2000年以降の動向とは? わかりやすく解説

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2000年以降の動向

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 02:56 UTC 版)

エレクトロニカ」の記事における「2000年以降の動向」の解説

現在エレクトロニカ大まかに2つの意味分かれている。広義エレクトロニカクラブミュージックなどを含む打ち込み部分的にでも使った音楽全般であり、狭義には非クラブミュージック、非ダンスミュージック特化したIDMその周辺進化系のみのことを差す。なお広義のエレクトロニカとしての分類は主に海外使われている。 (狭義の)エレクトロニカがもっと注目されたのはクリックグリッチ英語版)、カットアップといった手法幅広く広がったときである。特にレーベルミル・プラトーがClicks & Cuts題した一連のコンピレーションシリーズでこの手法を集中的に取り上げた2000年前後である。それまでどちらかというとアレック・エンパイアのレーベルというイメージ強かったフォース・インクおよびそのサブレーベルであるミル・プラトーが、実験的なエレクトロニカ多数リリースする場となり、シーン大い盛り上げた。ただしクリックおよびグリッチそれ以前オヴァル「発見」した手法である(さらに言うならカットアップオヴァル多用している)。この内グリッチ概念化したのはキム・カスコーンである。 一方でエレクトロニカハードウェアソフトウェア(1997年開発されMax/MSPなど)の両面発達から、より精緻複雑化進んだ。こういったアーティスト前述クリックアーティストと密接に連動し、必ずしも明確に分割することは出来ないこの方面のエレクトロニカ注目されたのは、レディオヘッドエレクトロニクス大胆に取り入れたアルバム発表したこと、特にリーダートム・ヨークオウテカ影響をうけていると発言したためである。彼らは複雑なプログラミンググリッチドローンといった手法用いる。特にリズム面が複雑化し、ブロークンビート呼ばれるブレイクビーツ複雑化あるいは打ち込みにより模擬させたリズムであったり、変拍子拍子という概念放棄したような曲すらある。 クリックグリッチカットアップといった手法は、いわゆるダンスミュージックとしてのテクノハウスといった電子音楽にも波及、特にテクノその後シーン全体がクリックテクノ/ハウス一色に染まったシュランツはこれに反す流れとする見方もある)。有名DJもクリックハウスを多く廻し田中フミヤ様にスタイルそのものクリック主体変えてしまったDJも多い。

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2000年以降の動向

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 08:49 UTC 版)

ドラムンベース」の記事における「2000年以降の動向」の解説

2000年以降になるとドラムンベース新し動向見せるようになり、その要因として以下の3つ大別される一つ目はドラムンベース・アーティストの国際化ブラジルからは DJ Marky & XRS が2002年LK大ヒットさせ、オーストラリアからは2003年以降 Pendulum登場その他にニュージーランドからは MC TaliConcord Dawnオーストリアからは D.Kay、ドイツからはKabukiオランダからはNoisia、そして日本からは Makotoイギリスのドラムンベースシーンに台頭している。 二つ目は 「リキッド・ファンク」 と呼ばれるソフトなドラムンベース新たなジャンルとして確立したこと。これには、2004年大ブレイクした Artificial IntelligenceロジスティクスHigh Contrastといった新たな才能がリキッド・ファンクのスタイルを得意としていることが大きい。それまでLTJ BukemFabioしかこのスタイルドラムンベースDJとして選曲しなかったが、今ではあらゆるDJがかけるようになっている。これを受けて、V Recordings が姉妹レーベルとして Liquid V を、さらにはハードな選曲知られる DJ Hype が Liq-weed Ganja をリキッド・ファンク専門レコードレーベルとして立ち上げている。 三つ目は、新しアーティストによるスタイル多様化である。Sub FocusChase and StatusBaronTwisted Individualなどの登場により、上記のリキッド・ファンクだけでなく、レゲエ要素ラテン系音楽ジャズのようなベースライン取り入れたものなどが導入されるようになった2007年以降は、もともとのドラムンベース特徴である重低音ベースラインをより強調した音楽見られるうになるきっかけは、一般家庭用スピーカーでは聞こえないほどの重低音ベースラインを得意とする Artificial Intelligenceブレイクそれ以降ドラムンベースにおける低音域の下限がさらに下がり、クラブスピーカー聞かないと曲の良し悪し味わえない度合いがさらに強まった2008年になるとペンデュラムドラムンベースロック融合打ち出し注目されている2009年ドラムンベース進化遂にダーティ (dirty)、或いはアシッド (acid) と形容されるものに達している。アシッド形容詞が示すものは幻覚作用ある音色であるが、ハウスジャズアシッド同様に変調させるものもあれば、より重低音目指すもの前述ドリルンベースであったりするものもある。 2021年2月ドラムンベース楽曲主なテンポである「1分間174拍」にちなみ、4月17日を「ドラムンベースの日」として公式に承認することをイギリスデジタル・文化・メディア・スポーツ省求め署名活動が、ブリストル拠点とするプロモーター The Blast によって開始された。

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