摂食行動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 23:35 UTC 版)
「シャープゲンゴロウモドキ」の記事における「摂食行動」の解説
野外個体の成虫の食性観察は困難だが、肉食性でオタマジャクシ・小魚などを捕食したり死んだ動物の肉を漁ったりすることが確認されている。成虫はゲンゴロウと同様に強力な顎で肉質を齧り取って食べるが、本種はゲンゴロウより脚が長く、オタマジャクシ・小魚などを捕獲する行為はゲンゴロウより器用である。本種は獲物を捕食する際には前脚・中脚で餌を掴み、後脚は遊泳用に用いる。 幼虫の摂餌形態は顎の先から消化液を注入して液化した餌を吸汁する体外消化で、成虫は餌を顎で齧る体内消化である。
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摂食行動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 03:53 UTC 版)
成虫は肉食性で、爪のある前脚・中脚で弱った小魚・甲殻類・水生小動物などの獲物を捕獲し、強力な顎で肉をかじって食べる。しかしタガメの前脚・消化液ほど強力な武器を持たないため、生きた魚類などを捕食することはあまり得意ではない。そのため健康な子ブナ・ドジョウなどを襲って捕食する力はなく、生きた他のゲンゴロウ・魚を積極的に襲うことは少なく、元気な個体同士が同種間で共食いすることも少ない。 一方で死んで間もなかったり弱ったりした小魚などの小動物・昆虫を摂食することが多いが、メダカなどの小魚・ヤゴ・動きの鈍い獲物・水面に落下した昆虫などは生きていても捕食することができる。成虫は水槽に血液を1滴垂らしただけで血液の匂いに反応して獲物を探し回るほど強い嗅覚を持ち、水中で傷ついた魚など獲物の匂いを感じ取ると鋭い嗅覚・遊泳力で餌にありつく。一方で餌を食べすぎると体が重くなりすぎて浮上できなくなる場合があり、その場合は大量の糞をしたり食べたものを吐き出したりして浮上する。人工飼育下では主な餌として煮干し・田作り(いずれも醤油・食塩などによる味付けがされていないもの)が適しており、熱帯魚用の餌であるクリル(乾燥オキアミ)や赤虫(冷凍・乾燥品)・昆虫類(コオロギ・ミールワームなど)・脂肪分の少ない魚の切り身(マグロの赤身・イカなど)なども食べる。 なお本種を含む大型のゲンゴロウ類(ゲンゴロウ属・ゲンゴロウモドキ属など)と小型のゲンゴロウ類(シマゲンゴロウ・ハイイロゲンゴロウなど)を同じ水槽で飼育すると、小型のゲンゴロウ類は本種などに捕食されてしまう。
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摂食行動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 10:08 UTC 版)
エゾシマリスは日本のリス類で最も地上にいることが多いが、地上は樹上に比べ見通しが悪いため、危険を素早く察知できるよう2本足で立っていることが多い。 35種類以上の木本・草本植物から種子・果実・花・芽・葉・樹液を食べるがキノコ類は食べない。早春にはササの芽・カエデの若葉を食べ、その後はミズナラのドングリやサクラ類・ヒカゲスゲなどの種子を食べるほか、高山に生息する個体はハイマツ・ナナカマドの種子を主に食べる。基本的には植物食であるが昆虫(ガの幼虫・アリの蛹やセミ・クワガタムシ)やクモ・カタツムリ(陸貝)など無脊椎動物やシジュウカラの卵・シマエナガの雛鳥など動物質の食物も機会があれば好んで食べ、特に子育て中の母リスは子供の成長期には動物質の食物を積極的に食べる。木・草の種子は季節ごとに異なる種が異なる場所に存在するため、エゾシマリスは食物を求めて300メートル以上にわたり遠出する場合もある。秋の行動圏はメスが3,900㎡・オスが6,800㎡である。 本種は食物を発見すると普通はその場で食べず口の中の頬袋に詰め込み、安全な場所に運んでから食べたり、地面に深さ2センチメートルの穴を掘って埋めたりする。後者の行為を「分散貯蔵」と呼び、活動期間中はどの月でも行われるが、特に冬眠前の10月に最も盛んに行われる。冬眠前に分散貯蔵しておいた食物は冬眠明け直後の4月 - 5月上旬(新芽が芽生える前)に食物の半分を占める重要な餌となるが、そのまま食べられず放置されたドングリは春に芽生える。また個体ごとに分散貯蔵する場所は決まっていないため、別の個体が埋めて貯蔵した餌を掘り出して食べたり再び貯蔵したりする場合があるほか、冬眠前に分散貯蔵しておいた食物が冬眠中にエゾリス・ネズミ類に食べられる場合もある。 分散貯蔵以外にも冬眠用の巣穴内部に食物を貯蔵する「巣内貯蔵」も行うが、分散貯蔵・巣内貯蔵とも腐りやすい果実・動物質は避け、もっぱら種子のみを貯蔵する。
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摂食行動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 09:27 UTC 版)
視床下部外側野を破壊すると動物は餌を摂らなくなり、刺激するとさらに摂る現象が確認されている。視床下部外側野は摂食行動を促進するので摂食中枢(英: feeding center、独: Appetitzentrum)と呼ばれる。 一方、視床下部腹内側野を破壊すると動物は餌をさらに摂り、刺激すると摂らなくなる。視床下部腹内側野は摂食行動を抑制するので満腹中枢(英: satiety center)と呼ばれる。 摂食行動に対し、摂食中枢、満腹中枢は拮抗的に働く神経性調節を行い、いずれの中枢にもグルコース、遊離脂肪酸、インスリンなどに感受性を示す神経細胞が存在する。
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