鉄道車両への応用
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「ターボ・エレクトリック方式」の記事における「鉄道車両への応用」の解説
発電に用いる原動機がガスタービンエンジンであること以外、速度制御方式や駆動方式はその他の電気駆動式内燃車両と変わりはない。 ガスタービンエンジンの回転力をそのまま変速機に取り込んで駆動力とするターボシャフト式に比べて構造や速度制御、総括制御が簡単であるにも関わらず、ガスタービンの燃料消費率の高さ(燃費の悪さ)や騒音の大きさから試作車や試験運行の域を出ず、営業用として実用化された例は非常に少ない。営業用に投入された車両も、石油価格の上昇に伴う経済性の悪化を理由にすでに運行を終えている。 主なものとしては、スイス連邦鉄道 Am 4/6形 1101号機、カナディアン・ナショナル鉄道とニューヘイブン鉄道が導入したUAC ターボトレイン、フランス国鉄のターボトレイン(チュルボ・トラン)とその流れをくむアムトラック向けのターボライナー、ユニオン・パシフィック鉄道の電気式ガスタービン機関車などがある。 ソビエト連邦では1954年から電気式ガスタービン機関車の開発を初め、1960年代中頃まで続けられていたようである。ロシアとなって以降は、財政危機を脱した直後からの貨物輸送の急増に対応すべく、自国内で豊富に産出する天然ガスを燃料とし、環境に配慮した電気式ガスタービン機関車GT1-001(ロシア語版)の開発が2005年より初まったが、国内経済の不安定さや、ガス充填設備の建設が進まないことなどから2012年には中止されている。その直後から本格的な量産を目指したGT1h-002の開発も始まっているが、現在まで量産には至っていない。 日本では2004年(平成16年)に日本車輌製造が、鉄道車両の動力源としは世界初となるマイクロガスタービンを用いたハイブリッド牽引車(産業・工事用小型電気式ガスタービン機関車)を開発した。この車両のマイクロガスタービンはトヨタタービンアンドシステム(現・トヨタエナジーソリューションズ)、電気品は東洋電機製造が納入している。
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鉄道車両への応用
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「サイリスタ位相制御」の記事における「鉄道車両への応用」の解説
本制御方式は、直流電動機を用いた交流専用電気鉄道車両の制御として用いられた。 かつては多くの産業機器や交流専用鉄道車両の主電動機の制御方法として採用されていたが、1990年代以降は半導体技術の進歩により実現可能となったVVVFインバータ制御を採用することが多くなっている。 なお、一部交流車専用電車および交直両用電車では、サイリスタ位相制御をコンバーターとして利用し、VVVFインバータ制御で再度交流電流に戻して交流電動機を駆動する車両も存在する(例として、JR九州813系電車の一部、JR西日本681系電車など)。 表 話 編 歴 電動機(電気モータ)AC - 交流 DC - 直流 PM - 磁石 SC - 整流子 基本型 交流電動機(ACモータ) 直流電動機(DCモータ) DCモータ 単極電動機 直流整流子電動機 ユニポーラモーター(英語版) AC SC 機械整流子 反発電動機(英語版) 交流整流子電動機 AC SC 電気整流子 無整流子電動機(BLDC) スイッチトリラクタンスモータ(SRM) AC 誘導電動機(induction (IM)) 隈取磁極型誘導電動機 Dahlander pole changingモータ(英語版) 誘導電動機(SCIM) Wound rotor モータ(英語版)(WRIM) リニア誘導モータ(英語版) AC 同期電動機(SM) 同期電動機 永久磁石同期電動機(IPMSM/SPMSM) リラクタンスモータ(SyRM) 同期電動機(WRSM) Special magneticmachines 二次励磁電機(英語版) リニアモーター サーボモータ ステッピングモーター 主電動機 ボイスコイルモーター 非磁性 静電モーター 超音波モータ Enclosure Type Hermetic seal(英語版) TEFC(英語版) コンポーネントおよびアクセサリー 電機子 制動チョッパ(英語版) ブラシ(電動)(英語版) 整流子 直流制動(英語版) 界磁コイル(英語版) 回転子 スリップリング 固定子 コイル モーター制御器(英語版) AC/ACコンバータ(英語版) アンプリダイン(英語版) 可変速ドライブ(英語版) (ASD) サイクロコンバータ(英語版) 直接トルク制御(英語版)(DTC) Metadyne(英語版) モーター制御器(英語版) モーターソフトスターター(英語版) セルモーター インバータ サイリスタ位相制御 可変電圧可変周波数制御(VFD) ベクトル制御(英語版) 電圧コントローラ(英語版) Ward Leonard control(英語版) 歴史, 教育,レクリエーション利用 電動機の歴史(英語版) ボールベアリングモータ バーロー・ホイール リンチモータ(英語版) メンドシノモータ(英語版) マウスミルモータ(英語版) 未来的、, 実験的 コイルガン レールガン 超伝導機(英語版) 関連トピック Blocked rotor test(英語版) 円線図(英語版) 制御理論 電磁気学 Open-circuit test(英語版) 開ループ制御 パワーウェイトレシオ 二相交流 人物 フランソワ・アラゴ ピーター・バーロー サミュエル・ハンター・クリスティ マイケル・ファラデー ゼノブ・グラム ジョセフ・ヘンリー イェドリク・アーニョシュ ハインリヒ・レンツ ジェームズ・クラーク・マクスウェル ハンス・クリスティアン・エルステッド ヒポライト・ピクシー ヴェルナー・フォン・ジーメンス フランク・スプレイグ ウィリアム・スタージャン ニコラ・テスラ 関連項目 オルタネーター 発電機 インチワームモータ(英語版) 電磁気学のSI単位 C - 静電容量 (F) Q - 電荷 (C) G, B, Y - コンダクタンス、サセプタンス、アドミタンス (S) κ, γ, σ - 誘電率 (S/m) I - 電流 (A) D - 電束密度 (C/m2) E - 電界 (V/m) ΦE - 電束 (V·m) χe - 電気感受率 U, ΔV, Δφ; E - 起電力 (V) L, M - インダクタンス (H) H - 磁界強度 (A/m) Φ - 磁束 (Wb) B - 磁束密度 (T) χ - 磁化率 μ - 透磁率 (H/m) ε - 誘電率 (F/m) P - 電力 (W) R, X, Z - 抵抗、リアクタンス、インピーダンス (Ω) ρ - 電気抵抗率 (Ω·m) この項目は、電子工学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(Portal:エレクトロニクス)。
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