デハ3300形とは? わかりやすく解説

デハ3300形(→クハ3230形・クハ3300形)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 15:01 UTC 版)

東急3300系電車」の記事における「デハ3300形(→クハ3230形・クハ3300形)」の解説

台枠利用したため全長15.9 mの小型車で、オーバーハング木造そのままに短い。平妻形のシンプルな造形で、扉幅は1mとなった1942年昭和17年)の大東急発足時全車東急引き継がれデハ3300形3301 - 3311となった。3302・3303の2両は戦災遭い電装解除されてクハ3230形3231・3232として復旧クハ3230形は歪み著し車体で有名であったが、1958年昭和33年)にそれぞれサハ3360形3364・3363となり、旧車体は解体された。これとは別に3311が1953年昭和28年)から1957年昭和32年)の間、一時的に電装解除されクハ3300形3311となっていた。 デハ3300形は1955年昭和30年)に片運転台化、連結面側の貫通化がされた。また低出力であることから全電動車3両編成を組むこととなり、中間入った3305・3306・3311は1958年昭和33年)に前面側も貫通化されたが、この前面が東急先頭に立つことはなく、晩年前照灯・尾灯ATS等が撤去されていた。この3両編成3本池上線運用され、全電動車編成ゆえに旧型車の中では加速抜群に良かったとされる一部車両外板張替え本格的な車体更新ではない)も実施されたが、全車には及ばなかった。 廃車1975年昭和50年)から始まり、その大半地方私鉄譲渡された。3306 - 3309京福電気鉄道福井支社路線は現、えちぜん鉄道)に、1976年昭和51年)に3301・3304・3305が福島交通に、1979年昭和54年)に3310上田交通移っている。3311はサハ3366に台車譲り解体された。

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