聖域なき構造改革とねじれ国会とは? わかりやすく解説

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聖域なき構造改革とねじれ国会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 06:24 UTC 版)

自由民主党 (日本)」の記事における「聖域なき構造改革とねじれ国会」の解説

経済面では、1991年平成3年)にバブル景気終焉迎える。冷戦終結しグローバル化急速に進展したことにより、従来型官僚主導による利益分配的な政治手法機能しなくなっていたが、政権不安定な状態が続いたこともあり経済政策劇的に転換できず、経済成長効果小さかったとされる公共事業を軸とした膨大な財政出動続け国と地方莫大な財政赤字抱えようになった右肩上がり経済成長前提とした経済政策の転換迫られることになり、そうした時代的要請から2001年平成13年)に小泉内閣発足する小泉純一郎公共事業削減などにより政府の財政出動抑制し中央政府権限民間企業地方自治体委譲すべきとする聖域なき構造改革主張した小泉国民的な人気集め小泉旋風呼ばれる現象引き起こす発足時2001年4月)の第1次小泉内閣内閣支持率は、戦後内閣として歴代1位当時)の数字となり、最も高かった読売新聞社調べで87.1パーセント、最も低かった朝日新聞社調べ78パーセント記録した。「小泉内閣メールマガジン」を発行し登録者200万人及んだことも話題となったこうした小泉人気乗るかたちで同年7月参議院議員選挙自民党大勝した小泉2002年平成14年9月日本の首相として初め電撃的朝鮮民主主義人民共和国北朝鮮)を訪問し金正日国防委員長と初の日朝首脳会談実現させるなど積極的な外交にも取り組んだ2003年平成15年10月第43回衆議院議員総選挙控え選挙前小泉中曽根康弘宮澤喜一元首相比例代表73歳定年制適用する方針表明83歳の宮澤引退を表明した一方85歳中曽根頑強に抵抗して話題となった結局中曽根はこれを受け選挙出馬しなかった。結果自民党公明党保守新党与党3党で絶対安定多数維持したものの、自民党10議席減らし与党全体として12議席となった選挙後保守新党自民党吸収されたため、自民党単独過半数確保したうえで自公連立政権となった。) 2004年平成16年7月第20回参議院議員通常選挙控え年金制度改革争点となった小泉内閣参院選直前6月年金改革法を成立させたが、これが影響し選挙では自民党改選50議席を1議席下回り民主党勝利を許した2005年平成17年8月、第162通常国会における郵政民営化法案参議院否決後に行われた第44回衆院選では、「小泉劇場と言われるポピュリズム政治手法を採り、自民党だけで296議席公明党併せ与党327議席獲得歴史的圧勝おさめた。その一方で抵抗勢力」とされた議員郵政民営化法案反対票を投じたため党を除名されたり、党公認候補いわゆる刺客候補」)に敗れ落選したことで、保守分立時代逆戻りする可能性指摘された。 小泉政権後期となる2005年ころより、「ポスト小泉」と呼ばれるニューリーダー登場。特に、麻生太郎谷垣禎一福田康夫安倍晋三の4人はポスト小泉最有力候補とされ、4人はそれぞれの名前から一字ずつ取った麻垣康三」と呼ばれるうになる2006年平成18年9月20日自民党総裁選では、選挙前から確実視された安倍晋三後継選出される。翌9月21日小泉自民党総裁任期満了し9月26日第3次小泉改造内閣総辞職し内閣総理大臣退任した任期満了による退任1987年中曽根政権以来であり、また、小泉政権戦後4位であり平成時代最長退任当時ならびに21世紀最初長期政権となった。しかし、年金記録問題閣僚スキャンダルもあって、第1次安倍政権下の第21回参院選2007年)では民主党惨敗結党以来初め参議院第1党から転落した衆議院参議院多数派異な構図になったねじれ国会)ことで与野党対立激化政策決定実行スピード遅くなった。これにより首相指導力著しく低下し総理総裁安倍晋三福田康夫麻生太郎毎年のように変わった

※この「聖域なき構造改革とねじれ国会」の解説は、「自由民主党 (日本)」の解説の一部です。
「聖域なき構造改革とねじれ国会」を含む「自由民主党 (日本)」の記事については、「自由民主党 (日本)」の概要を参照ください。

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