カタシロ

デジタル大辞泉

かた‐しろ【形代】

読み方：かたしろ

１ 祭りのとき、神霊の代わりとして置くもの。人形(ひとがた)。

２ 陰陽師(おんようじ)・神主などが祓(はら)えや祈祷(きとう)のとき、人間の身代わりとした人形。多く紙製で、これに罪・けがれ・災いなどを移して祓えをし、川や海に流す。ひな人形も、もとはこの一種。《季 夏》

３ 身代わり。

「かの—のことを言ひ出で給へり」〈源・宿木〉

かた‐しろ【片白】

読み方：かたしろ

１ 全体の中の一部分だけが白いこと。また、そのもの。

２ 馬の前足のつめの一つだけが白いもの。二つとも白いものを一足白(いっそくじろ)という。

難読語辞典

形代

読み方：カタシロ（ｋａｔａｓｈｉｒｏ）

祭りの時、神霊の代わりに据える人形

歴史民俗用語辞典

形代

読み方：カタシロ（ｋａｔａｓｈｉｒｏ）

穢れ・厄・悪霊を移し託して海や川に流すときに使う人形。

短編小説作品名辞典

カタシロ

作者清水朔

収載図書神遊び
出版社集英社
刊行年月2003.3
シリーズ名コバルト文庫

季語・季題辞典

形代

読み方：カタシロ（ｋａｔａｓｈｉｒｏ）

祓に使った白紙を人の形に切ったもの

季節 夏

分類 宗教