評価・意見
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 22:22 UTC 版)
フリーライターの赤木智弘は、表現の自由戦士は合意の過程を無視した過剰な反発をしており、歴史修正主義者と同様にご都合主義的な表現の自由を振りかざしているとし、しかし彼らは「『自分たちは表現の自由を守っている』と勘違いしている」と論じている。 日本文化史研究家のパオロ・マッツァリーノは、表現の自由は大切であるとしつつ、だからこそ気安く振りかざすべきではないと指摘している。 ルポライターの昼間たかしは、「ツイフェミ」や「表現の自由戦士」といった用語はネット上、特にTwitter上でしか見られないレッテルであるとしている。 映画ライターの高橋ヨシキは、表現の規制に反対し、表現の自由を主張する者のことを「表現の自由戦士」と呼んでいる。 政治家の音喜多駿は、表現の自由戦士の1人として松本ときひろ品川区議を挙げるなど、政治の世界にも「表現の自由」に関心を示す政治家が増えているとしている。 国民民主党の玉木雄一郎は、コスプレ、アニメ、ゲームは日本の文化だとして「表現の自由を守る戦士として戦う」と述べている。
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評価・意見
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 12:40 UTC 版)
人間科学者の小松原織香によれば、「ツイフェミ」はフェミニストではなく、「ミサンドリスト(男性嫌悪者)」であるとの意見、ミサンドリストと呼称する向きもあるとしている。なお、小松原自身は、「ツイフェミ」をフェミニストの一部であるとしつつも批判の対象となりえると主張している。 カナダのフェミニストサイト、Feminist Currentの創設者でフェミニストのメガン・マーフィー(英語版)は、ツイッターにおけるフェニミズムについて「フェミニストの運動と実際の信念、世界中でフェミニストらが成し遂げてきたことを代表するものでは全くない」「一般に、ツイッターは活動を起こすのには有害で非生産的な場である」と指摘している。これは、Twitterのハッシュタグ「#twitterfeminism」を通じて議論を呼び、フェミニストブログのフェミニスティング(英語版)は、コラムニストの一人であるヴェロニカ・フロレスの反論を同ブログに掲載した。フロレスは「確かに、インターネットという物は粗暴である。仰る通り、面識のない者同士は互いに敬意を払って接すべきだという点について、我々は多くを学ぶ必要がある」とマーフィの主張に一定の理解を示したうえで「しかし、ツイッターを含むインターネットフェミニズムは、私たちが殆ど聞き取ることのできなかったはずの他者の声を拾い上げる場を提供し、互いを発見する事が困難であった場所や環境にあった仲間たちの為にコミュニティを生み出し、歴史的には排除されてきた対話をメインストリームへと飛び立たせもしたのだ」と、その成果を高く評価した。 ジェンダー論専門家の千田有紀はツイフェミに関する議論の中で、NHKの特設サイト『まるわかりノーベル賞2018』にキズナアイが登場し論争を呼んだ際、千田のキズナアイへの批判が文脈を切り取られてフェイクニュースメディアに拡散されツイッターで炎上したこと、炎上の原因となったはずの千田が書いた記事そのものは実際にはほとんどアクセスが無く読まれていなかったこと、一度炎上してしまうと千田本人が否定しても効果が無かったことを例に挙げて、「(ツイッターは)議論するメディアとしては難しいと思っている」とした。 プロデューサーの若新雄純は、信念をもって活動してきた右翼がインターネットの登場によって「右の思想=差別主義」のように同一視されるようになった一方、右翼は勢力が増えるという点で「ネトウヨ」を歓迎した向きもある、とした上で、フェミニストにとってもネットのカジュアルなフェミニストに混じっている差別主義的な人は迷惑だという思いがあるだろうと所感を述べた。しかし、「フェミニスト」がネット上で一種の市民権を得た以上、確固たる方針を示さないと、ネトフェミ・ツイフェミ的な存在は増え、日常生活が不満で行き場のない、拠り所がない人たちの逃げ場になりネット空間とセットに全体の質を下げることになりかねないと主張した。 ネット論客の青識亜論は、「ツイフェミ」は 差別やハラスメントの告発などの否定しづらい「正義」の問題に安直に接合し、感情的になりがちだと主張。ツイッターがリミッターを解除し、「いくらでも相手を殴っていい」ように感じさせる役割をはたしてしまっていると意見した。なお、女性が素直な感情を書け、議論ができる場所である点、学者やメディア関係者とも平場で話ができる点、大手メディアが独占していた言論の場を民主化した点ではツイッターへの評価も述べている。 批評家の後藤和智は、ウェブマガジンWezzyに寄稿した記事において、「ツイフェミ」という言葉を「ツイッターにおける『男性オタク(文化)叩きを目的とした(異常な/凶暴な)フェミニズム』のような意味合いを持って使われることが多い」とし、統計分析ソフトによるツイート集計データを基に、「『ツイフェミ』という概念がいかに恣意的で操作的な概念」と指摘。後藤は「「ツイフェミ」という言葉は、それ自体が我が国の男性向けのメディアや言論文化の持つ攻撃性を示す言葉としての性格をどんどん強めています」と締めくくっている。
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