ムスリム支配の終わり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/01 08:55 UTC 版)
スペインのカトリック両王によりアンダルスは征服され、その後イスラム、ユダヤ教徒の強制改宗や追放が行われた。アラビア語は禁止され、又言語純化政策の中でスペイン語(カスティーリャ語)の中の大量のアラビア語語彙も排撃の対象となった。それにもかかわらず現在のスペイン語には四千語に渡るアラビア語系語彙が残存し、又南部アンダルシアやムルシアの文化、習俗はイスラーム時代のそれを強く残している。ムスリムによってもたらされた工芸、建築技術、農業技術などはスペイン全土にその影響をとどめている。スペインを象徴するアルハンブラ宮殿は元々ナスル朝グラナダ王国の居城だった。このことから、「カトリック両王は軍事的には確かにイスラームを征服したが、文化的には遂にイスラームを屈服させられなかった。」ともいわれる。[要出典]。
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