第二次大戦終盤以降とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 第二次大戦終盤以降の意味・解説 

第二次大戦終盤以降

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 09:13 UTC 版)

東京都」の記事における「第二次大戦終盤以降」の解説

第二次世界大戦終戦直前になると、東京府東京市統合され東京都制敷かれた。ここから東京都としての経済史である。 統合されたことで行政上の権力強まった中央集権一極集中傾向第二次世界大戦後続いた1953年昭和28年2月日本放送協会テレビ放送創始したのを皮切りに民間放送テレビ局幾つか設立された。しかし、情報独占を狙う日本中央政府によって、東京都区部以外には、テレビキー局設立事実上認められなかった。 高度経済成長期には、特に1964年東京オリンピック前後建設ラッシュ起きて、これに必要な労働力が「金の卵」として東日本各地から集められた。バブル経済時期にも、東京都区部地価高騰し、「首都志向」の波が地方にも押し寄せた。この時期には、東京都私立大学進学する者が急増したバブル経済破綻した後も、より一層東京都区部への一極集中加速している。そして、一極集中加速するに連れて製造業本社数多く興った地方都市や、本社多く集まっていた他の大都市から、東京都区部本社本社機能)を移転する傾向現れている。その結果国内総生産における東京都多摩地域伊豆小笠原諸島含める)が占め割合6分の1上り全国証券取引所における証券取引の約8割を東京証券取引所占めるなど、日本経済において東京都圧倒的な地位占めようになった1998年平成10年)に橋本龍太郎政権実施した金融ビッグバン以降東京都区部渋谷区港区にはIT企業集中するようになり、新産業として特に青年労働力吸収するようになったまた、既存企業情報化進めるようになり、知的労働者中心に東京都区部労働力集中するようになった。 そして、不良債権処理のため、企業社宅遊休地転売したり、旧国鉄跡地民間払い下げられたり、公有地用途指定変更になって埋立地等が住宅地転用できるようになったしたため都心沿岸部中心に高層マンション次々と建てられるようになった。すると、高層化によって比較安価になった物件増加し郊外から都心住み替える世帯増加するようになり、「土地バブル」の様相呈している。 金融ビッグバンなどの影響で、外国資本東京都区部流れ込むうになると、株式不動産投資信託などの金融部門で財を成した成金現れ六本木ヒルズなどの超高級マンションに住む者もいる。こうして、東京都区部では、山手線圏内には、都心居住する富裕層増加や「IT成金」の出現により、吸引力が一層強まっている。一方で山手線圏外の特に北側東側には、富裕層が集まる山手線圏内とは対照的に生活保護を受ける貧困層急増しており、二極化顕著になっている。 他の地域から東京都区部通勤する者は、「○○都民」(例:茨城都民と言われることがあるまた、多摩地域在住あるいは同地域から東京都区部通勤する者を、「多摩都民」と呼ぶことがあるバブル経済期地価高騰起こった際には、東京へ通勤圏は、「北は宇都宮から、西は沼津から」と言われるまでに拡大した近年では、都心部分への回帰現象起こっている。 過剰な一極集中対す反省から、国会で首都機能移転論議された。しかし危機的な財政状況などから首都機能移転論議実質的に中断しており、最近では千代田区港区など都心部再開発が行われるなど、再び都心回帰傾向見られるまた、経済面では、情報通信インフラ整備に伴い本社機能東京に置く必要がないとして移転する企業見られているが、少数である。 この現状対し東京地震などの自然災害発生した場合日本経済大打撃を被る可能性がある。その上に75年周期襲来する関東地震東海地震とは異な直下型)が近い将来起きることが予想されているため、東京へ過剰な一極集中に対して懸念の声高まっている。

※この「第二次大戦終盤以降」の解説は、「東京都」の解説の一部です。
「第二次大戦終盤以降」を含む「東京都」の記事については、「東京都」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「第二次大戦終盤以降」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「第二次大戦終盤以降」の関連用語

1
2% |||||

第二次大戦終盤以降のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



第二次大戦終盤以降のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの東京都 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS