熊沢天皇とは? わかりやすく解説

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くまざわ‐てんのう〔くまざはテンワウ〕【熊沢天皇】

読み方:くまざわてんのう

昭和20年代に、南朝系の皇統を継ぐと自称した熊沢寛道(ひろみち)のこと。大正時代から、自らを後亀山天皇末裔称していたが、第二次大戦後にその主張GHQ米誌の目に留まり注目集めた。後に、昭和天皇退位求め裁判起こした棄却された。→南北朝正閏論

[補説] 南北両朝1392年北朝優位合一し、以降天皇家北朝系統第二次大戦前には南朝正統論が国によって認められたが、これは両朝並立の約60年間の正統南朝だったとするもので、合一後の北朝系の皇統否定していない。また、後亀山天皇熊沢を結ぶとされる系統は、一般に信憑性疑われている。


熊沢寛道

(熊沢天皇 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/11 02:53 UTC 版)

熊沢 寛道(くまざわ ひろみち、1889年明治22年〉12月18日 - 1966年昭和41年〉6月11日[1])は日本皇位僭称者大延天皇、また熊沢天皇(くまざわてんのう)の呼称で知られる。


  1. ^ a b c d e f 「熊沢寛道」『20世紀日本人名事典』
  2. ^ 日本史の虛像と実像、p.390
  3. ^ 秦の説に拠れば、「小学校卒業後、上京。正則中学校に通いつつ浄土宗の寺で修行したとあり、神戸で布教僧をしたためか話術に長け、筆も達筆」だったとする(秦郁彦 編『日本近現代人物履歴事典』(東京大学出版会2002年平成14年)) ISBN 4-13-030120-9)。
  4. ^ 文藝春秋, 第 65 巻、p.79
  5. ^ 国史大辞典編集委員会 編『国史大辞典』第4巻(吉川弘文館1984年(昭和59年)) ISBN 4-642-00504-8 865頁〔佐藤昌三執筆〕
  6. ^ この「南朝奉戴国民同盟」には、外村天皇こと外村光陽も理論武装する為に参加している。
  7. ^ 長山靖生「竹内文献創作の起源と増幅」『別冊歴史読本 古史古伝と偽書の謎』(新人物往来社2004年(平成16年)) ISBN 4-404-03077-0 87頁


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熊沢天皇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/08 07:25 UTC 版)

竹内文書」の記事における「熊沢天皇」の解説

南朝の熊沢天皇と名乗った熊沢寛道は、1947年昭和22年)の選挙で、竹内文書が信雅王が伝承した品や宝物一緒に盗まれと言った。それは熊沢支持者吉田長蔵福島県双葉郡葛尾村光福寺(後に観福寺南朝方の寺)から明治中期虚無僧斎藤慈教により盗まれ1920年大正9年)に竹内巨麿が古物商から買い取ったと言ったことによる

※この「熊沢天皇」の解説は、「竹内文書」の解説の一部です。
「熊沢天皇」を含む「竹内文書」の記事については、「竹内文書」の概要を参照ください。

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