題材としての図書館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/22 03:27 UTC 版)
「ボドリアン図書館」の記事における「題材としての図書館」の解説
小説 ボドリアン図書館はドロシー・L・セイヤーズの「学寮祭の夜(英語版)」の舞台として利用されている他、マイケル・ホワイト(英語版)の「Equinox」でも利用された。コリン・デクスターのモース警部小説「The Wench is Dead」ではクリスティン・グリーナウェイ (ボドリーの司書の一人) が提案した図書館の一つが使用されている。J・I・M・ステュワート(英語版)の「Operation Pax」 (1951) では大詰め部分で実在ではない地下書庫が描かれ、ラドクリフ広場(英語版)の隠れた斜面路「Mendip cleft」を滑り落ちることで図書館へと到達する描写がある。 J・R・R・トールキンはオックスフォード大学で心理学を研究し教授となって以降、ジーザス・カレッジ(英語版)に代わりボドリアン図書館が代理で保管していたヘルゲストの赤本に親しむようになる。トールキンは後に自身の作品「指輪物語」で「ウェストマーチの赤本(英語版)」という架空の書物として登場させることになる。現在ではトールキンの原稿の大部分が図書館に収蔵されている。 歴史家兼小説家のデボラ・ハークネスが2011年に出版した小説『魔女の目覚め』の前半部の大部分はボドリアン図書館、とくにセルデン・エンドを舞台としている。さらに、図書館に収蔵されているアシュモレアン写本 (アシュモール 782) の一つを小説の核心部分として使用している。 撮影現場 図書館の素晴らしい建築は映画製作者にとってオックスフォード大学に帰属する建物を代表する格好の撮影場所となってきた。「ライラの冒険 黄金の羅針盤」の冒頭シーンや「情愛と友情(英語版)」 (1981年のテレビドラマ)、「アナザー・カントリー」 (1984)「英国万歳!」(1994)、ディヴィニティ・スクールがホグワーツの医務室として、ハンフリー公図書館がホグワーツ図書館として描かれている「ハリーポッター」劇場版前半2作品などに使用されている。2005年の映画「ニュー・ワールド」では、図書館が大英帝国法廷入口として描かれている。ボドリアン図書館はモース警部をテレビドラマ化したスピンオフ作品である「ルイス(英語版)」の「And the Moonbeams Kiss the Sea」において、図書館の地下室が殺人現場として使用された。 引用 図書館利用者の誓いのラテン語版の最初の数フレーズである「Do fidem me nullum librum vel」は1996年に連続テレビ小説「ガリバーの冒険(英語版)」で使用された。
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