既存路線の改良とは? わかりやすく解説

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既存路線の改良

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 15:05 UTC 版)

愛知電気鉄道」の記事における「既存路線の改良」の解説

愛電岡崎線豊橋線)の延伸工事並行して、既開業区間路線について複線化および軌道強化による軸重上限引き上げ、さらに従来直流600 Vであった架線電圧直流1,500 Vへの昇圧順次実施した岡崎線については、1925年大正14年6月神宮前 - 東岡崎間の架線電圧を1,500 Vへ昇圧し、以降開通区間については当初より架線電圧を1,500 V仕様とした。複線化工事は、1924年大正13年4月有松裏 - 矢作橋間、同年10月には有松線として開業した区間相当する鳴海 - 有松裏間が順次完成したこの段階で、鳴海以東では矢作橋 - 東岡崎間のみ単線残されたが、同区間についても1926年大正15年4月東岡崎 - 小坂井開通同日複線化工事完成し鳴海 - 小坂井間は全線複線区間となったその後神宮前 - 鳴海間の単線区間についても段階的に複線化工事および急曲線区間改良工事実施した1927年昭和2年12月鳴海 - 東笠寺間、1930年昭和5年4月呼続 - 笠寺(現・本笠寺)、同年7月堀田 - 呼続間の工事それぞれ完成し豊橋線神宮前 - 堀田間・笠寺 - 東笠寺間の2区間を除いて全線複線化された。 複線区間延伸および急曲線区間改良後の1930年昭和5年9月20日実施されダイヤ改正においては神宮前 - 吉田間の特急所要時分は3分短縮され60分となり、急行も同区間所要時分が2分短縮され70となった。さらに特急同一停車駅設定ながら、特急よりも3分速57分(表定速度65.7 km/h)で神宮前 - 吉田間を結ぶ超特急「あさひ」が新設された。超特急「あさひ」には当時愛電における最新型車両であったデハ3300形充当され運行時には前頭部に朝日旭日)と波のイラスト入った長方形大型ヘッドマーク掲出された。 常滑線については、前述通り1920年大正9年10月より段階的に複線化推し進めてきたが、1925年大正14年6月柴田 - 名和村(現・名和)間の複線化工事完成をもって両端区間である神宮前 - 伝馬町間および大野町 - 常滑間を除く全区間複線化された。架線電圧の1,500 V昇圧1929年昭和4年1月実施され愛電幹線路線架線電圧1,500 V仕様統一された。

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既存路線の改良

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 18:57 UTC 版)

高速化 (鉄道)」の記事における「既存路線の改良」の解説

直線区間では、最高速度加減速性能の高い高性能車両導入初めとして、ロングレール化・重軌条化やFFU枕木への交換などが行われる。 曲線区間占め割合が多い路線では上記加え振り子式車両代表される車体傾斜車両導入カント扛上抜本的な解決策として特にネックとなる部分別線付け替えなどを行う。 分岐器高番数化や両開き弾性分岐器への変更を行うほか、列車交換を行う交換駅・信号場では一線スルー化などを行う。 一般的な意味での高速化とは多少趣が異なるが、ミニ新幹線後述)や地下鉄への直通のように直通運転を可能とすることによってトータルでの所要時間短縮図られることも多い。 一部の国、特に欧米では、線形がよく地盤強固な在来線においても客車貨物列車等で160 km/h - 200 km/h程度高速運転が行われている。 JR北海道では、北斗系統さらなる高速化目指しハイブリッド車傾斜システム実用化目指しキハ285系気動車落成させたが、開発中止により、試験および営業運転行わず廃車スクラップとなった列車密度が高い線区では、複々線化による緩急分離行い線路当たりの列車密度下げて速度向上を実現する手法もある。ただしこの方法は、膨大なコスト長期工事期間、線路増設スペース確保などの課題がある。 列車性能高性能車種統一することで、比較性能の低い列車に制約されることなく高速化実現できる信号保安システム改良することにより、列車密度維持しつつ、高速化を行う手法もある。

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