes+Live at CBGB, NewYork 1989』発売。
- 2014年7月5日、グリーンドーム前橋『GBGB2014』で新曲「中年よ大志を抱け」を含め8曲演奏。
- 2014年12月3日、ポニーキャニオンよりオリジナル作品の再メジャーデビューアルバム『REAL AGAIN』を発売。
- 2015年1月31日、EX THEATER ROPPONGIで、奥野事故後初の東京公演を行う。アンコールを含め11曲を演奏。
- 2015年4月25日、グリーンドーム前橋『GBGB2015』で新曲を含む11曲を演奏。
- 2015年10月3日、前橋市民文化会館で30th Anniversary 『IT'S SHOW TIME!』開催。アンコール3曲含め14曲演奏。対バンは横浜銀蝿。
- 2015年12月12日、前橋市民文化会館小ホールで、解散後初となるROGUE単独公演『Middle age's be ambitious!』を開催。ROGUE・奥野敦士・KNiFeの3部構成で公演。奥野は事故後初のソロ公演であった。
- 2016年6月25日、グリーンドーム前橋『GBGB2016』で新曲「俺の空」[1]・アンコール2曲を含む計13曲を演奏。アンコール「終わりのない歌」で当イベント開催のきっかけとなったMr.Childrenの桜井和寿が登場、念願の初共演を果たした。
- 2016年10月19日、ベイシア文化ホール大ホールにて、ROGUE単独公演・アルバム『DESOLATION ANGELS』発売記念Liveを行う。昨年同様、奥野敦士+KNiFe+ROGUEの3部構成で行われた[2]。
- 2017年4月7日、高崎club FLEEZにてGBGBスピンオフ企画 Kick on ROGUE2017『近くで感じろ!』を開催。久々のLIVE HOUSE単独公演を行う。
- 2017年6月24日、グリーンドーム前橋『GBGB2017』で再発アルバムからの楽曲を含め13曲を演奏。
- 2018年5月3日・4日、高崎アリーナに場所を移し『GBGB2018』開催。ROGUEは2DAYS出演。香川の高校時代の先輩であった布袋寅泰や綾小路翔らと共演。
- 2018年7月15日、『ap bank fes '18』出演。ROGUE復活の1つのきっかけとなったイベントで、Mr.Children桜井と約束の共演を果たす。
- 2023年6月10〜11日 『FINAL GBGB』 日本トーターグリーンドーム前橋 にて開催。ROGUEは両日出演した。当初は2020年に予定されていた公演だったが新型コロナウイルスの影響により延期を繰り返し2023年に開催。FINALとあるようにあるように最後のGBGBとなる。
逸話
- 奥野「ROGUEを結成したきっかけは、やっぱり香川との出会いかな、たまたま学校が一緒になって。で、遊びで始めようかって。そのままずっと遊びでやってる、そんな感じです。」[3]
- 1989年7月21日、6代目いいとも青年隊がポニーキャニオンより「世界で一番~LIKE A MOON~」を発売。「LIKE A MOON」のカバー。
- 2012年開催の音楽フェス『ap bank fes '12 Fund for Japan』にてBank Band(Vo:櫻井和寿)により「終わりのない歌」がカバーされた。
ディスコグラフィー
シングル
# | 発売日 | タイトル | B面 | 規格 | 規格品番 |
---|---|---|---|---|---|
キングレコード | |||||
1st | 1985年11月21日 | RUNAWAY GIRL | コケティッシュ | EP | K07S-10066 |
RUNNERS RECORD | |||||
2nd | 1986年 | 恋のバカンス | 工業用の |
EP | RUNNERS-003 |
キャニオン・レコード / SEE・SAW | |||||
3rd | 1987年6月21日 | LIKE A MOON | MY HONEY | EP | 7A-0741 |
ポニーキャニオン / SEE・SAW | |||||
4th | 1987年11月6日 | 終わりのない歌 | STREET DANCER | EP | 7A-0789 |
5th | 1988年3月5日 | OVER STEP | PERSONAL COMPUTER | EP | 7A-0826 |
6th | 1988年8月21日 | MESSAGE -SEARCHING FOR YOU- | EP | 7A-0885 | |
8cmCD | S10A-0155 | ||||
7th | 1988年11月21日 | MELODY | Because…… | EP | 7A-0926 |
8cmCD | S10A-0213 | ||||
8th | 1989年7月5日 | I'M A GUITARIST | SAY TO ONESELF | 8cmCD | S9A-11018 |
9th | 1990年3月21日 | WIND〜心の歌〜 | WALK AWAY (NEW VERSION) | 8cmCD | PCDA-00065 |
アルバム
オリジナル・アルバム
発売日 | タイトル | 規格 | 規格品番 | ||
---|---|---|---|---|---|
キングレコード | |||||
1st | 1985年11月21日 | ROGUE | LP | K28A-719 | |
CT | K28H-777 | ||||
RUNNERS RECORD | |||||
2nd | 1986年 | ANOTHER SIDE | LP+EP | R-001 | |
キャニオン・レコード / SEE・SAW | |||||
3rd | 1987年6月21日 | VOICE BEAT | LP | C28A-0580 | |
CT | 28P-6685 | ||||
CD | D32A-0298 | ||||
ポニーキャニオン / SEE・SAW | |||||
4th | 1988年4月6日 | SERENADE | LP | C28A-0633 | |
CT | 28P-6795 | ||||
CD | D32A-0359 | ||||
5th | 1988年11月21日 | MOVE | LP | C28A-0676 | |
CT | 28P-6852 | ||||
CD | D32A-0403 | ||||
6th | 1989年7月21日 | VIVA | CD | D27A-1015 | |
7th | 1990年5月21日 | SOLID BLUE | CD | PCCA-00063 | |
ポニーキャニオン / TRUE TRUST RECORDS | |||||
8th | 2014年12月3日 | REAL AGAIN | CD+DVD | PCCA-90038 | |
フォーライフソングス / TRUE TRUST RECORDS | |||||
9th | 2016年10月19日 | DESOLATION ANGELS | CD | FSCT-1003 |
ベスト・アルバム
発売日 | タイトル | 規格 | 規格品番 | ||
---|---|---|---|---|---|
ポニーキャニオン | |||||
1st | 2003年5月21日 | Anthology ROGUE BEST | CD | PCCA-01894 | |
2nd | 2008年7月16日 | ROGUE BEST COLLECTION | CD | PCCS-00048 | |
3rd | 2013年11月20日 | ベストアルバム easy go easy comes+Live at CBGB,New York 1989 | CD | PCCA-03941 |
ライブ・アルバム
発売日 | タイトル | 規格 | 規格品番 | ||
---|---|---|---|---|---|
RUNNERS RECORD | |||||
1st | 2010年4月7日 | LIVE The Ultimate Collection ROGUE | CD | RUNNERS-004/5 |
映像作品
発売日 | タイトル | 規格 | 規格品番 | ||
---|---|---|---|---|---|
ポニーキャニオン | |||||
1st | 1989年11月3日 | 単独行動 ROGUE IN BUDOKAN 1989.8.30 | VHS | PCVP-10045 | |
ポニーキャニオン / TRUE TRUST RECORDS | |||||
2nd | 2014年4月16日 | ROGUE LIVE at CBGB 1989 & GBGB 2013 | DVD | PCBE-51816 |
タイアップ一覧
![]() | この節の加筆が望まれています。 |
起用年 | 楽曲 | タイアップ |
---|---|---|
2016年 | 君に会いに行く | 地域発信型映画『あの夏、いつかの生姜焼き〜劇場版たかさき看板メニュー選手権〜』主題歌 |
俺の空 | 地域発信型映画『あの夏、いつかの生姜焼き〜劇場版たかさき看板メニュー選手権〜』エンディングテーマ | |
2017年 | 気分はどうですか? | 地域発信型映画『耳かきランデブー』エンディングテーマ |
脚注
- ^ 高崎まち映画「あの夏、いつかの生姜焼き」、エンディングテーマ曲
- ^ 信誠会music.com:セットリスト
- ^ ツアー「OVER STEP」のパンフレットより。
外部リンク
- LLP信誠会 - ウェイバックマシン(2023年12月11日アーカイブ分)
- 信誠会 (@LLP_SHINSEIKAI) - X(旧Twitter)
- LLP信誠会 (gbgb2013) - Facebook
香川誠
深沢靖明
- 竜散歩~ROGUEのDr深沢靖明のコレなんだよね~
- オフィス竜 (ROGUE 深澤靖明公認) (@office_ryu) - X(旧Twitter)
ローグ
『ローグ』 (Rogue) は、ダンジョン探索型のコンピュータRPGである。その初版が公表されたのは1980年とコンピュータRPGの黎明期であり、最初期のコンピュータRPGの内の1つである[注釈 1]。
概要
UNIXのキャラクター端末用に開発されたCursesライブラリを利用しマイケル・トイとグレン・ウィックマンの二人により最初のバージョンが開発される。マイケル・トイがカリフォルニア大学バークレー校に編入の後、ケン・アーノルドと開発を進め、BSD UNIX上で拡張され、1983年にBSD UNIX 4.2に入れられて配付されることで広まった。
それまでの、状況を全て文章で表示するテキストアドベンチャーとは異なり、Cursesライブラリを採用することでダンジョンなどの視覚的表現を実現した(テキストユーザインタフェース)。
ゲーム自体は比較的簡素であるが、プレイを繰り返しても飽きがこないよう工夫されており、また様々な戦術を考える余地があるなど奥の深いものになっている。こういったことから数多くの熱狂的ファンが生まれることになった[1]。
後に、ローグを基に新たなアイデアやルールを盛り込んだゲームも多数作られ、現在もその流れは続いている。これらのゲームはローグライクゲーム(ローグ的ゲーム)と総称される。しかし今もなお、各種のローグライクゲームと並んでローグをプレイする愛好者も少なくない。
VAX・PDP-11用のBSD UNIXに(ソースコード非公開で)収録されて広まり、後にクローン(リリース時にポストされたメッセージには「パブリックドメイン」とあったが、ソースコード中で主張されているライセンスの文面はそのように解することができず、現在Debianではnon-freeとカテゴライズしている)やPC用の製品も開発された。
日本では1985年からサービスを開始したアスキーネットでプレイできた時期があり、日本における普及の一助となった[2]。1986年にはアスキーからPC-8800シリーズやPC-9800シリーズ用のパッケージ版が発売された[3]。
ストーリーと目的
ゲームの背景となるストーリーは、オリジナル版に付属のドキュメントファイル[4]に次のような概略が書かれている(版によってはこれと異なるストーリーとなっているものもある)。
- あなたは戦士ギルドからの数年にわたる戦闘訓練を受け終わった。
- これからギルドの一員となるに当たり、ギルドは試験としてあなたにひとつの課題を与えた。その内容は、運命の洞窟[注釈 2](the Dungeons of Doom)に赴き、その奥深くにあるという「イェンダーの魔除け」(the Amulet of Yendor)を取って来るというものだ。成功の暁には、あなたはギルドの正式メンバーとされる上、洞窟から持ち帰った財宝はすべて自分の財産にできる。
- この試練を達成するため、あなたは家族や友人に別れを告げ、与えられた武器や防具を携えて洞窟の迷宮へと入っていった。
ここに示されるように、ゲームの最終目的は「イェンダーの魔除け」を持ち帰ることであるが、実際にはその達成は極めて困難である。そのため、現実的には「死ぬまでにどれだけスコアをのばせるか」「どれだけ深く到達できるか」を競う側面が強い。
舞台となる「運命の洞窟」は階層構造をなしており、地下○階という形で現在位置が示される。イェンダーの魔除けは地下26階以降にあるとされ、プレイヤーは途中でアイテムや金貨を集めつつ、またモンスターと戦ってレベルを上げつつ、イェンダーの魔除けを目指して降りていくことになる。
なお、スコアは基本的には迷宮中で拾った金貨(Gold)の量で決まり、その他の所持品やプレイヤーのレベル・到達深度などは影響しない。ただし、ゲームをクリアした(イェンダーの魔除けを持ち帰った)時には、所持品の全てが金額に換算され、スコアに加えられる。
- 厳密には、同じ所持金であっても、戦闘で死んだ場合とゲームを中断(Quit)した場合とでは最終スコアが異なる。すなわち死亡時は所持金の90%がスコアとなるが、中断時は100%がスコアとなる(これは、死亡時には死体が家族の元まで運ばれ、その手間賃として10%が引かれるためと説明されている[4])。
特徴
一般的なコンピュータRPGと比較した場合、次のような点が特徴として挙げられる。これらの多くは各種のローグライクゲームにも引き継がれている。
- ゲーム画面では、マップやアイテム・主人公・モンスターなどはいずれも1つのASCII文字で表される。例えば主人公は「@」、呪文の書かれた巻物 (scroll) は「?」、ホブゴブリン (hobgoblin) は「H」である(ただし例外として、PC用に移植・販売されたバージョンには、よりグラフィカルな表現をしているものもある)迷宮の構成およびゲーム画面の節を参照。
- コマンド入力は、キーボードでそれぞれに対応する文字を入力することで行う。例えば巻物を読む (read a scroll) には「r」、武器を構える・持ち換える (wield a weapon) には「w」、鎧を着る (wear an armor) には「W」を入力する(この例で明らかなように、大文字と小文字は区別される)コマンドの節を参照。
- マップは毎回自動的に作成される。なお、立ち去った階のマップは保持されない(再度訪れた時には新たに別のマップが作成される)。
- 飲み薬 (potion) や魔法の巻物 (scroll) 、魔法の杖 (wand / staff) 、指輪(ring)といったアイテムは、その正体が判明するまでは不確定名(「red potion」など)で示される。プレイヤーはこれを使ってみたり、そのための魔法を使ったりすることで正体(「potion of healing」など)を知る。しかし、不確定名とその正体との対応はゲームを始める度にランダムで決められるため、この対応を憶えたり記録したりするのは無意味である(次のプレイでは「red potion」は「potion of sickness」かも知れない)。
- ゲームにセーブ機能はあるが、あくまで一時的中断のためのものである。セーブ後はプログラムは終了するし、再開させるとセーブファイルは消える。さらには、「セーブファイルのコピーを取り、そのコピーを使ってゲームを再開させる」こともできない(従って「ピンチに備えてセーブしておく」ということはできない)。
上記の、マップ等がASCII文字で表される点や文字入力でコマンドを与える点のため、不自由なくゲームがプレイできるようになるまでには若干憶えるべきことが多い。これが、特にローグライクゲームに経験のない者にとっては、ハードルの高さを感じさせる原因となっていることも事実である。
マップやアイテムが毎回変わる仕様は、内容を総て知る作者自身が楽しく遊ぶためと語っている。なお当時は大学に備え付けの大型コンピュータ[注釈 3]内に作られたものであり、内輪で遊ぶことが目的であった。
迷宮の構成およびゲーム画面
ローグにおいてはマップやモンスターは全てASCII文字で表現される。また、画面の最上行は状況を説明する文章やプロンプトの表示に、最下部はステータスの表示に専ら使われる。
マップの表示について、以下に一例を示す。
------------ |.....!....| |..@.......| ##################+.........:| # |...%.H....| # ------+----- # ---+--- |.....| |.?...| |.....+###### ---------+---- ------- # |............| # |............+ #########+..........^.| |............| --------------
画面には、主人公が今いる階の俯瞰が表示される。上の例では、現在の階には今のところ3つの部屋があることが判明している。
「|」と「-」は壁、「+」は扉(開閉の区別なし)、「#」は通路、「.」は何も無い床、「^」は(発見済みの)罠である。また、「%」は上下の階に通じる階段で、各階に1つある(上り階段・下り階段の表示上の区別はない)。
- 上の画面例では、一番上にある部屋に階段があり、その下にある部屋には罠が1つ見付かっている。通路が2本見えているが、これらに繋がるもの以外にもいくつか扉が見えており、これらの扉の先にも通路が伸びているものと推測される(更に言えば、何もなさそうな壁にも隠し扉がある可能性がある)。
ローグに登場するモンスターは26種類であり、それぞれに特徴がある。これらはマップ上では、「A」から「Z」までの大文字ラテン文字で表される(原則としてモンスターの名前の頭文字になっている)。また、主人公自身は「@」で表される。
- 上記の画面例では、一番上の部屋のやや左上に主人公がいて、同じ部屋にモンスター「H」(Hobgoblin)がいる。自分のいる部屋の外については、モンスターがいるかどうかは不明である。
また、ゲーム中には様々なアイテムが登場する。これらもその種類によってそれぞれの文字で表現される。「*」は金塊(gold pieces)、「:」は食料(food)、「)」は武器(weapon)、「]」は鎧(armor/mail)、「!」は飲み薬(potion)、「?」は呪文の書かれた巻物(scroll)、「/」は魔法の杖(wand/staff)、「=」は指輪(ring)、「,」は魔除け(amulet)である。
- 上の画面例では、主人公のいる部屋には飲み薬と食料とが落ちている。また、左下の小さめの部屋には巻物が落ちている。
画面例の3つの部屋はいずれも「明るい」部屋であるが、階を降りるに従い「暗い」部屋が次第に増えてくる。暗い部屋では、主人公の周囲8マスにいるもの以外にモンスターが見えず、また落ちているアイテムも隣接するまで発見できない。なお、通路は常に暗い状態である。
迷宮 | アイテム | ||
---|---|---|---|
| - | 壁 | * | 金塊 (gold pieces) |
+ | 扉 | : | 食料 (food) |
# | 通路 | ) | 武器 (weapon) |
. | 床 | [ | 鎧 (armor/mail) |
^ | 罠 | ! | 飲み薬 (potion) |
% | 階段 | ? | 巻物 (scroll) |
キャラクタ | / | 魔法の杖 (wand/staff) | |
A B … Z | モンスター | = | 指輪 (ring) |
@ | 主人公 | , | 魔除け (amulet) |
コマンド
ゲームを進めるためのコマンドは、それに対応するキーをキーボードから入力することで行う。大文字・小文字は区別される。
コマンドによっては、続けて対象や方向などを入力する必要がある。例えば、鎧を脱ぐ (take off) には「T」を入力するだけでよいが、鎧を着る (wear)に は「W」に続いてどの鎧を着るかを入力する必要がある。
コマンドによっては、前に数値を入力するとその数だけ「繰り返し」を指定することができる。例えば「s」は周囲を探索する(罠や隠し扉を探す)コマンドだが、仮にそれらがあっても1回の探索で発見できることは少ない。これを「10s」と入力すると、10回まで探索を繰り返すという意味になる(実際に発見できた時や、新たな敵が登場した時には自動的に中断される)。
以下、ローグで用いられる主要なコマンドについて簡単に説明する。これら以外にも補助的なコマンドがある場合があるが、バージョンによる差異が大きく、またいずれも必須なものではないのでここでは触れない。詳細については各バージョンのマニュアルやコマンドヘルプを参照のこと。
移動・戦闘
y | k | u | ||
![]() |
この項目は、コンピュータゲームに関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P:コンピュータゲーム/PJ:コンピュータゲーム)。 |
rogue
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 05:37 UTC 版)
「ローグ (曖昧さ回避)」の記事における「rogue」の解説
英語で悪党などのこと。 ローグ - コンピュータRPG。後にローグライクゲームと呼ばれるジャンルの祖。 ローグ中隊 - 映画『スター・ウォーズ』に登場する部隊。 日産・ローグ - 日産の自動車。 ROGUE - 1985年から1990年まで活動していたロックバンド。ボーカルは奥野敦士。 ローグ アサシン - 2007年のアメリカ映画。 ローグ (映画)
※この「rogue」の解説は、「ローグ (曖昧さ回避)」の解説の一部です。
「rogue」を含む「ローグ (曖昧さ回避)」の記事については、「ローグ (曖昧さ回避)」の概要を参照ください。
- rogueのページへのリンク