形状・性質
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/16 04:17 UTC 版)
『中つ国歴史地図』の作者カレン・ウィン・フォンスタッドによると、滅びの山は明らかに灰と溶岩が交互に重なった層でできた複合火山または成層火山であるとのことである。山の高さはまとまりの無い肩部(基体部分)が3000フィート、そしてその基体部分の半分の高さ(1500フィート)の火山錐がその上に聳え立っていた。つまりオロドルインは高さ4500フィート(約1400m)に及ぶことが分かる。フォンスタッドに言わせると4500フィートの火山は非常に高いとはいえないらしい。しかし平原にそびえ立つ孤峰であるためか、実際よりも高く見える。サウロンは度々この火山を妖術や鍛造のために利用していたようで、この山の東方向にあるバラド=ドゥーアとオロドルインは、山を取り巻くように築かれたサウロンの道路で結ばれていた。またこの山から流れる溶岩流の一部は巨大な溝を通してバラド=ドゥーアまで流れ込み、かの大要塞に火を巡らせており、また地下深くにある広大な溶鉱炉の火としても使われている。オロドルインはとても噴火しやすく、フォンスタッドの推測ではその噴火はブルカノ式であったとされている。しかし原作者のトールキンは滅びの山はストロンボリ式を想定していたようである。
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