泥の中の女
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 02:52 UTC 版)
「金田一耕助の冒険 (短編集)」の記事における「泥の中の女」の解説
短編集第7作(第2分冊第2作)。 「泥」に「どろ」との読みがなが振られている。 初出 「週刊東京」昭和32年(1957年)2 - 3月、原題『泥の中の顔』 事件現場 三鷹の牟礼(西条宅)、西荻窪の大宮前(立花宅近く) 事件発生日 2月23日、7日後、その3日目(昭和32年(1957年)に比定するのが定説) 登場人物 立花ヤス子 - 夫・信吉を失職から救うため訪ねた西条氏が不在だったため、暖を求めて離れを訪ねたところ留守番を頼まれ、死体を発見する。しかし、交番へ駆け込んで巡査を連れて戻ってくると死体は無く、現場に居た川崎と松本にも否定されてしまう。 川崎龍二(かわさき りゅうじ) - 探偵作家。自宅とは別に仕事場として西条氏に離れを借り、多くの女を出入りさせていた。 松本梧朗(まつもと ごろう) - S大学の助手。川崎の小説の材料調査などで小遣いかせぎをしている。 久保田昌子(くぼた まさこ) - 川崎の愛人の一人。小学校教員で川崎の探偵小説のファン。事件発端の7日後に桜上水の下高井戸付近で死体となって発見された。 浅茅タマヨ(あさじ タマヨ) - 川崎の愛人の一人。新宿のキャバレー「丸」に出ているダンサー。昌子の死体が発見されてから3日目に同じく桜上水で死体となって発見された。 山口警部補 - 高井戸署の捜査主任。 古谷警部補 - 三鷹署の捜査主任。 新井 - 捜査1課第5調べ室の刑事。 根上 - 立花ヤス子が飛び込んだ交番の巡査。
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