歴史・潮流とは? わかりやすく解説

歴史・潮流

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/28 04:12 UTC 版)

メカ少女」の記事における「歴史・潮流」の解説

一般的には明貴美加描いたMS少女が、著名なメカ少女作品群とされているが正確な始まり不明。もともとは模型雑誌投稿における読者投稿による画稿がその萌芽といわれる模型情報投稿など)。また『太陽の牙ダグラム』放送時に発行されていたデュアルマガジン連載の『デロイアナナちゃん』という作品存在している(ダグラムパーツをつけたセーラー服の少女達が登場する作者明貴美加あむろれい名義〉)。 1970年代ロボットアニメにおいてはパイオニア作品と言える『マジンガーZ』1972年~)にてアフロダイAビューナスAなどの女性巨大ロボット登場自我を持つパートナーロボットのミネルバXサイボーグ少女合体するラインX1などが存在した1976年の『ろぼっ子ビートン』のネンネン1977年の『ジェッターマルス』の美里など主人公サポート紅一点、またはその性格からトラブルメーカーとなるという扱いであった特撮作品では『キカイダー01』ビジンダー映画『メカゴジラの逆襲』1975年)においてサイボーグ少女登場人造人間悲哀背負った存在として描かれることが多かった変わった存在として1980年『ウルトラマン80』において殉職した隊員外観似せたアンドロイド・エミが登場している。 1980年代初頭にはすでに模型雑誌アニメ雑誌に、当時流行のアニメメカのパーツ着けメカ少女登場投稿をにぎわせていた。こうした流れを受けその時々のロボットアニメ主人公メカ外装美少女取り付けたシリーズ有志の手によって生み出され『聖戦士ダンバイン』オーラバトラーモチーフにしたセーラーバトラー(オーラバトラーセーラー服萌え擬人化)、『重戦機エルガイム』のヘビーメタルモチーフにしたレディメタルなどが、いわゆるアニメファン同人誌にて描かれていた。その後『機動戦士Ζガンダム』以降明貴美加モデルグラフィックス誌(以下MG誌)上においてMS少女連載し一般的に認知された。同人誌では前述のセーラーバトラー、レディメタルと言った概念定着するとともにヒロイックファンタジーでいうビキニのような露出度の高いメカ少女一般化したその後明貴美加MS少女代表されるメカ部分を持つ(パワードスーツ着た少女という手法定着しこの頃にはスーツインナースーツメカ部分分ける、インナースーツ耐弾性や体温維持のため複合素材レオタード風になるなど設定画稿精緻になっていった。ただこのアプローチMSという名を冠したため、ガンダム世界という制約受けた。ゆえにシリーズが別モチーフ求めるたびに名称が変わり認知度変化している。例えば同じMGにおいては、「センチネル少女」(『ガンダム・センチネル』の美少女化)「艦船ちゃん」(戦艦駆逐艦などの美少女化)といった派生見られた。 商業誌においては著作権上もありこうした美少女既存メカというアプローチ難しく女性ロボットガイノイド)という形で展開されることが多かった古く手塚治虫『鉄腕アトム』少女として初めに企画した担当却下されたという逸話がある。中性的描かれアトムはその名残であり、後にロボット少女としてアトムの妹ウラン実現している他、この作品には何人メカ少女登場する。また『サイボーグ009』の003、『009ノ1』のミレーヌなど、石ノ森章太郎作品には多くサイボーグ美女登場し松本零士の『セクサロイド』にもその傾向見られる。ただこうしたメカ美女美少女は『未来のイヴ』のハダリーそのもととなったピュグマリオン神話にも見られる理想伴侶というモチーフ影響されていることが多く萌え主体としたメカ少女描かれるようになったのは1980年代ロボットアニメ全盛期以降である。80年代にはロボットアニメブームとともにマニア層のなかではロリコンブーム見られ1982年創刊レモンピープル2号から連載された『撃殺宇宙拳』においてサブキャラ的な扱いではあったが萌え対象と言えるメカ少女登場さらには合体して巨大ロボとなるキャラや、登場女性キャラ改造されメカ少女となるといった展開が見られた。また主人公少女が、体格問題からパワードスーツ着用できないため、ありったけの増加装備着用した、今で言うメカ少女のようなスタイル披露している。 また、1980年代から注目され始めたイラストレーター空山基の描く、メタリックなシルバーメカ部分を持つ美女、あるいは柔らかな曲線の完全メカ美女は、萌えとは違ったアプローチ描かれメカ少女である。 1990年代半ばから2000年にかけて、コンピュータ及び通信ネットワーク発達にともないアマチュアCGクリエイター画像が巷に出回るうになると、様々な擬人化手法としてメカ少女組み入れられ実在戦車戦闘機イメージしたパーツ着けたものやトータルイメージをあらわすキャラクターとしてメカ少女登場する前者島田フミカネメカ娘としてフィギュア化もされ、後者『戦闘妖精雪風』のスピンオフキャラ、メイヴちゃんとして人気高まり戦闘妖精少女 たすけて! メイヴちゃん』として単独映像作品化もされている。

※この「歴史・潮流」の解説は、「メカ少女」の解説の一部です。
「歴史・潮流」を含む「メカ少女」の記事については、「メカ少女」の概要を参照ください。

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