みやざきエキスプレスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 乗り物 > > 宮崎カーフェリーのフェリー > みやざきエキスプレスの意味・解説 

みやざきエキスプレス


みやざきエキスプレス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/11 17:14 UTC 版)

みやざきエキスプレス
神戸港にて(2022年)
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本
所有者 船舶整備公団(1996 - 1997)
運輸施設整備事業団(1997 - 2003)
鉄道建設・運輸施設整備支援機構(2003 - 2022)
宮崎船舶(2003 - 2018)
宮崎カーフェリー(3代目法人)(2018 - 2022)
運用者 マリンエキスプレス(1996 - 2004)
宮崎カーフェリー(2代目法人)(2004 - 2018)
宮崎カーフェリー(3代目法人)(2018 - 2022)
建造所 三菱重工業下関造船所(第1022番船)[1]
母港 東京
姉妹船 こうべエキスプレス[2]
船級 JG第二種船[1]
信号符字 JG5484
IMO番号 9145865
MMSI番号 431300462
改名 DHARMA FERRY V (2022)
経歴
起工 1996年3月25日[1]
進水 1996年8月20日[1]
竣工 1996年11月25日[1]
就航 1996年12月2日[2]
運航終了 2022年4月15日
現況 インドネシアで運航中。
要目
総トン数 11,931トン[2]
載貨重量 5,884トン[1]
全長 170.0m[1]
垂線間長 158.00m[1]
27.0m[1]
型深さ 17.20m
満載喫水 6.70m[1]
機関方式 ディーゼル
主機関 NKK-S.E.M.T.-ピールスティック 12PC4-2V型
過給機付4サイクル12シリンダ(400rpm)
推進器 可変ピッチプロペラ×2軸
出力 19,800PS×2基[2]
最大速力 26.55ノット[1]
航海速力 25.0ノット[1]
旅客定員 690名[1]
乗組員 42名[1]
車両搭載数 トラック130台、乗用車85台
テンプレートを表示

みやざきエキスプレス(英:MIYAZAKI EXPRESS)は、宮崎カーフェリーが運航していたフェリー

概要

マリンエキスプレス時代に高千穂丸の代船として三菱重工業下関造船所で建造され、1996年12月2日大阪宮崎航路に就航した。本船の就航により、高千穂丸は神戸日向航路に転配され、従来就航していたえびのは海外売船された。

2004年8月、マリンエキスプレスから宮崎カーフェリーへ譲渡。2014年10月1日、関西側の発着地を大阪南港かもめフェリーターミナルから神戸港新港第3突堤・神戸三宮フェリーターミナル)へ移転、神戸宮崎航路での運航となる。

新造船「フェリーたかちほ」就航に伴い、2022年4月14日神戸発便をもって引退。

引退後はインドネシアに売却され、「 DHARMA FERRY V」として運航。

設計

車両積載量の向上や旅客サービスの集約による省人化、ドライバーの居住設備のグレードアップに配慮された。幅広船型とトラック2層・乗用車3層の車両甲板により車両積載量を大幅に向上し、主機に航海速力25ノットの高速性能を持つ信頼性の高いV形中速機関の採用と高出力に対する振動騒音対策の実施、ドライバー室の少定員化を実施した[1]

船内

船内は「フレッシュフルーツ」をコンセプトに明るいイメージや柔らかく暖かな雰囲気や爽やかな開放感を意識したものとした[3]

Aデッキ
  • 2等寝台室(8名または12名・33室)
  • 1等A室(4名・5室)
  • 1等B室(4名・12室)
  • 1等S室(1名・10室)
  • 特等室(2名・2室)
  • 展望浴室
  • 給湯室
Bデッキ
  • 案内所・売店
  • 2等室(172名)
  • ドライバー室
  • レストラン
  • ドライバー用レストラン
C・Dデッキ[1]
  • トラックスペース
E・F・Gデッキ[1]
  • 乗用車スペース

事故・インシデント

作業船との衝突

2003年8月27日、14時55分ごろ、大阪南港かもめ埠頭に接岸中であった本船に無人暴走した作業船都喜丸が衝突、本船は球状船首に擦過傷を負った。かもめ埠頭東側の埠頭で接舷作業の補助を行っていた都喜丸が、乗組員係留作業を行うため、機関を前進状態の自動操舵のまま無人状態としたところ、航海計器の故障が発生し暴走、本船の西側に接岸中であったさんふらわあ さつま (2代)および本船に衝突したものであった[4]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 三菱重工業株式会社下関造船所船舶・海洋部「カーフェリー"みやざきエキスプレス"の概要」 - 船の科学1997年2月号
  2. ^ a b c d 船舶案内”. 宮崎カーフェリーウェブサイト. 宮崎カーフェリー株式会社. 2015年11月30日閲覧。
  3. ^ 大型新造船 速くて快適、ハイグレード・フェリー みやざきエキスプレス おおさかエキスプレス大阪⇔宮崎 - マリンエキスプレス
  4. ^ 神戸地方海難審判庁 (28 May 2004). 平成15年神審第112号 作業船都喜丸旅客船さんふらわあさつま旅客船みやざきエキスプレス衝突事件 (Report). 海難審判協会. 2015年11月28日閲覧

外部リンク


みやざきエキスプレス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 04:28 UTC 版)

宮崎カーフェリー」の記事における「みやざきエキスプレス」の解説

1996年3月25日起工1996年11月25日竣工同年12月2日就航11,931総トン全長170.0m、垂線間長158.00m、幅27.0m、満載喫水6.70m。 出力39,600ps、航海速力25.0ノット最大26.55ノット)。 大錨6.975トン*2(AC14型) 錨鎖64m/m (右)300m、(左)300mバウスラスター22.3t(ノミナルスラスト)左舷機軸発電駆動。 スターンスラスタ17.5t(ノミナルスラスト)右舷発電駆動フィンスタビライザー9m*1組面積9平方m、発生揚力75.3トン空船時に18m/sの風を正横から受けた場合風圧力=70トン 旅客定員690名。車両積載数:トラック130台、乗用車85台。三菱重工業下関造船所建造

※この「みやざきエキスプレス」の解説は、「宮崎カーフェリー」の解説の一部です。
「みやざきエキスプレス」を含む「宮崎カーフェリー」の記事については、「宮崎カーフェリー」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「みやざきエキスプレス」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「みやざきエキスプレス」の関連用語

みやざきエキスプレスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



みやざきエキスプレスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
宮崎カーフェリー宮崎カーフェリー
Copyright (c) 2005-2025 Miyazaki Car Ferry All Right Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのみやざきエキスプレス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの宮崎カーフェリー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS