ムスリム選手の問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/02 06:20 UTC 版)
「2012年ロンドンオリンピック」の記事における「ムスリム選手の問題」の解説
本大会の開催期間は、イスラム教では断食の義務、ラマダーンを行わなくてはならない時期であり、本来の力を出せないとイスラム国家のオリンピック委員会から抗議の声があがっていた。これについてはエジプトにおける宗教権威であるウラマーが「ロンドンにいる以上は旅行者なのでラマダンをしなくても良い」という見解を出したため問題はひとまず沈静化したが、一部の敬虔な選手は自主的にラマダンを部分的にあるいは完璧に行おうと努めた。 また、女子柔道においてヒジャブの着用を認めることを求めるなど、オリンピックの国際化が引き起こした諸問題を象徴する騒動となっている。
※この「ムスリム選手の問題」の解説は、「2012年ロンドンオリンピック」の解説の一部です。
「ムスリム選手の問題」を含む「2012年ロンドンオリンピック」の記事については、「2012年ロンドンオリンピック」の概要を参照ください。
- ムスリム選手の問題のページへのリンク