車両配置と運用線区の変遷
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「JR西日本221系電車」の記事における「車両配置と運用線区の変遷」の解説
この項では新製配置完了後に発生した車両配置と運用線区の変化を記す。 1994年(平成6年)9月4日:和歌山線の運転区間が全区間に拡大。 1997年(平成9年)3月:223系1000番台44両が投入されたことにより、6両編成2本と4両編成3本の24両が網干から奈良へ転出し、関西本線(大和路線)の快速増発に充てられ、日中も和歌山線高田駅まで入線するようになる。東海道・山陽本線においては、ラッシュ時を中心に223系との併結運転が開始され、データイムの快速は本系列に統一。この時点では網干372両、奈良102両の配置。 1999年(平成11年)5月11日:223系2000番台新造に伴い、余剰となった8両編成の福知山線(JR宝塚線)での運用が開始。 2000年(平成12年)3月11日:新快速の全列車が223系に統一。4両編成11本を網干から宮原総合運転所に貸し出し、6両・4両編成も福知山線(JR宝塚線)で運用を開始。8両編成3本、4両編成1本、8両編成から脱車したT1-M1ユニット4本の合計36両が網干から奈良に転属し、阪和線の快速で運用開始。また、1M車グループによる4両編成も登場し、2両編成4本に先述のT1-M1ユニットを組み込み、4両編成となった。 2001年(平成13年)3月3日:奈良線で運用開始。その運用増のため、6両・4両編成各3本の計30両が奈良に転属。この時JR京都・神戸線では223系の増備は行わず、余剰気味の113系を快速運用に活用して対応した。 2002年(平成14年)3月23日:和歌山線の運用区間が王寺駅 - 五条駅間に縮小。 2003年(平成15年)12月1日:この日から平日もすべての新快速が芦屋駅に停車するようになり、朝の神戸駅 → 大阪駅間では快速が先着になる。これによってこの朝ラッシュ時のJR神戸線上り列車の221系の運用がなくなった。また、土休日のみ播但線(姫路 - 寺前)で運用を開始した。 2004年(平成16年)6月:播但線(姫路 - 寺前)の平日運用が追加され、毎日運転されるようになる。 10月16日:JR京都・神戸線の快速から113系が撤退し、221系のJR東海の大垣駅への乗り入れが開始された。また、JR神戸線に続き、JR京都線でも朝の大阪方面の快速を223系使用のみとし、221系による快速は両方向とも大阪駅着の朝ラッシュ時を外れる列車に運用されるようになった。 2006年(平成18年)10月:網干車が担当していた湖西線での運用が一時的になくなる。 2007年(平成19年)1 - 3月:予備車確保の観点から、6両編成1本と4両編成1本の合計10両が網干から奈良に転属した。その結果同年3月改正時点で網干には296両、奈良には178両の配置となった。 3月18日:網干車が担当していた草津線での運用がなくなる。 2008年(平成20年)1月21日:琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線の221系運用に充当する目的で、一部の223系2000番台1次車の車両性能を221系と同一水準になるよう機器の設定が変更された223系6000番台が運用開始。 2月18日:山陰本線(嵯峨野線)で運用開始。 3月:山陰本線(嵯峨野線)・湖西線・草津線で運用されている113系の置き換えとして、網干から4両編成6本が京都に転属。これにより、221系は網干・奈良・京都の3区所に分散配置されることになった。 3月15日:京都車による湖西線の運用を開始。 7 - 10月:宮原総合運転所に新製配置された223系6000番台MA編成がJR宝塚線で運用を開始し、網干所C編成による運用を置き換えた。それに伴い、網干から4両編成13本が京都に転属。 2010年(平成22年)3月:網干から6両編成2本が奈良に、4両編成1本が京都に、奈良から4両編成3本が京都に転属。 12月1日:日根野区への225系5000番台新製配置により、阪和線・紀勢本線(きのくに線)天王寺駅 - 紀伊田辺駅間での運用を終了。 12月:網干から8両編成2本が奈良に転属。奈良に初めて8両編成が配置された。 2011年(平成23年)3月:網干から8両編成4本が奈良に転属。また、車両組み換えに伴い2両編成は全て4両化された。 2012年(平成24年)3月17日:福知山線(JR宝塚線)での運用が終了。また、網干・奈良間で8両1本と4両2本を交換した。 2013年(平成25年)3月16日:京都車による草津線の運用を開始。 2015年(平成27年)3月14日:網干車による湖西線の運用が再開。 2016年(平成28年)7 - 8月:網干と奈良で体質改善未施工車と体質改善施工車(8両編成2本)を交換した。 9 - 10月:225系100番台が24両(8両編成2本、4両編成2本)網干に新製配置された影響で、網干から8両編成2本・4両編成2本が奈良に転属。 2018年 (平成30年)10月: 223系1000番台のAシート改造に伴う車両不足により、奈良から4両編成2本が網干に転属。これに関連して、223系6000番台2編成が2000番台に原番復帰。 2019年(平成31年)3月16日:京都車担当の山陰本線胡麻駅 - 福知山駅間の運用が終了した。 2020年(令和2年)3月14日:ダイヤ改正にて大和路快速の8両編成への統一、休日のみやこ路快速の6両編成への統一が行われ、6両編成は大阪環状線直通列車から撤退した。 2021年(令和3年)3月13日:225系100番台3次車(8両編成5本 4両編成5本)の新製配置により、網干のA・C編成の運用を終了。 5月-7月:A編成5本とC編成3本全車が網干から奈良へ、K1・K2編成の2本が京都から奈良へ転属、6両編成10本に組み替え、同所のNC610~NC619編成となる。 9月:網干のB17・B18・B19編成が奈良へ転属、同所のNC620・NC621・NC622編成となる。 2022年(令和4年)3月12日:おおさか東線の運用を開始。
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