2000年以降の指揮活動
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「ロベルト・アバド」の記事における「2000年以降の指揮活動」の解説
2003年には、グラハム・ヴィックの演出により新たに制作されたベルディの「シモン・ボッカネグラ」をイタリアトリノのレージョ劇場で上演する。アバドはこのイギリス人の演出家とトリノでもう一度組んで仕事をしており、2008年にモーツァルトの「皇帝ティートの慈悲」を、そして2011年にはペーザロのペーザロ・ロッシーニ音楽祭で「エジプトのモーゼ」を成功させている。同じくペーザロ・ロッシーニ音楽祭では「エルミオーネ」を2008年に、「ゼルミーラ」を2009年に演奏している。 2008年にはボローニャ市立劇場のシーズン初日を指揮している。曲目はハインリヒ・マルシュナーの「吸血鬼」で、ピエール・ルイジ・ピッチの演出によるものだった。アバドは2013年、2014年にもシーズン初日に出演し、2013年にはボブ・ウィルソンの演出でヴェルディの「マクベス」を、2014年にはロメオ・カステッルッチの演出でワーグナーの「パルジファル」を上演している。 2012年には新たに演出し制作されたベルリオーズの「ファウストの劫罰」を指揮、パレルモのマッシモ劇場に出演した。演出家はテリー・ギリアムであった。 2013年にはナポリのサン・カルロ劇場で海外遠征し、香港でフェルザン・オズペテク演出の「椿姫」の公演を行っている。 アバドはまた、主な作曲家達のオーケストラ用の新作の初演を指揮している。クラウディオ・アムブロシーニ、ジョルジオ・バッティステッリ、ニッコロ・カスティリオーニ、アルド・クレメンティ、アツィオ・コルギ、ミケーレ・ダロンガーロ、ルカ・フランチェスコーニ、ネッド・ローレム、スティーヴン・スタッキー、ジャンパオロ・テストーニ、ファビオ・ヴァッキ、チャールズ・ウォリネンといった作曲家達の作品である。ロレンツォ・フェレーロ、マルコ・トゥティーノといった作曲家のオペラの新作についても、初演を務めている。
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