文化・習俗とは? わかりやすく解説

文化・習俗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 05:59 UTC 版)

ニヴフ」の記事における「文化・習俗」の解説

間宮林蔵足跡追って北方探検した髙橋大輔によればニヴフ社会は「女尊男卑」の社会であり、『東韃紀行』にも、たとえその女性にどんな過失があっても女性を殺すことは許されないことが記されている。全体として数が少なく早婚だったため女性大切にされ、特に裁縫の上手な女性は非常に大切にされた。裁縫をしない女性実家帰されることもあったと伝わるので、女性たち熱心に裁縫励んだ交易がさかんであったためか、社交的であり、結婚相手が他民族であってもいやがらない。これは、トナカイ飼いそれゆえ犬を飼う民族には近寄らず異民族との結婚極力避けようとする排他的なウィルタとは著し対照示している。また、男女ともに多情な気質で、結婚相手めぐって刃傷沙汰におよぶこともあったという。 社会生活氏族制原理によって支配され伝統的にシャーマニズム巫俗)を奉じてきた。シャーマン専用の服もあった。ただし、シャーマン役割ニヴフにおいては必ずしも大きいものではなかったともいわれている。生者と死者世界取り結ぶ動物として、クマ大切にされてきた。熊祭りは、アムール川下流からサハリンにかけての諸民族広がっており、ニヴフ・アイヌのほか、ウリチ族オロチ族にもみられる。熊儀礼物質文化豊かな口承文芸世界など、アイヌ文化との共通点少なくない。 なお、ロシアの文学アントン・チェーホフ1890年サハリン樺太)に渡りルポルタージュサハリン島』(1893年発表)を著述し、ニヴフ民族に関する記述残している。しかし、そこに示されニヴフ文化習俗社会生活に関する記述は、村上春樹小説『1Q84』2009年2010年)にも引用されるなど影響力大きく、たいへん有名である一方正確さ欠け箇所多く検証要する部分少なくない

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文化・習俗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 17:27 UTC 版)

ぼたもち」の記事における「文化・習俗」の解説

おはぎの原型もち米小豆炊いたもので作られていた。しかし、明治以降砂糖庶民の手の届くものとなり、次第現在のように甘いおはぎが作られるようになった[要出典](ただし砂糖普及前の加糖甘味料として水飴用いられていた)。また、小豆には邪気を払う効果があると信じられていたために、邪気を払う食べ物としての先祖供養の際にお供えをしたのがはじまりとされている。このため彼岸四十九日忌明け食べ風習定着したものと考えられる大きく作った牡丹餅赤子に踏ませ、成長を祈る習俗がある。 子供産まれ3日目に、母親の乳が出るように「みつめのぼたもち」と呼ばれる大きなぼたもち食べさせる地域がある。 戦国時代の武将立花宗茂正妻である立花誾千代は、彼女の墓石形状から現在では「ぼたもち様」とも呼ばれている。 きな粉ゴマ 文永8年1271年9月12日日蓮鎌倉龍ノ口刑場引き立てられていった。急を聞いた桟敷の尼が、何か最後ご供養をと考えたが、餡を作る時間がなく、きな粉ゴマまぶして牡丹餅作り日蓮献上したという。日蓮は難を免れ佐渡流罪となった。この故事にちなみ、日蓮宗では陰暦9月12日に、「御難の餅」というゴマぼたもち作って供えるまた、「難除けぼたもち」「首つなぎぼたもち」などとも呼ばれている。

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文化・習俗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/26 10:49 UTC 版)

ウィルタ」の記事における「文化・習俗」の解説

伝統的住居エヴェンキ(キーリン)やオロチョンなど他のツングースと同様、比較的細い木の幹のを何本も組んで外部毛皮覆った天幕住居であった円錐形のものと棟を設けるものがある。屋根覆い冬季にあっては綴り合せカバノキ樹皮もしくは皮、初夏から秋にかけては剥いだ雑木の皮を用いる。 衣服のうち、肌の上に着る物の多く皮製であった獣皮衣服用いられ木綿衣はウリチ山丹人)との交易入手したという。キツネの皮を利用した手袋なども用いていた。 男子ヘアスタイルは主に斬髪女子辮髪である。 「イルガ」と呼ばれる独特の切り紙文化がある。

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