みやこ路快速
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 00:33 UTC 版)
2001年3月3日から設定された最速達の種別で、京都駅 - 奈良駅間で日中を中心に運転されている。全区間で快速運転を行う。停車駅は京都駅、東福寺駅、六地蔵駅、宇治駅、城陽駅、玉水駅、木津駅、奈良駅である。関西本線への直通区間のうち大和路線の快速が停車する平城山駅には停車しない。 この種別は近鉄京都線の急行のライバル的存在となっている。みやこ路快速の種別名は運転開始前に一般公募により決定した。2,548通の応募があり、このうち「古都」「古都路」などが使われたものは520通で1位、「みやこ」が使われたものも386通で2位であったが、76通であった「みやこ路快速」が採用された。 基本的に1時間に2本(30分間隔)の運転で、宇治駅で普通電車と相互接続を行っている。また、京都行きは、土休日ダイヤの1本をのぞいて、城陽駅でも普通電車と接続している。観光地である京都と奈良を結ぶ列車として、日本人だけでなく国外からの観光客の利用も多い。また、京都市から宇治市・城陽市などへの通勤通学列車・近郊列車としての役割も担う。京都行きは棚倉駅(一部は上狛駅)で2分ほど運転停車して奈良行きのみやこ路快速と行き違うため、下りと上りとで所要時間に若干差があり、標準所要時間は京都駅から奈良駅へが約44分、奈良駅から京都駅へが約47分である。 2022年のダイヤ改正で廃止になったが、土休日朝に大和路線のJR難波駅発の快速で奈良駅から「みやこ路快速」となる京都駅行きの列車が1本のみ運行されていた。 車両は全列車221系で、平日日中と土休日の全列車が6両編成で運転されている。運転開始当初はすべて4両編成であった。なお、ダイヤ乱れ時は103系または205系で運転される場合もある。 正月三が日と1月4日や多客時には伏見稲荷大社への参詣客のため稲荷駅に臨時停車する。奈良歴史キャンペーンに伴い、2003年および2004年の9月 - 11月の土休日ダイヤでは、「みやこ路レジャー号」として京都駅 - 桜井駅間(京都駅 - 奈良駅間は定期のみやこ路快速)で運転されていた。
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