観測された揺れ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/23 02:21 UTC 版)
震度マップ (USGS) 推計震度のマップ(気象庁) 震度5弱以上が観測された気象庁の発表地点震度都道府県観測点名6弱大阪府 大阪北区茶屋町・高槻市立第2中学校・枚方市大垣内・茨木市東中条町・箕面市粟生外院 5強大阪府 大阪都島区都島本通・大阪東淀川区北江口・大阪旭区大宮・大阪淀川区木川東・豊中市曽根南町・豊中市役所・吹田市内本町・高槻市桃園町・高槻市消防本部・寝屋川市役所・箕面市箕面・摂津市三島・交野市私部・島本町若山台 京都府 京都中京区河原町御池・京都伏見区向島・京都伏見区久我・京都西京区大枝・亀岡市余部町・長岡京市開田・八幡市八幡・大山崎町円明寺・久御山町田井 5弱大阪府 大阪福島区福島・大阪此花区春日出北・大阪港区築港・大阪西淀川区千舟・大阪東淀川区柴島・大阪生野区舎利寺・大阪国際空港・池田市城南・守口市京阪本通・大東市新町・四條畷市中野・豊能町余野・能勢町役場 京都府 京都伏見区竹田・京都伏見区醍醐・京都伏見区淀・京都西京区樫原・宇治市宇治琵琶・宇治市折居台・亀岡市安町・城陽市寺田・向日市寺戸町・京田辺市田辺・井手町井手・精華町南稲八妻・南丹市八木町八木 滋賀県 大津市南郷 兵庫県 尼崎市昭和通・西宮市宮前町・西宮市平木・伊丹市千僧・川西市中央町 奈良県 大和郡山市北郡山町・御所市役所・高取町観覚寺・広陵町南郷 気象庁の地震情報を元に作成。 以上のほか、関東地方の茨城県から九州地方の佐賀県までの広い範囲で震度1以上を観測した。 長周期地震動階級階級地方地域階級2 近畿 大阪府北部、兵庫県南東部、奈良県 階級1 近畿 滋賀県、京都府南部、大阪府南部 中国・四国 鳥取県西部、徳島県北部 地震当日に時事通信などマスメディア各社は「気象庁が1923年(大正12年)に観測を開始して以来、大阪府で震度6弱以上の揺れを観測したのは初めて」と報道した。しかし、この間に震度の観測法や観測点の密度は大きく変わっており、過去の地震で観測された震度などの情報と本地震を単純に比較することはできない。さらに、兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)では大阪府に限定しても死者は31人、全壊家屋数895棟と本地震より遥かに被害が大きかった。これは耐震補強が進んだからではなく、本地震では極短周期の0.5秒以下の地震動成分が卓越し、地動最大加速度を基に算出する現在の計測震度は極短周期成分が卓越する地震で高震度が出やすいためであった。すなわち兵庫県南部地震では建造物被害を引き起こす1-2秒の地震動成分が卓越していたが、本地震ではその成分は小さかった。 なお、気象庁震度データベースによると大阪府内で震度5弱以上の揺れを観測したのは、この5年前に淡路島で起きた地震以来のことである。
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