かん‐そく〔クワン‐〕【観測】
観測
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/06 19:51 UTC 版)
観測(かんそく)とは、
天文学や気象学などの用語
天文学や気象学で言う「観測」とは、自然現象の移り変わりや変化を観察・測定することである。
一般的に、人が自分の眼で観察して(=じっくりと細部まで観て)、測定する(=ものごとの量的な側面に着目し、数字化する)ということになる。
人が自分の眼をまず用い、そしてしばしば何らかの測定機器類も用いる。(最近は観測の自動化も進んできている。)
天文現象の観測は天体観測と言い、気象現象の観測は気象観測と言う。
なお気象庁が実施している気象観測業務は、大きく分けると「地上気象観測」「高層気象観測」「レーダー気象観測」「衛星気象観測」に分けられる[2]。
また、「海洋観測」「オーロラ観測」「地震観測」など様々なタイプ・分類がある。
観測を行うための場所・施設を「観測所」と言う。観測に用いる装置を「観測装置」と言う。
量子力学では、観測は重要な意味を持つ(観測理論、観測問題)。
観測という用語は、社会科学分野でも使用される。社会的現象を観察し、測定するのである。
軍事分野では、「砲弾の弾着観測」などと用いる。たとえば、旧日本海軍では、砲弾が着水した位置を観測する小型航空機を「水上観測機」と呼び、「F」という機種記号を与えていた。英語の機種記号ではObservationの「O」である。
(地図作成や工事などの)測量の領域でも「観測」という用語を用いる。「方向観測法」など。
様子を見て推しはかる
また「観測」は、様子を見て(観て)、成り行き(起きるであろうこと)を推し測ること[1]。 物事を注意深く見て、変化や成り行きを予測すること[3]。
「世界の情勢を観測する」「希望的観測」などと用いる。
- 関連用語
脚注
関連項目
(a) 観測
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/28 22:35 UTC 版)
容器の中央に仕切りを入れ、悪魔が左右どちらに分子があるかを観測する。 ここで悪魔は気体から 1 ビットの情報を得ることになる。 観測結果に応じて、悪魔のメモリの状態は R (図上段) もしくは L (図下段) となる。 これにより気体の状態とメモリの状態との間には相関が成立する。
※この「(a) 観測」の解説は、「マクスウェルの悪魔」の解説の一部です。
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「観測」の例文・使い方・用例・文例
- 観測気球
- 熱帯降雨観測
- 宮城県で震度1を観測する
- 人工衛星あすかはラピッドバースターを詳細に観測した。
- 今日その地域では掩蔽が観測されたそうだ。
- 電波望遠鏡で輝線を観測する
- 私は星雲や星団を観測するために屈折望遠鏡が欲しい。
- 全国企業短期経済観測調査は、「日銀短観」「短観」でも知られており、海外においても“Tankan”で通じる。
- これらの観測に従うと……
- 希望的観測
- 観測点における電界強度
- 彼は一晩中星を観測し続けていました。
- これは彼があの星を観測するのに使った望遠鏡です。
- それはあまり観測されない。
- 私たちは毎日、夜に星を観測しました。
- 今年の夏は観測史上最も暑かった。
- 私は観測点の最大地層を調べました。
- 来年7月22日に観測される皆既日食。
- ジャンスキーが観測したのは銀河系の中心核からの波長14.6mの電波であった。
- JAXAの地球観測衛星「だいち」が撮影した画像。
觀測と同じ種類の言葉
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