形状・奏法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/07/27 01:25 UTC 版)
10~12インチの胴にナイロン製のヘッドを張り、高めにチューニングした両面太鼓。かつてヘッドの材質は山羊皮が張られていたため、今とは違い低めのチューニングでテンポもやや遅かった。しかし1978年にナイロン製のヘッドに変わったことでチューニングも高くなり、テンポが速くなった。 片手でバケッタ(バケタとも)と呼ばれるヘピーキ専用のスティックで打面を叩き、もう一方の手は平手でリムにかかるようにアクセントをつけて打面を叩き、16分音符の4連符を演奏するのが一般的である。ブラジルでは長さ30cmほど、直径2~3cmの太い木製のバケッタが多く使われる。 冒頭で述べているように、本来この楽器を総称した正しい名称はヘピーキである。日本ではこの楽器を総じてヘピニキと呼称するが、これは誤りで正しくない。また日本では楽器のサイズもほぼ統一されたものを使用し、ドラムスティックで叩く場合も多いが、ブラジルでは異なる。 ヘピーキとヘピニキはどちらも同じ楽器であるが、その名称の違いはエスコーラ・ジ・サンバやブロコにおけるバテリアと呼ばれる打楽器隊の編成のパートとサイズで異なる。打楽器隊が演奏する際のスタートや途中でいったん全体の演奏をストップさせるブレッキ(ブレーキの意)、またパラジーニャと呼ばれるコール・アンド・レスポンスの際に、合図的な役割を果たすパートをヘピニキと呼び、ヘピーキより大きめのサイズで、30cm、直径2~3cmのヘピニキ専用のバケッタがブラジルで一般的に使われる。ヘピーキはそれ以外の全体演奏とシンクロして演奏するため、ブレッキやパラジーニャでは演奏しない。またカイシャでも使われる長さ40cm、直径1.5cmの木製のバケッタが使われる。 ヘピーキの仲間としては、片面だけヘッドを張った打面をバケッタを使わずに平手で叩くヘピーキ・ジ・マゥン(Repique de mão、マゥンは手の意)、両面にヘッドが張られて打面を平手で叩き、胴を指につけた指輪で叩いて音を出すヘピーキ・ジ・アネゥ(Repique de Anel、アネゥは指輪の意)がある。なおこれらはパレード、カーニバルなどの大人数編成ではなく、パゴーヂなどの少人数編成のサンバ演奏で演奏される。
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形状・奏法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/01/28 14:42 UTC 版)
タンバリンやパンデイロよりも肉厚なジングルが10個程度並んでおり、それを振ってジングルのみの音を出す。 また、日本では現時点製造されておらず、入手は困難であるが、自作するのは簡単である。
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形状・奏法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/05/05 01:10 UTC 版)
パンデイロのジングルとガンザが合体した楽器。振って音を出す。 名前の由来は、ガンザ(ギャンザ)+パンデイロ(パンデーロ)=ガンジイロ(ギャンジーロ)と思われる。
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形状・奏法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/11 03:58 UTC 版)
タンバリンのジングルとシェイカーが合体した楽器。振って音を出す。 名前の由来は、シェイカー(シェーカー)+タンバリン=シェイカリン(シェーカリン) と思われる。
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形状・奏法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/22 13:39 UTC 版)
上下両面にナイロン製のヘッドを張り、響き線が取り付けてある。一般的には12〜14インチ程度の大きさである。一般的なスネアドラムよりも太い音色である。日本ではドラムスティックを使って叩く場合が多いが、ブラジルではカイシャ専用のバケッタ(バケタとも)を使って演奏する。 カイシャはもともとサンバの楽器ではなかった。カイシャがサンバに取り入れられた背景には二つの流れがある。一つは警察官や消防士、また軍隊などの人々が、楽隊で使っていたスネアドラムを借りてきてエスコーラ・ジ・サンバに持ち込んで使ったことである。このスネアドラムは頑丈であったが非常に高価だったので、購入することが出来ず楽隊から借りていたが、ずっと借りたままにもできなかった。 もう一つは、同じ頃にブラジル北東部からリオやサンパウロなどの都市部へ出稼ぎで来ていた人々が作った楽器である。北東部にはバンダ・ジ・ピファーノスやマラカトゥという地域特有の音楽で使われていたカイシャ・ジ・ペリカ(Caixa de Pelica, ペリカは皮の意)があった。北東部の人々は休日にはエスコーラ・ジ・サンバに参加していたが、楽器がなかったので簡単な材料を集めてきて出身地の楽器であるカイシャ・ジ・ペリカと似た楽器を製作して演奏した。しかし北東部の人たちが作ったカイシャは、粗悪な材質だったのですぐに壊れるという欠点があった。これを知った楽器製造者が、それぞれ2つの似た楽器を製造して安価で販売したことから、エスコーラ・ジ・サンバで広く使われることになった。 間もなくして、リオではスネアドラムに似たものをタロール、カイシャ・ジ・ペリカに似た楽器をカイシャ・ジ・ゲーハと呼ぶようになった。またカイシャ・ジ・ペリカが北東部の音楽であるマラカトゥで使われていたことから、サンパウロではマラカシェッタと呼ばれるようになったといわれる。当初は両面とも革ヘッドを張っていたが、1978年にスルド以外の打楽器であるタンボリンやヘピーキと同じくナイロン製のヘッドに張り変えられた。 一般的には、タラバルチで肩から吊るして打面を斜めに構え、長さ40cmで直径1.5cmの両端がややすぼまったカイシャ専用のバケッタで叩く。しかし時として、左肩に担いで叩くという変則的なスタイルもある。この場合は右手はカイシャ専用のバケッタ、左手はカイシャを支えながら叩くために、20〜30cmほどのやや短めのバケッタで添える程度に叩く。ちなみにこの変則的なスタイルは、警察に手配された容疑者が、年に一度のカルナヴァルには参加したいが捕まりたくないので、顔を隠しながらパレードで叩くために生まれたスタイルだといわれる。
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形状・奏法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/13 08:03 UTC 版)
6インチ(直径15〜16cm)ほどの円形の小型の片面太鼓で、片手でタンボリンを持ち、もう一方の手でバケッタ(Baqueta)と呼ばれるスティックで演奏する。枠の材質は木胴、スチール、アルミなどがある。かつては六角形の木胴枠や8インチほどの大きさのものなどもあった。表面に張られるヘッド(打面)には、豚や山羊の革ヘッド、あるいはナイロン製のプラスティック・ヘッド(多くはプラヘッドと略称される)がある。 タンボリン専用のバケッタは20cm前後の木製で、これが基本的なバケッタとされる。ホーダ・ジ・サンバあるいはパゴーヂなどの少人数編成のサンバ演奏では、このタンボリン専用バケッタが使われる。あるいはドラムスティックが代用される場合もある。この場合は、テレコ・テコ(Teleco-Teco)という独特なシンコペーションのリズムを基本演奏とする。このテレコ・テコは当初はマッチ箱を楽器として叩く音を擬音化したものであるが、それがタンボリンに応用されて基本的なリズムとなり、更にボサノヴァにおけるギター奏法にも応用された。 またリオのカーニバルに代表される大人数編成のサンバ演奏においては音量が必要とされるために、ナイロン製や、しなりのあるジュラコン樹脂などの各種プラスティック製で、30cm前後で3~4本に枝分かれ状になったバケッタが使われるようになった。この場合は、テレコ・テコに加え、タンボリンを半回転させて16分音符の4連符を演奏するカヘテイロ(Carreteiro)あるいはヴィラード(Virado)、3連符を連打するスビーダ(Subida)という奏法があり、大人数編成のサンバでは、このテレコ・テコ、カヘテイロ、スビーダの3つの基本リズムを中心として、他に様々なリズムを組み合わせて演奏する。
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形状・奏法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/29 13:57 UTC 版)
元は瓢箪や竹製だったが、最近はメタル胴にばねを張って、それをメタル棒などで擦って音を出すものが多い。スプリングを押さえたり離したりして演奏する。 この項目は、楽器に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(ポータル 音楽/プロジェクト:楽器)。 この項目は、ブラジルに関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(ウィキプロジェクト 国)。
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形状・奏法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 05:27 UTC 版)
スネアドラム程度の大きさ。肩にかけて演奏する。利き手でマレットを使い、他方の手でスティックを使うことが多い。
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形状・奏法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 05:27 UTC 版)
タンバリン程度の大きさのドラムの両面にヘッドが張ってあり、中には鉄粒や豆、石などを入れる。それを傾けたり、揺らしたり、振ったりすることで音を出すが、手で叩いたり、マレットで叩いたりすることもある。
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