題材とした作品など
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オオカミが登場する童話には、『三匹の子豚』、グリム童話の『狼と七匹の子山羊』『赤ずきん』、イソップ寓話の『嘘をつく子供』、米国の昔話『オオカミになった弟』などがある。en:Big Bad Wolfも参照。 日本のアニメーションや漫画、絵本にもキーパーソンとしてオオカミはしばしば登場する。『狼少年ケン』のオオカミ一族、『もののけ姫』のモロ(山犬の神)、『チリンの鈴』のウォー(仇を育てた狼)など育て親のイメージの役割と『ドン・チャック物語』のラッパ狼、『名探偵ホームズ』のモリアーティ教授など悪役のイメージのものが多い。 一方『おおかみこどもの雨と雪』では、その悪役のイメージを逆手に取り、狼人間と人間の間に生まれた“おおかみこども”が「オオカミはなぜどの物語も悪役なのか」と母に泣きつくシーンが登場する。同様に、緑黄色社会の楽曲「Mela!」のミュージックビデオも、「あなたはあなたの物語の主人公」というメッセージのもと、周囲から疎まれていた主人公のオオカミが自分を変えていくストーリー設定になっている。 また『あらしのよるに』のガブ、『おれたちともだち』シリーズのオオカミさんのように主役のパートナーとして登場する作品が現れるようになってきた。ロシアのアニメーション『狐と兎』でもウサギを手助けするキャラクターのひとりとしてオオカミが登場する。また、米国のファンタジー小説『ベルガリアード物語』に登場する老魔術師ベルガラスとその妻ポレドラなども、主人公を助ける重要なキャラクターである。 オオカミを孤高の象徴として捉えた作品が登場するようになってきた。『狐と兎』の作家ユーリ・ノルシュテインの代表作品、『話の話』ではオオカミの子が人々の平和と悲しみの時代の記憶をたどる非常に重要な役割を持って登場する。平井和正の作品『ウルフガイ』『アダルト・ウルフガイ』などのシリーズでは狼人間である主人公を通してオオカミの孤高性が多く語られる。アニメーション『WOLF'S RAIN』の主人公たちは人間に姿を変えることのできる狼であり、オオカミの神性と孤高が描かれた。『やっぱりおおかみ』は仲間を探して旅をする一匹狼の絵本。結局仲間は見つからず、舌打ちする内容。 コンピューターゲームには、日本古来のオオカミの神性を題材とした『大神(おおかみ)』などがある。 団結の象徴として、Jリーグのセレッソ大阪ではマスコットにオオカミ(愛称ロビー)を採用している。 セルゲイ・プロコフィエフの台本・作曲による交響的物語『ピーターと狼』は子ども向けクラシック音楽入門作として名高い。 米国のファンタジー小説『ファオランの冒険』では、部族ごとに群れをなし、厳しい掟によって自らを律するオオカミたちの生態が描かれている。 スズキのオートバイ『ウルフ』はオオカミが力強さとスピードをイメージさせることからその名が付けられた。
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題材とした作品など
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鮮やかな色で光沢の強いレインコートは、視覚的に観客に強い印象を残す効果を目的として、洋画では小道具(衣装)として使われることが多い。主人公の個性・キャラクターを特徴付け、視聴者へのインパクトを期待して用いられるケースがあり、「刑事コロンボ」などは、その成功例ともいえる。児童書では「ちいさいモモちゃん」「ワニくんのレインコート」シリーズなど、教育・知育の絵本で題材に取り上げられる場合がある。ミステリでは、重要人物のキーアイテムになる作品が書かれている。 マルレーヌ・ジョベール 『雨の訪問者』 - ヒロインが白エナメルのレインコート・レインハット・長靴の3点セットで登場。晴れのシーンでも多く着用。白い雨具は女主人公の「清楚」さを暗示。 ソフィア・ローレン 『アラベスク (映画) 』 - ヒロインが赤エナメルのレインコートを着用。スチール写真も多数現存。 カトリーヌ・ドヌーブ 『昼顔』 - ドヌーブ演じるヒロインが黒エナメルのレインコートをロシア風の毛皮の帽子と合わせて着用。ドヌーブ作品では他に「シェルブールの雨傘」など。 ソフィー・マルソー 『ラ・ブーム2』(La Boum 2) - 作中劇「雨に唄えば」にマルソーが黄色いレインコート姿で出演。オリジナルの「雨に歌えば」のレインコートは舞台でも多用。 ダリル・ハンナ(レプリカント)『ブレードランナー』 - 透明ビニールのレインコートを纏った女レプリカントが雨が降り続く街の場面に登場する。 芦名星(結城翠) 『ST 赤と白の捜査ファイル』 - 雨天時の捜査で露出の多い服の上に、透明ビニールのレインコートを着ている。小説版ふくめ女性キャラクターの心理を象徴。 波瑠(比嘉ミカ) 『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』 - 白衣ではなく、透明ビニールのレインコートのような手術着と白い長靴を着用。 島田一男 『赤い影の女』 春陽文庫 1962年 - 赤いビニールのレインコートの美女が絡むファッション業界の殺人事件。 横溝正史 『青い外套を着た女』(『サンデー毎日』1937年7月) - 青いレインコートが物語の謎の重要な鍵となる。横溝正史では「泥の中の女」も、目撃された女性の赤いレインコートが、捜査陣の重要な手がかりになる。
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