泥の流出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 02:56 UTC 版)
「シドアルジョの泥火山」の記事における「泥の流出」の解説
2006年11月22日、敷設された導水路を通じて貯蔵されていた汚泥がポロン川(英語版)へと排出され始めた。だが、この泥には硫黄などの有毒成分が含まれているため海洋汚染などが懸念されている。また、ポロン川の上流には人口の多い地域や穀倉地帯を流れるブランタス川があり、ポロン川に泥が堆積することで洪水疎通能力が低下し、これまでのダム貯水池の建設や河川改修による洪水被害減少に悪影響を及ぼす可能性も懸念された。だが、2013年に『土木学会論文集』に掲載された論文によれば、ポロン川では乾季に泥が堆積するものの雨季には流量増加により堆積物が流出しており、2007-2009年にはルーシーからの泥土の噴出量が1日当たり約8万立方メートルから約4万立方メートルまで半減し、泥土の堆積量も約3分の1に減少していたことから、ポロン川の堆積汚泥は年々減少していると考えられている。
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