赤本とは? わかりやすく解説

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あか‐ほん【赤本】

読み方:あかほん

《「あかぼん」とも》

草双紙の一。江戸中期延宝から享保にかけて流行した子供向け絵本表紙が赤いところからよばれるお伽話物が多い。→青本黒本

明治時代少年向き講談本口絵表紙が赤を主とした極彩色のものが多かった

内容低級粗雑な本。

大学受験問題集一種教学社発行大学別、またはさらに学部別に過去入学試験問題収録され表紙朱色であることからこう呼ばれる

「赤本」に似た言葉

赤本(あかほん)


赤本

読み方:あかほん

  1. 祭典縁日街路ニ於テ瞹昧ナル書籍類陳列シ又ハ読売ヲナス者。〔第二類 人物風俗
  2. 俗悪卑猥書籍。その出版業者を赤本屋などといふ。
  3. 極めて低級な書物。又は卑猥な書籍の類をいふ。
  4. 俗ぽい低級な本。赤本を出す出版屋を「赤本屋」といふ。
  5. 縁日祭日等に瞹眛なる本を売るもの。又其の本を云ふ。
  6. 享保以来江戸で刊行され表紙の赤い絵草紙転じて現在は低級俗悪な三文本のこと。
  7. 猥本猥本には赤い淫(みだ)らな表紙付してある。〔香〕
  8. 縁日祭日等に曖昧な本を売るもの。又その本をいう。

分類

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赤本

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 22:40 UTC 版)

赤本(あかほん、あかぼん)




「赤本」の続きの解説一覧

赤本

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 18:37 UTC 版)

草双紙」の記事における「赤本」の解説

寛文期始まり元禄享保期に隆盛迎え寛延期まで刊行された。表紙丹色であることから「赤本」と呼ばれる紙数は5丁(10ページ)が基本で、一巻上下二巻が多いが、上中三巻場合もある。赤本は正月年玉として購買された子供向け縁起物と言われているが、内容大人向け部分含んでおり、読者年齢層幅広い想定される画工としては、菱川師宣近藤清春鳥居清満西村重長奥村政信版元としては鱗形屋・村田屋などが見られる内容は、桃太郎さるかに合戦舌切り雀花咲か爺といった昔話御伽草子説話継承したもの、歌謡言葉遊び武勇譚など、多様である。

※この「赤本」の解説は、「草双紙」の解説の一部です。
「赤本」を含む「草双紙」の記事については、「草双紙」の概要を参照ください。

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「赤本」の例文・使い方・用例・文例

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