第2隊 バニシングエージ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 06:35 UTC 版)
「STAR DRIVER 輝きのタクト」の記事における「第2隊 バニシングエージ」の解説
代表はヘッド。ヘッド不在の間はマリノ(マンティコール)が代表代行を務めた。マリノ以外のメンバーはバーのような部屋に集い、謀り事を画策している。メンバー(カタシロ、マリノ以外)は全員本物のシルシを持っている。部隊のマークはスペード。 ミヤビ・レイジ / ツナシ・トキオ / ヘッド 声 - 石田彰 綺羅星十字団第2隊「バニシングエージ」を率いる青年。サイバディ「レシュバル」のスタードライバー。「レシュ」(「頭」の意味を持つ)のシルシを持つ。「シルシ」を持ちながらゼロ時間への招集を拒否できる上級ドライバーの一人。第1フェーズの能力で白色のスターソード・ディアマンをサイバディに乗り込むことなく使用している。 トップを暫定で代行しているが、銀河美少年を倒した者を新たなトップにすると提案した。洞察力と駆け引きに長けており、普段は冷静沈着だが時に感情的になることもある。また後述通り主人公ツナシ・タクトの父親なのだがタクトに対しての愛情は全くなく、彼に殴り飛ばされた時は怒りのあまりカタシロに彼の殺害を言いだしたりしていた。 プライベートではベッドに横になりながら気多の巫女(サカナちゃん)のおとぎ話を聞いていたが、物語の結末が気に食わず彼女を追い出してしまった。元は絵を描くことが趣味で、一時期止めていたがスガタと会って再び描き始めた。 その正体はイクロウの息子トキオであり、タクトの父親である。イクロウからタウのシルシを譲られなかったことでツナシ家を出奔、他のシルシを求めるうちに綺羅星十字団の噂を聞きつけ南十字島を訪れた。そこでカタシロとその許嫁ソラ、シンゴらと出会い親しくなりやがてソラを妊娠させるが、記憶が欠落しているのか単なる無関心ゆえか、ソラが島をいつ出たかすら憶えていない。シンゴから「シン」のシルシを譲り受ける前に彼が昏睡状態に陥ったため(この頃カタシロから「レシュ」のシルシを譲り受けている)、現在に至るまでシンゴを目覚めさせシルシを受け取ることが目的の1つになっている。カタシロが年齢相応に老いているのに対し、ヘッドとシンゴだけが若々しい外見を保っているのはそれぞれレシュバル、シンパシーの第1フェーズによるもののようである。カタシロ曰く「心がゼロ時間に囚われている」との事。 第9話以降、綺羅星十字団メンバーから第3フェーズに到達する者が現れるまで、銀河美少年と戦っても無駄と判断し休養宣言を行った。休養宣言後は島で一番高い場所で、スガタと会話し、彼を綺羅星十字団第1隊「エンペラー」の代表にしようと目論んだが失敗した。第14話より復帰し、第16話で日死の封印を破り第3フェーズの状態となり、一時はタクトを圧倒するも敗北する。その戦闘からかタクトには感づかれており、第23話ではタクトに話しかけようとした際に殴り飛ばされている。最終決戦の前に覚醒したシンゴから「シン」のシルシとサイバディ「シンパシー」を譲り受け、ひが日死の封印を破り、封印を第4フェーズへと進めた。その後、シンパシーの能力でスガタごとキング・ザメクを乗っ取ることに成功する。 実は真の目的は「キング・ザメクの能力でタイムトラベラーになり、幸せだった過去を何度も繰り返す事」で綺羅星十字団もその為の捨て駒でしかなかったが、その反面行動原理として気多の巫女やソラの事は彼なりに気をかけていた。 皆水の封印を破ってゼロ時間の封印を解除しようとしたが、タクトによってシンパシーを破壊され、その野望は阻止された。 カタシロ・リョウスケ / 議長(ぎちょう) 声 - 三木眞一郎 南十字学園の理事長代行兼綺麗星十字団の総会議長で、左目に眼帯をしている壮年の男性。ヘッドの過去を知っている。バニシングエージの秘密会合に加わっていた。 かつての「レシュ」のシルシの持ち主で、つまりはサイバディ「レシュバル」のヘッドの前のスタードライバーであった。綺羅星十字団としての仕事は親から与えられたもので、自由奔放に生きるヘッドを羨ましく思っていた。ソラとは婚約者だったが、ソラがトキオ(ヘッド)に奪われるのを第1フェーズの能力で「見えて」いたため、その思いを告げられずにいた。その結末を見たくないために見なかった結果、左目が見えなくなってしまっている。ソラが島を出た後、ヘッドにシルシを渡す。 タクトが持っていた懐中時計も元々はカタシロの持ち物で、ソラが島を出る前にソラに渡している。後に懐中時計はワコの手に渡り、彼女がタクト達と戯れ合っているのを目撃した時に、その事実に気づいた。 最終話では敗北したヘッドに対し「タクトには俺たちには見えないものが見えている」と語った。 ヨウ・マリノ / マンティコール 声 - 広橋涼 15歳。南十字学園高等部1年の天才スポーツ少女。発見時から大破していたサイバディ「アインゴット」のスタードライバー。休養宣言により行方不明となったヘッドに代わり、バニシングエージの代表代行を委任される。アインゴットのスタードライバーになるためにはアインゴットの部屋で一晩アインゴットからの精神干渉を受けねばならず、マドカ曰く「女性ではとても耐えられない」とのことだがこれを耐え切った程の精神力の持ち主。 双子の妹であるミズノのことを大切に想っており、ミズノが日死の巫女であることを、世間から秘匿し通そうとする。そのため綺羅星十字団でも、「日死の巫女はもうこの世にはいない」とウソをつき欺こうとしたがザメクのシルシを持つものが生まれた年には必ず島に4人の巫女が生まれるという理を知らなかったため、逆に怪しまれてしまう。 普段の生活の時は物静かで思慮深い性格だが、綺羅星十字団の時は180度異なり、異様にハイテンションで軽薄である。 自分と同じく「大丈夫の呪文」を信じて使ったタクトに、好意を持ち始めることになるが、ミズノの気持ちを優先しその気持ちを打ち明けるには至らなかった。 再生させたアインゴットによって巫女の探索を行うが、その際ミズノの姿が見えたときにミズノとの思い出に自分の姿が映らなかったのが見え、困惑する。その後アインゴットに取り込まれ自らの意思に反して暴走させてしまうが、タクトによって救出される。 その正体は幼い頃のミズノが第1フェーズの力で作り出したミズノの分身であるが、日死の封印が破られた後も存在し続け、ミズノと共に島を出ていった。 ボウ・ツキヒコ / スティックスター 声 - 鈴村健一 南十字学園高等部3年。バニシングエージに所属する、サイバディ「ラメドス」のスタードライバー。「ラメド」(「突き棒」の意味を持つ)のシルシを持つ。マリノに秘密でタケオやギンタなどと会合を行っている。マリノのことは用が無くなれば捨ててしまおうと考えている。 第2フェーズでも十分勝てるとタウバーンに挑み敗退するが、負けても構わないと割り切っていたらしく、敗北後にやはり第3フェーズにならなければ勝てないと考えを改め、早く日死の巫女を探し出すようにカタシロへ告げた。 第23話でラメドスを再生させタケオ、ギンタと共にタウバーンに挑むも、「エキセントリック・タウ・ミサイル」によって全員敗北している。 タクミ・タケオ / ソードスター 声 - 梶裕貴 南十字学園高等部1年で、ミズノとマリノのクラスメート。バニシングエージに所属する、サイバディ「ザイナス」のスタードライバー。「ザイン」(「武器」の意味を持つ)のシルシを持つ。第1フェーズの能力で野球のボールを操り、タクトを空振りさせた。秘密会合に加わっていた1人。 マリノに好意を持っており、マリノの目の前でタウバーンを倒そうと挑むがあえなく敗退し、スタードライバーの資格を剥奪された。 第23話でザイナスを再生させツキヒコ、ギンタと共にタウバーンに挑むも、「エキセントリック・タウ・ミサイル」によって全員敗北している。 リョウ・ギンタ / キャメルスター 声 - 木村良平 南十字学園高等部3年。バニシングエージに所属する、サイバディ「ギメロック」のスタードライバー。「ギメル」(「ラクダ」の意味を持つ)のシルシを持つ。第1フェーズの能力で動物に憑依することができる。秘密会合に加わっていた1人。タウバーンと戦う順番を決めるダーツではわざと負けて順番を遅らせたり(ダーツ自体は上手いらしい)、前述の第1フェーズの能力を用いて島中を嗅ぎまわるなど、策士的な面もある。そのためかケイトの正体にも気付いていた。 ヘッドとカタシロの会話を盗み聞きして皆水の巫女の封印解除を待つ必要がないと判断し、ハブに憑依してタクトを襲い、自分に有利な状況にして戦う。機体を分離させてワコを狙うがコウの邪魔が入り、その隙を突かれ敗れる。 第23話でギメロックを再生させツキヒコ、タケオと共にタウバーンに挑むも、「エキセントリック・タウ・ミサイル」によって全員敗北している。
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