新劇から映画界へとは? わかりやすく解説

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新劇から映画界へ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 15:19 UTC 版)

椙山拳一郎」の記事における「新劇から映画界へ」の解説

1934年昭和9年3月10日東京府東京市芝区新橋現在の東京都港区新橋)に生まれる。 1949年昭和24年4月当時日本橋兜町にあり、戦後男女共学になった東京都立紅葉川高等学校入学1952年昭和27年3月同校卒業同年4月明治大学法学部進学する同学在学中演劇活動行っていたが、健康上の理由で満21歳になる1955年昭和30年)に同学中途退学した。その後豊島区西池袋舞台芸術学院入学1959年昭和34年)に同学院を卒業俳優座スタジオ劇団同人会に入団する1961年昭和36年)には、河路博の劇団世代旗揚げ参加する同年藤田進折原啓子主演したひたすらの道』(監督大岩弘明)という独立系映画出演した記録残っている。 1963年昭和38年1月公開され成人映画不貞母娘』(監督高木丈夫)に出演同年2月24日放映されテレビ映画隠密剣士 第二部 忍法甲賀衆第8回忍法むささび落し』(監督船床定男田村正蔵)にゲスト出演した当時芸名杉山 健である。劇団世代には、野上正義1940年 - 2010年)が後輩におり、『隠密剣士』には、劇団世代からのちに大映テレビプロデューサーになる川口武夫出演していた。同作には、野上劇団世代以前所属した劇団NBKにいた梅沢薫1934年 - 1998年)、あるいは劇団七曜会伊海田弘二階堂浩とも、1931年 - 1997年)も出演していた。 『日本映画発達史』の田中純一郎は、同書のなかで黎明期成人映画界のおもな出演者として、扇町京子桂子城山路子光岡早苗同一人物)、内田高子香取環新高恵子松井康子西朱実朝日陽子火鳥こずえ明子森美沙湯川美沙光岡早苗路加奈子有川二郎里見孝二、川部修詩佐伯秀男の名を挙げているが、山の名触れていない。山が出演した不貞母娘』は、「高木丈夫」こと本木荘二郎監督した成人映画2作目であり、以降切れ目なく独立系成人映画への出演続けた黎明期以来俳優である。1965年昭和40年11月公開された『第三情事前後から椙山 拳一郎改名した同作以降山は、西原儀一映画常連俳優として、同社専属女優香取環相手役数多く務めた乱孝寿回想によれば新劇の道を歩んでいた女優であった乱を映画界誘い1967年昭和42年)、新藤孝衛紹介したのは、新劇界の先輩であるであったという。 1971年昭和46年)、当時杉夕子」と名のって前年から『覗かれ痴女乱行』や『セクシー・プラン』、『浮気四角関係』等の小川欽也監督出演していた同僚女優12歳下の杉佳代子1946年 - )と結婚する。妻の1975年昭和50年10月28日公開された「小川卓寛」こと小川欽也監督作銀行2億円事件 性男と淫女たち』で杉佳代子として復帰するまで、専業主婦として山を支えた以降業界の「おしどり夫婦」として知られ共演作も多かった1970年代には保谷市現在の西東京市ひばりが丘に居を構えた山は、1982年昭和57年6月5日公開された『TATTOO<刺青>あり』(監督高橋伴明)に出演久々一般映画出演であった1985年昭和60年)を最後に山・夫妻ともに出演作途絶える1990年平成2年1月公開された『痴漢電車 グット奥まで』(監督小川和久)が記録に残る最後の出演作であり、すでに俳優引退している。 満77歳になった2011年平成23年6月19日には、特集上映60年代まぼろし官能女優たち PART II」のゲストとして、ラピュタ阿佐ヶ谷舞台立った肺気腫闘病であった2015年平成27年4月死去81歳没。

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