ボドリーの司書
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/22 03:27 UTC 版)
詳細は「ボドリーの司書」を参照 ボドリアン図書館の図書館長は「ボドリーの司書 (Bodley's Librarian)」と呼ばれる。初代司書のトーマス・ジェームズ(英語版)は1599年にボドリアン図書館員により選ばれ、1602年に大学が追認した。ボドリーは司書に対し「some one that is noted and knowen for a diligent Student, and in all his conuersation to be trustie, actiue, and discreete, a graduat also and a Linguist, not encombred with mariage, nor with a benefice of Cure」な存在であることを願った。しかし、ジェームズはボドリーを説得して結婚できるようにし、オックスフォードにある聖アルデイツ教会(英語版)の牧師になった。 これまで総勢24名がボドリーの司書を務めてきた。司書に求められる勤勉さは年月を経るにつれ要求水準が上がっている。トーマス・ロッキー(英語版) (1660–1665) は任務に適していないとみなされ、ジョン・ハドソン(英語版) (1701–1719) は「無能でないとしても怠惰である」と描かれている。また、ジョン・プライス(英語版) (1768–1813) は同時代の学者から「自身の責務を定期的に放棄している」と告発されている。現在の司書であるサラ・トーマス(英語版)は2007年に司書として任命された。彼女は史上初の女性の「ボドリーの司書」であり、前任者のレジナルド・カー(英語版)に続いて二人目のオックスフォード大学図書館サービス長との兼任司書となった。(オックスフォード大学図書館サービスは現在ボドリアン図書館に吸収されている)アメリカ人のトーマスはボドリアン図書館初の外国人司書でもある。
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