黄一家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 07:07 UTC 版)
「ロザリオとバンパイアの登場キャラクター」の記事における「黄一家」の解説
東方不敗により創設された中華妖怪組織で、黄一家と書いて「ウォンファミリー」と読む。妖術の扱いに長けた一族であり、特に封印術と結界術を得意としている。 東方不敗(とうほうふはい) 黄一家の創始者にして三大冥王の一人。「世界最強の妖術士」と謳われ、史上最強の刃と云われる秘術「崩月次元刀」を編み出した人物であり、御子神に封印術を教えた張本人。芳芳にとっては曾曾祖父(ひいひいおじいちゃん)にあたる。 食欲旺盛な小柄な老人で、サングラスと長い白髪が特徴。年老いて若い娘にモテなくなってしまったことから二次元オタクになっている。最近はコスプレにはまっており、裏萌香にラムちゃんの格好をさせた。ただしこの老体の姿は残り少ない命を使い果たさないために極限まで妖力を抑えた仮の姿であり、妖力を解放すると性格こそそのままだが、長身で長い黒髪を持つ妖艶な本来の姿へと戻り、桁外れに凄まじい妖気を放つ。 館の中には香港の一角を投影した広大な鏡面世界のような特殊空間が存在し、次元刀の威力のみならず、気付かれぬうちに対策を講じるなど、未だその実力の一端は健在。また、三大冥王の中で最も感情的な男と呼ばれ、亞愛と対峙した際や、人体改造を施し月音が暴走した際には、容赦なく殺そうとうする一面を見せる。御伽の国本部に第二陣として潜入して交戦した後、最後はアルカードと融合した状態で復活したアカーシャの自己崩壊呪文に、御子神と共に力添えをする形で消滅する。 黄 飛鴻(ウォン フェイフォン) 黄一家の首領で、芳芳と鈴鈴の父。妻の恬恬と共に組織の最高戦力と呼ばれている。 ヤクザの親分という強面の顔で豪快な性格だが、実際は優しく、また妻の恬恬は対立組織・苗家の娘でありながらも、それを顧みず結婚したという情熱家でもある。妖術の腕前は超一流で、伝説の妖獣「炎龍」を召喚・使役し、触れた者を一瞬で消し炭にする。しかし体術はあまり得意でなく、顔には多数の傷跡がある。 亞愛の黄家強襲の際に妻・恬恬と共にやられてしまうが、アルカードとの戦いでは共にかけつけ尽力する様子が描かれている。 黄 恬恬(ウォン テンテン) 芳芳と鈴鈴の母。夫の飛鴻と共に組織の最高戦力と呼ばれている。 20代にしか見えないチャイナドレスを纏った美女で、一見優しそうだが実は好戦的な人物。武芸の達人であり、かつては苗家最強と呼ばれた拳士。 黄 芳芳(ウォン ファンファン) 中性的な顔立ちをした少年で、黄一家の首領(飛鴻)の嫡男。正体は夜叉。月音達より1学年後輩。 黄家と苗家の長い対立の果てに結ばれた両親の元に生まれたことから、自分の使命はこの抗争を終結させて平和を齎す(もたらす)ことだと考え、苗家が日本の御伽の国と手を組んだことを受け、御伽の国の実態を探るべく日本の陽海学園に入学して来る。 古銭刀と呪符を用いた召喚術を扱うが未熟ゆえにランダム召喚になってしまい、よく連れ添っている巨大なパンダもこの召喚によるもの。月音の強さに惚れ込み、仲間に加えようと勝負を挑んでくるがいつも失敗に終わる。いわゆるヘタレキャラであり、敵に包囲された際も失敗していつものパンダを召喚してしまう。 実は東方不敗ではなく母・恬恬の才を継いだ生粋の武闘家であり、御伽の国本部に潜入した際には西龍との戦いでその才を発揮し、鏡化(きょうか)という変幻自在の歩法を繰り出し、紫との連携で西龍を倒す。その後を描いた巻末四コマによれば、後に東方不敗の再来と称されるほどに才能を完全に開花させ、人と妖の共存に尽力するという。 黄 鈴鈴(ウォン リンリン) 黄一家参謀。芳芳の姉だがすでに病死しており、東方不敗の手により僵尸として蘇っている。 一人称は「儂」、語尾に「〜じゃ」「〜の」「〜であろう」と付けるなど、古風な口調で話す。また、何があっても二言目には「儂は既に死んでおるゆえの」と開き直る。半目が特徴的。体育祭で弟の芳芳の応援にかけつけ、共に月音をかけて勝負をし、その後月音達の一学年上に編入して来る。 東方不敗直系の弟子であり、秘術・「崩月次元刀」の簡易版を扱うことができる。勝つためには手段を選ばず、体育祭の時も予め体術に優れた僵尸達を編入させたり、また萌香を連れ去りにきた亞愛と交戦した際には、次元刀のみならずマシンガンや自爆技「妖術・炎獄陣」など、身を呈して戦いを繰り広げる。
※この「黄一家」の解説は、「ロザリオとバンパイアの登場キャラクター」の解説の一部です。
「黄一家」を含む「ロザリオとバンパイアの登場キャラクター」の記事については、「ロザリオとバンパイアの登場キャラクター」の概要を参照ください。
黄(ホワン)一家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 04:26 UTC 版)
日本で成り上がる事を目的とした台湾人の黄によって結成された台湾系の組織。少人数ながら伊能の後ろ盾を得ているため、急速に台頭した。伊能の指示で四代目山城組組長の西条と若頭の須藤を暗殺するが、最後は伊能に切り捨てられる形で本郷組により全滅した。 黄 健中 黄一家のリーダー。うだつの上がらない台湾での生活に嫌気がさし、一旗あげるために日本に密入国してきた。腕っ節も強く頭の回転も速い。東京に流れ着いた後は自身と同じような境遇の男を集めて黄一家を結成した後、伊能に利用されていることに気付きながらも彼の協力を得て勢力を拡大する。後に最愛の女性である少紅と日本で再会するが、自身の目的のために別れる決断をした。しかし、少紅が山城組系の組員によって薬物中毒にされた上に愛人にさせられていることを知り、いざこざの末にその組員を殺害する。その後は前述の事件と伊能の指示を受けて山城組組長の西条と若頭の須藤を暗殺するが、伊能の密告により本郷に隠れ家を突き止められて仲間を皆殺しにされる。最期は本郷に少紅の助命を頼み、彼との一騎打ちの末に死亡した。死後、彼の遺骨は少紅に引き取られた。 少紅 黄の最愛の女性。黄を追って日本に入国し、働きながら黄を探していた。後に黄と再会するが、彼に別れを告げられる。その後は外国系のクラブで働き、その時に客としてやってきた本郷に黄の面影を見た。しかし、ある客(山城組系組員)に騙されて薬物中毒にさせられた上に愛人にされてしまう。その後は黄に救われるも既に廃人状態に陥って黄のことは思い出せなくなっていたが、それでも黄は彼女の面倒を見ていた。彼が本郷との一騎打ちの末に敗北して事切れる寸前に意識を取り戻し、黄の死に涙した。全てが終わった後は黄の遺骨を引き取り、共に台湾に帰国した。
※この「黄(ホワン)一家」の解説は、「修羅がゆく」の解説の一部です。
「黄(ホワン)一家」を含む「修羅がゆく」の記事については、「修羅がゆく」の概要を参照ください。
- 黄一家のページへのリンク