随方毘尼とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 随方毘尼の意味・解説 

随方毘尼

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/03 03:32 UTC 版)

随方毘尼(ずいほうびに)とは、仏教の一種で、TPOにあわせた規制や緩和を行うこと。随処毘尼などともいう。毘尼とはサンスクリット語で律を意味するVinaya(ヴィナヤ)の音写。

基本的に、仏教における戒律はによって制定されたものであった。しかし仏教がインドから東へ伝わっていくと、実際にはその地域などや風習など、また時代によって規定を変えなければならなかった。これを随方(あるいは随処)という。

したがって、仏の法に随順していれば、毘尼(戒律)の原則的な規制に関わらず、時や場所、またそのケースによって新たに制定したり、また反対に緩和したり廃止してもよいとされるようになった。これが随方毘尼である。

しかし、仏教が拡がるに従い、この制度やその解釈を悪用して、破戒行為を行うケースも多いとされる。

また、女人禁制なども日本特有の随方毘尼の一種とされる。

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「随方毘尼」の関連用語

随方毘尼のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



随方毘尼のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの随方毘尼 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS