神山多田法律事務所
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「グッドワイフ (日本のテレビドラマ)」の記事における「神山多田法律事務所」の解説
蓮見杏子(はすみ きょうこ)〈44〉 演 - 常盤貴子 弁護士。旧姓:三沢。司法修習時代を首席で卒業。壮一郎と結婚する前は大手の弁護士事務所に3年間勤めていた。姑・幸枝からのスマホ着信音は「SF交響ファンタジー第1番」。動揺したときは、早口になり人の顔を見ない癖をもつ。壮一郎が逮捕されるまでは、家族で高級住宅地の一軒家に住んでいた。 ある日、東京地検特捜部長である夫の壮一郎が収賄容疑で逮捕され、さらには女性スキャンダルが明らかになり、これがきっかけで16年ぶりに弁護士に復帰する。司法修習時代同期の多田の力を借りて、彼が共同で運営する法律事務所に仮採用されるのだが、16年のブランクに悪戦苦闘する。さらにはスキャンダルの渦中の妻として好奇の目に晒されつつも、持ち前の強い信念で様々な困難に立ち向かっていく。 第6話で、林が壮一郎の弁護を辞任したことにより、自ら彼に弁護を申し出る。亜紀との話は自ら名乗り出て、彼女の口を割らせた。 亜紀とのスキャンダルを犯した壮一郎に対して許すことができず離婚しようとしたが、彼のスキャンダルは誤解だったことと冤罪が晴れたことでやり直そうとした。しかし、その後に発覚した壮一郎が円香と行なった一度の過ちを許すことができず、離婚を申し出て彼も受け入れた。離婚後も壮一郎と会っており、隼人と綾香にも彼と会わせたりして円満な関係を続けている。 多田征大(ただ まさひろ) 演 - 小泉孝太郎 共同代表兼弁護士。杏子とは司法修習時代の同期。独身。5年前に神山に引き抜かれ、2年前に代表を共同で受け持つようになる。神山には反対されるものの、16年ぶりに弁護士として復帰した杏子を雇い入れる。 企業法務に関する弁護を主に合理的に行ない、以前の法律事務所にいた10年位前までは証言をお金で買うことも駆使して、あらゆる方法で勝訴してきた。しかし、依頼人と真摯に向き合う杏子の姿を見て、弁護士としての考えを彼女に感化されつつある。 司法修習時代より杏子に想いを寄せていたものの、彼女が首席で自身は6番目で卒業したことに引け目を感じて告白しなかった。しかし、杏子の夫・壮一郎が逮捕されたことによりその想いが再燃する。第6話で、杏子に司法修習時代から好意を抱き、夜に屋上に来るように留守電を残して告白したものの、壮一郎が留守電を消去したことで彼女が告白を聞けなかったとは知らず、一方的にふられたと思って諦めがついた。しかし、杏子への想いは完全に捨て切れず、第8話で交渉成立して手配できた南原の汚職の証拠となる改ざん前の経済特区に関する決済文書を、交渉がまとまらずに手配出来なかったと嘘をついた。しかし、翌日になって改まって改ざん前の決裁文書のコピーを杏子と壮一郎に手渡す。 第9話で、壮一郎が設立させた特命チームの捜査内容の見直しで、裁判官の小宮との癒着関係を疑われ、壮一郎の部下となった脇坂に贈賄容疑で逮捕された。最終回で、贈賄罪で起訴され、神山がメイン、杏子がサブとして弁護し、保釈された。当初は、小宮のことを思って彼にお金を渡していないと主張したが、法廷で脇坂に円香が用意した証拠写真を開示されて窮地に陥ったため、神山が休廷を申し出る。休廷中に杏子に説得されて10年前の過ちを繰り返さないようにするために、再開後は態度を改めてお金を渡した目的は小宮が支援している「冤罪被害者の会」に寄付したことと正直に話した。その後、起訴は取り消しとなったが、神山に事務所の看板から自分を外すように依頼し、前述の件に関する弁護士会の処分を仰ぐこととなった。 円香みちる(まどか みちる) 演 - 水原希子 パラリーガル。豊富な交友関係を武器に重要な証言や情報を手に入れ、常に弁護士の右腕として活躍している逸材。前職は検察事務官であった。仮採用の杏子と朝飛より給料が安いことに不満を持っている。 元夫からDVを受けた影響で、身の安全を守るために護身術を身に付ける。 検察事務官時代に夫からのDVに悩んで上司の壮一郎に相談し、彼の助けで離婚が成立した。しかし、次第に壮一郎に好意を抱くようになり、離婚した元夫に彼と写っている写真でゆすられたことにより、3年前に検察事務官を退職し、1年後に「神山多田法律事務所」に入所する。 第1話で壮一郎の下で3年間働いて解雇されたと杏子に伝える。杏子にあまり好意的な印象を持っていなかったのは、壮一郎の犯した自身と亜紀の浮気に気づかないおめでたい女性と思ったため。しかし、杏子と共に仕事をしていくうちに考えが改まり、友達と思える関係までになったが、彼女が事実を知り険悪な関係になってしまったため、多田に退職する意思を伝えた。 最終回で、多田が小宮にお金を渡す証拠写真を杏子に見せようとしたが、「あなたの顔をみたくない」と言われそのまま持ち帰り、代わりに脇坂に証拠写真を提出した。その写真は多田が「冤罪被害者の会」に寄付したと正直に話すきっかけとなった。杏子には、この裁判が終わったら退職することを伝える。 朝飛光太郎(あさひ こうたろう)〈26〉 演 - 北村匠海 仮採用された新人弁護士。上司には遠慮なしに意見を述べる一方で、肝心なところではしっかりと抑える愛されキャラ。のちに多田のフットサル仲間に加わる。三兄弟の次男として育ち、長男と三男との仲が悪く、間に入っての仲裁が多かったことにより、和解交渉が得意になった。 杏子と同様「仮採用」のため、事務所の雇用枠「1」を巡り、常に彼女の動向が気になっている。また、多田が杏子に対してひいきしていると感じる。 以前の法律事務所では、企業などに対しての和解交渉に長けているが、法廷に立つことは一度もなかった。第4話の翔平による「傷害致死事件」の弁護で初めて法廷に立つ。 第9話で、事務所の雇用枠は杏子に決まり、「神山多田法律事務所」を退職した。最終回で、多田の贈賄罪に関する裁判に検察側の証人として出廷し、フットサル仲間から多田が小宮にお金を渡したのを聞いたと証言する。終盤は、盗作容疑の裁判で神山の父・大輔とともに被告側代理人として、原告側代理人の杏子と神山の2人と争った。 『おカネの切れ目が恋のはじまり』(2020年のTBS系「火曜ドラマ」)のスピンオフ『恋の切れ目がおカネのはじまり?』では、板垣純(演 - 北村匠海)のライブ配信に朝飛からのメッセージが表示される。 佐竹凛子(さたけ りんこ) 演 - 末永みゆ 事務所の訪問者に対して、ほぼ最初に応対する女性。 井上弘昌 演 - 本間剛 弁護士。 早坂那津子 演 - 枝元萌 郡山肇 演 - 松澤傑 神山佳恵(かみやま よしえ) 演 - 賀来千香子 共同代表兼弁護士。動揺したときは、甘いものを食べる癖をもつ。 弁護士という仕事に人生のほとんどを捧げてきたため、専業主婦から16年ぶりに弁護士として復帰した杏子には厳しい態度で臨んでいる。 父親の大輔に憧れて弁護士に進むが、裁判に勝つために手段を選ばないことや仕事優先で家庭を放り投げることで、彼に対して反発するようになる。20年前に母親が亡くなったのは、大輔のせいと思い続けている。 第3話で、当初は杏子と朝飛の仮採用期間を半年にするが、経費がかかるということで3か月に変更すると多田に伝える。多田に伝えた際は、既に採用を朝飛と考えていた。しかし、第9話で杏子を本採用した。建前では杏子自身の実力と言うが、本音は杏子の夫が検事正に就任したのが採用理由であった。
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